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年収400万で退職金なしは詰み?老後不安より先に見るべき現実ライン

2026-06-04

年収400万で退職金なしは詰み?老後不安より先に見るべき現実ライン

こんにちは、年収ずかん運営のカイです。年収400万円で退職金なしと聞くと、「このままで老後は大丈夫なのかな」「退職金がない会社に残っていいのかな」と、かなり不安になりますよね。私も企業データを整理していると、退職金は金額だけでなく、制度の有無、勤続年数、退職理由、給与水準までセットで見ないと判断しにくいテーマだなと感じます。

この記事では、退職金制度がない会社はどれくらい珍しいのか、年収400万円と退職金あり・なしをどう比べるのか、年収300万円で退職金なしの場合は何を優先して見るべきかまで、公開情報をもとに整理します。個別の税務・投資・転職判断を断定するものではありませんが、「何から確認すればいいか」はかなり見えやすくなるはずです。

この記事のポイント
✅ 年収400万で退職金なしでも、即アウトとは限らない
✅ 退職金は法律で必ず支給される制度ではない
✅ 比較するなら退職金だけでなく総収入・福利厚生・企業型DCも見る
✅ 老後不安は就業規則、年金見込み、積立余力の順で整理する

年収400万で退職金なしの不安を数字でほどく現実ライン

年収400万で退職金なしの不安を数字でほどく現実ライン
  1. 年収400万で退職金なしでも、すぐに詰みではなく総収入の見方が大事です
  2. 退職金制度は義務ではないため、会社によって差が出ます
  3. 退職金なしの会社は少数派ではありますが、珍しすぎる条件ではありません
  4. 年収400万で退職金ありの求人は多い一方、条件の中身は会社ごとに違います
  5. 勤続年数20年でも退職金は会社規程と退職理由で大きく変わります
  6. 退職金なしでも給与・賞与・企業型DCまで含めて比較する必要があります

年収400万で退職金なしでも、すぐに詰みではなく総収入の見方が大事です

年収400万で退職金なしでも、すぐに詰みではなく総収入の見方が大事です

年収400万円で退職金なしだと、最初に浮かぶのは「老後資金が足りないのでは」という不安かなと思います。これは自然な感覚です。退職金はまとまった金額として語られることが多いので、ないと一気に不利に見えますよね。

ただ、退職金なし=その会社が必ず悪いとは言い切れません。理由はシンプルで、退職金を後で払う代わりに、毎月の給与や賞与、企業型確定拠出年金、手当などへ回している会社もあるからです。もちろん、本当に制度が薄いだけの会社もあります。ここを分けて見るのが大事です。

たとえば、年収400万円で20年働くと、単純計算では給与収入は8,000万円です。退職金がない場合でも、同じ仕事で年収450万円の会社なら20年で9,000万円。差は1,000万円になります。退職金だけを見ると不安でも、年収差が長期間続くと退職金相当になることがあります。

🧮 年収差と20年の総収入イメージ

条件 20年の給与収入 退職金 合計イメージ
年収400万円・退職金なし 8,000万円 0円 8,000万円
年収400万円・退職金1,000万円 8,000万円 1,000万円 9,000万円
年収450万円・退職金なし 9,000万円 0円 9,000万円
年収500万円・退職金なし 1億円 0円 1億円

もちろん、これは税金、社会保険料、転職空白期間、昇給、賞与の変動を除いたざっくり比較です。なので、この表だけで「退職金なしでも問題ない」とは言えません。ただ、退職金だけを切り出して不安になるより、働いている期間全体でいくら受け取る設計なのかを見たほうが現実に近いです。

まず見るべきは、退職金の有無ではなく、あなたの会社がどんな形で報酬を設計しているかです。月給が低くて退職金もないのか、退職金はないけれど給与や賞与が厚いのか。この差はかなり大きいですよ。


退職金制度は義務ではないため、会社によって差が出ます

退職金制度は義務ではないため、会社によって差が出ます

退職金について一番押さえておきたいのは、退職金制度は会社に必ず義務づけられた制度ではない、という点です。ここ、かなり重要です。給料のように「働いたら必ず発生するもの」と同じ感覚で見ると、少しズレます。

厚生労働省の就労条件総合調査でも、退職給付制度がある企業とない企業が分かれています。制度がある場合も、退職一時金、企業年金、企業型DC、退職金共済など、形はさまざまです。

退職給付(一時金・年金)制度がある企業割合は74.9%
引用元: https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/jikan/syurou/23/index.html

つまり、退職金なしの会社は存在します。そして、制度がある会社でも「勤続3年以上」「自己都合退職は減額」「役職やポイントで計算」など、条件が細かく分かれます。名前だけで安心するのは少し危ないです。

📌 退職金制度でよく見る違い

見る項目 確認したいこと
制度の有無 退職金制度そのものがあるか
支給条件 勤続何年以上で対象になるか
退職理由 自己都合と会社都合で差があるか
計算方法 基本給連動、ポイント制、定額制など
支給方法 一時金、年金、企業型DCなど
支給時期 退職後いつ支払われるか

ここで大事なのは、求人票や会社説明だけで終わらせないことです。最終的には、就業規則や退職金規程にどう書かれているかが判断材料になります。会社によっては、制度名はあっても実際の金額が小さいケースもあります。

逆に、退職金制度はないけれど、企業型確定拠出年金や前払い退職金のような仕組みを入れている会社もあります。名前が違うだけで、将来資金に関係する制度がある場合もあるので、「退職金なし」の一言で終わらせないのがコツです。


退職金なしの会社は少数派ではありますが、珍しすぎる条件ではありません

退職金なしの会社は少数派ではありますが、珍しすぎる条件ではありません

退職金なしと聞くと、「かなり悪い会社なのでは」と感じるかもしれません。たしかに、退職給付制度がある企業は全体の約4分の3なので、制度ありの会社のほうが多いです。ただ、制度なしも約4分の1あります。珍しすぎる条件ではありません。

企業規模別に見ると、大きい会社ほど退職金制度の導入割合が高く、小さい会社ほど低くなる傾向があります。これは退職金の原資を長期的に準備する必要があるため、会社の資金力や制度運用の余力が影響しやすいからです。

🏢 企業規模別の退職給付制度あり割合

企業規模 退職給付制度ありの割合
1,000人以上 90.1%
300〜999人 88.8%
100〜299人 84.7%
30〜99人 70.1%

出典: 厚生労働省 令和5年就労条件総合調査
https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/jikan/syurou/23/index.html

この数字を見ると、従業員30〜99人規模では約3割が制度なしに近い状況です。なので、中小企業やスタートアップ、成果報酬型の会社では、退職金がないこと自体はあり得ます。

ただし、ここで注意したいのは、珍しくないことと、条件が良いことは別という点です。退職金なしが許容できるかどうかは、給与、昇給、賞与、福利厚生、働き方、転職市場での経験価値まで見ないと判断できません。

年収400万円で退職金なしの場合は、「退職金がないからダメ」と早く決めるより、まずは同業他社と比べて月給・賞与・手当・休日・スキルの伸び方がどうかを見たいところです。不安の正体を分解すると、判断しやすくなりますよ。


年収400万で退職金ありの求人は多い一方、条件の中身は会社ごとに違います

年収400万で退職金ありの求人は多い一方、条件の中身は会社ごとに違います

転職サイトを見ると、年収400万円以上かつ退職金制度ありの求人はかなり多く出ています。dodaの検索結果でも、年収400万円以上、待遇・福利厚生に退職金制度を含む求人が多く表示されています。

ただ、ここで気をつけたいのは、求人票の「退職金制度あり」だけでは、将来いくら受け取れるかまではわからないことです。制度ありと書かれていても、支給対象が勤続3年以上なのか、5年以上なのか、自己都合退職でどれくらい減るのかは会社によって違います。

🔎 求人票で見るべきポイント

求人票の表現 そのまま安心しない理由
退職金制度あり 金額や条件は別途規程次第
年収例400万円 全員の保証額ではないことが多い
賞与あり 何カ月分か、業績連動かが重要
企業型DCあり 会社拠出額と運用リスクを確認
福利厚生充実 住宅手当・家族手当など中身を見る

求人票の年収例は、年齢、職種、役職、残業、賞与込みで書かれていることがあります。年収400万円と見えても、固定給が低く、残業やインセンティブ込みということもあります。逆に、基本給が安定していて、賞与も制度も厚い会社もあります。

そのため、退職金なしの現職と、退職金ありの転職先を比べるなら、年収額面だけでなく、固定給・賞与・制度条件の3点セットで見るのが現実的です。特に退職金は長く勤めて初めて意味が出やすい制度なので、定着できる職場かも大事です。

年収400万円で退職金なしだから転職、という考えも自然です。でも、退職金ありに移った結果、年収が下がる、残業が増える、制度対象まで数年かかる、という場合は慎重に見たいところ。比較表を作ると、かなり冷静になれます。


勤続年数20年でも退職金は会社規程と退職理由で大きく変わります

勤続年数20年でも退職金は会社規程と退職理由で大きく変わります

「年収400万円で20年働いたら退職金はいくら?」という疑問はかなり多いです。実際、Yahoo!知恵袋にも同じような質問があります。ただ、回答としてはやっぱり「会社規程次第」に近くなります。これは冷たい答えではなく、制度上そうなるんです。

公開データを見ると、勤続年数が長いほど退職金は増える傾向があります。ただし、会社都合退職か自己都合退職か、大企業か中小企業か、総合職か一般職かでも大きく変わります。

📊 勤続年数別の退職金イメージ

勤続年数 大企業・大学卒・自己都合の目安 中小企業・大学卒・自己都合の目安
3年 34万円前後 24万円前後
5年 63万円前後 47万円前後
10年 183万円前後 112万円前後
20年 762万円前後 343万円前後
30年 1,772万円前後 654万円前後

出典: 三井住友銀行の退職金相場整理、中央労働委員会・東京都データ参照
https://www.smbc.co.jp/kojin/money-viva/taisyokukin/0004/

ここで見たいのは、年収400万円かどうかより、会社の退職金計算式が何に連動しているかです。基本給に連動する会社もあれば、勤続年数・等級・ポイントで決まる会社もあります。年収が同じでも、退職金はまったく違うことがあります。

自己都合退職の場合、会社都合や定年より支給額が少なくなる制度もよくあります。転職で辞める場合は自己都合扱いになることが多いため、「20年勤めたから大きくもらえるはず」とは言い切れません。

なので、年収400万円で退職金なしの会社にいる場合も、退職金ありの会社にいる場合も、まずは規程確認です。退職金制度は、雰囲気で判断するとズレやすいですよ。


退職金なしでも給与・賞与・企業型DCまで含めて比較する必要があります

退職金なしでも給与・賞与・企業型DCまで含めて比較する必要があります

退職金なしの会社を見るときは、給与・賞与・企業型DC・手当をまとめて見たいところです。退職金は大事ですが、報酬設計の一部です。全体像を見ないと、損得の印象がブレます。

たとえば企業型確定拠出年金、いわゆる企業型DCを導入している会社では、会社が掛金を出し、従業員が運用する形になります。将来受け取る金額は運用結果で変わるため、退職一時金のように金額があらかじめ決まっている制度とは違います。

🧩 報酬制度の見比べマトリクス

項目 退職金あり会社 退職金なし会社で確認したい代替
将来の一時金 退職一時金 前払い退職金、企業型DC
老後資金 企業年金、DB、DC iDeCo、NISA、貯蓄
毎月の収入 月給 月給が高めか
年間収入 賞与込み年収 賞与・インセンティブの安定性
福利厚生 住宅手当、退職金共済など 手当、休暇、資格補助など

退職金がない代わりに、年収が高い、賞与が厚い、資格取得支援がある、残業が少ない、スキルが伸びるという会社もあります。一方で、退職金もなく、月給も低く、昇給も弱い場合は、将来設計の面で注意が必要です。

この比較では、単年の年収だけでなく、5年、10年、20年で見ます。年収が50万円違えば10年で500万円、20年で1,000万円です。退職金の有無に近い差が出ることもあります。

退職金なしを見たときは、すぐ不安になる前に、「その分はどこに乗っているのか」を確認してみてください。どこにも乗っていないなら、転職や収入アップの検討材料になります。

年収400万で退職金なしから老後不安を小さくする確認手順

年収400万で退職金なしから老後不安を小さくする確認手順
  1. まず就業規則・退職金規程・給与明細を見ることが出発点です
  2. 年収300万で退職金なしの場合は、固定費と積立余力を先に整えることが大事です
  3. 退職金なしでも老後資金は公的年金・貯蓄・働き方の3点で見ます
  4. NISAやiDeCoは候補になりますが、個別判断はリスク確認が先です
  5. 転職を考えるなら年収アップだけでなく制度・休日・定着率も見るべきです
  6. 税金は退職所得控除の仕組みだけ押さえ、個別計算は専門窓口で確認します
  7. 総括:年収400万 退職金なしのまとめ

まず就業規則・退職金規程・給与明細を見ることが出発点です

まず就業規則・退職金規程・給与明細を見ることが出発点です

年収400万円で退職金なしが不安になったら、最初にやることは情報の確認です。いきなり転職サイトを見るより、まず自分の会社の制度を見たほうが早いです。ここを飛ばすと、不安だけが大きくなります。

確認する順番は、就業規則、退職金規程、給与明細、人事・総務への確認です。会社によっては就業規則に退職金の有無だけ書いてあり、細かい計算式は別の退職金規程に分かれていることがあります。

📝 退職金なし不安の確認チェック

確認先 見るポイント
就業規則 退職金制度の有無
退職金規程 支給条件、計算式、減額条件
給与明細 企業年金掛金、退職金掛金、DC関連
人事・総務 規程の読み方、対象条件
求人票・雇用契約書 入社時に説明された条件

給与明細も意外と大事です。企業年金掛金、確定給付掛金、確定拠出年金関連の項目がある場合、退職金そのものではなくても将来資金に関係する制度が動いている可能性があります。

もし就業規則に退職金制度がないと明記されているなら、その会社では基本的に退職金は期待しにくいです。ただし、前払い退職金や企業型DCが別にある場合もあるので、給与明細と福利厚生資料もセットで見たいところです。

不安のまま悩むより、まず紙で確認。これだけで、「本当に退職金なしなのか」「別制度があるのか」「転職比較が必要なのか」がかなり整理できます。


年収300万で退職金なしの場合は、固定費と積立余力を先に整えることが大事です

年収300万で退職金なしの場合は、固定費と積立余力を先に整えることが大事です

関連して、「年収300万で退職金なしの場合、どうすれば良いですか?」という不安もあります。年収400万円より手取りに余裕が出にくいため、退職金なしの重さを感じやすいですよね。

この場合、いきなり投資や転職だけに答えを寄せるより、まずは固定費と積立余力の確認が先です。収入が限られるほど、毎月の固定費が家計に与える影響は大きくなります。

💡 年収300万円・退職金なしで先に見る項目

優先度 見る項目 理由
家賃・住宅費 固定費の中で大きい
通信費・保険料 見直し余地が出やすい
毎月の黒字額 積立できる上限がわかる
昇給可能性 長期の総収入に直結
副業・資格手当 入金力を上げる候補
転職市場価値 年収改善の現実度を見る

年収300万円で退職金なしの場合、「老後資金を大きく作らなきゃ」と焦るより、まず毎月5,000円でも1万円でも黒字を残せる状態を作るほうが現実的です。無理な積立は続きにくいですし、途中で生活が苦しくなると逆効果です。

もちろん、収入アップの選択肢も大事です。資格手当、職種変更、転職、副業などは候補になります。ただし、どれが合うかは職歴や生活状況で変わります。ここは断定せず、現実に続けられるものから見たいですね。

年収300万円でも年収400万円でも、退職金なしの不安は「毎月いくら残せるか」にかなり左右されます。退職金がないぶん、毎月の小さな余力をどう作るかが土台になります。


退職金なしでも老後資金は公的年金・貯蓄・働き方の3点で見ます

退職金なしでも老後資金は公的年金・貯蓄・働き方の3点で見ます

退職金なしの老後不安は、退職金だけで埋めようとするとしんどいです。老後資金は、公的年金、貯蓄・運用、働き方の3点で見るほうが現実的です。

まず公的年金です。これは老後収入の土台になります。年金額は収入や加入期間によって変わるため、ねんきん定期便やねんきんネットで見込み額を確認するのが出発点です。ここを見ないまま「老後2,000万円」だけで考えると、不安が大きくなりやすいです。

📍 老後資金を分けて見る表

見る柱 確認すること
公的年金 ねんきん定期便、ねんきんネット
貯蓄 現金預金、生活防衛資金
資産形成 NISA、iDeCoなどの制度候補
働き方 何歳まで働けそうか、職種の持続性
支出 住居費、医療費、生活費の見込み

次に貯蓄です。退職金がない場合、急な失業や病気、引っ越しなどに備える現金の重要度は高くなります。投資より先に、生活防衛資金をどれくらい持つかを考えたいところです。

そして働き方です。退職金がない場合でも、65歳以降に少し働く、スキルを活かして収入を作る、支出を落とすなどで必要な貯蓄額は変わります。ただし、健康や家庭事情もあるので、「働けば大丈夫」と軽く断定するのは避けたいです。

退職金なしの不安は、1つの答えで消えるものではありません。でも、公的年金、貯蓄、働き方に分けると、今できることが見えてきます。いきなり大きな金額を見ず、順番に確認していきましょう。


NISAやiDeCoは候補になりますが、個別判断はリスク確認が先です

NISAやiDeCoは候補になりますが、個別判断はリスク確認が先です

退職金なしの対策として、NISAやiDeCoはよく候補に出ます。税制優遇がある制度なので、老後資金づくりの選択肢として名前が出やすいです。ただし、ここは金融判断になるので、誰にでも同じ答えはありません。

NISAは運用益が非課税になる制度です。比較的自由に引き出しやすい一方、元本保証ではありません。iDeCoは老後資金づくりに向いた制度ですが、原則として受け取り時期に制限があります。途中で自由に引き出しにくい点は必ず見たいところです。

💰 NISAとiDeCoのざっくり比較

制度 特徴 注意点
NISA 運用益が非課税 元本割れリスクがある
iDeCo 掛金が所得控除の対象になり得る 原則長期で資金拘束される
預金 元本が守られやすい インフレには弱い可能性
個人年金保険 保険機能と貯蓄性 中途解約で不利になる場合
企業型DC 会社制度として積み立て 運用結果で受取額が変わる

年収400万円で退職金なしの場合、積立できる金額には限りがあります。無理に満額を目指すより、生活費、緊急資金、近い将来の支出を見て、余力の範囲で考えるほうが続きやすいです。

特にiDeCoは税制メリットが語られやすいですが、資金拘束があります。住宅購入、転職、出産、介護、独立など、近い将来にまとまった支出がある人は、慎重に考えたい制度です。

この記事では個別の商品や運用方法はすすめません。見るべきは、制度のメリットだけでなく、引き出しやすさ・リスク・家計への負担です。必要なら金融機関や専門家に確認してください。


転職を考えるなら年収アップだけでなく制度・休日・定着率も見るべきです

転職を考えるなら年収アップだけでなく制度・休日・定着率も見るべきです

年収400万円で退職金なしだと、転職を考えるのは自然です。ただ、転職先を選ぶときに年収だけを見ると、別の不満が出ることがあります。退職金ありでも、残業が多い、休日が少ない、定着しにくい職場なら、長く働く前提が崩れます。

退職金は長期勤続で意味が出やすい制度です。つまり、制度があっても短期間で辞めるなら、期待したほど受け取れないことがあります。だからこそ、退職金ありの会社を見るなら、定着できるかどうかも大事です。

🧭 転職比較で見るべき項目

比較項目 見る理由
年収 現職との差が総収入に直結
基本給 賞与・退職金計算の土台になる場合
賞与 業績連動か固定に近いか
退職金制度 支給条件と計算式を確認
休日・残業 長く働けるかに影響
昇給制度 5年後、10年後の年収に影響
職種経験 次の転職市場価値につながるか

年収400万円から年収450万円に上がるだけでも、10年で500万円の差です。退職金制度がない現職でも、転職先で年収が大きく上がるなら、総収入では改善する可能性があります。

一方で、年収が少し上がっても、退職金制度の対象が勤続5年以上、賞与が不安定、残業が多いとなると、思ったほどメリットがないかもしれません。求人票の見た目より、条件の中身が大事です。

転職は人生に関わる判断なので、「退職金なしだからすぐ辞める」とは言い切れません。ただ、退職金なしに加えて、昇給なし、スキルが伸びない、働き方が厳しい、という条件が重なるなら、比較を始める価値はあります。


税金は退職所得控除の仕組みだけ押さえ、個別計算は専門窓口で確認します

税金は退職所得控除の仕組みだけ押さえ、個別計算は専門窓口で確認します

退職金の話では税金も気になりますよね。ここは複雑なので、細かい個別計算は税務署や税理士など専門窓口で確認するのが安心です。ただ、基本の考え方だけは知っておくと、退職金あり・なしの比較がしやすくなります。

退職金を一時金で受け取る場合、退職所得控除という仕組みがあります。勤続年数に応じて控除額が決まり、控除後の金額の一部が課税対象になります。給与とは別の扱いになるため、退職金は税制面で優遇されやすいと説明されることが多いです。

🧾 退職所得控除の基本式

勤続年数 退職所得控除額
20年以下 40万円 × 勤続年数
20年超 800万円 + 70万円 ×(勤続年数 − 20年)

出典: 国税庁 No.1420 退職金を受け取ったとき
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1420.htm

たとえば勤続20年なら、控除額は800万円です。退職金がこの範囲内に収まる場合、税負担はかなり抑えられる可能性があります。ただし、短期退職手当、役員退職金、過去に退職金を受け取ったケースなどでは扱いが変わることがあります。

退職金なしの場合、この税制優遇を使う場面が少なくなる可能性があります。だから、退職金ありの会社は、単に金額だけでなく税制上の扱いも含めて有利に見えることがあります。

とはいえ、税金は個別事情で変わります。この記事では制度の入口だけにとどめます。実際の退職時期、金額、申告書、確定申告の必要性は、必ず最新情報と専門窓口で確認してください。


総括:年収400万 退職金なしのまとめ

総括:年収400万 退職金なしのまとめ

最後に記事のポイントをまとめます。

  1. 年収400万で退職金なしでも、即アウトとは限らない。
  2. 退職金制度は法律で必ず導入されるものではない。
  3. 退職給付制度ありの企業は多いが、制度なし企業も一定数ある。
  4. 退職金なしの評価は、給与・賞与・手当・企業型DCとセットで見るべきである。
  5. 年収400万円でも、年収差が長く続けば退職金相当の差になることがある。
  6. 求人票の「退職金制度あり」だけでは、実際の支給額は判断できない。
  7. 勤続20年でも、会社規程・退職理由・等級で退職金は大きく変わる。
  8. 最初に見るべき資料は、就業規則・退職金規程・給与明細である。
  9. 年収300万で退職金なしの場合は、固定費と毎月の黒字額の確認が先である。
  10. 老後資金は、公的年金・貯蓄・働き方の3点で整理するのが現実的である。
  11. NISAやiDeCoは候補だが、元本割れや資金拘束などのリスク確認が必要である。
  12. 転職では年収だけでなく、休日・残業・昇給・定着しやすさも見るべきである。
  13. 退職金の税金は退職所得控除が基本だが、個別計算は専門窓口で確認すべきである。

調査にあたり一部参考にさせて頂いたサイト

次の一歩

気になる会社が見つかったら、求人もチェック

年収ずかんで会社の数字を見たあとは、実際の求人や条件を転職サービスで確認すると判断しやすくなります。下記はパートナー (アフィリエイト) リンクです。

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