上場企業
株式市場で株を売買できる会社。
証券取引所で株式が売買されている会社です。決算書や有価証券報告書など、多くの情報を公開する義務があります。
見るポイント: 情報量が多いので、就活では年収・勤続年数・業績・リスクを比較しやすいのが特徴です。
GLOSSARY
有価証券報告書や決算短信に出てくる言葉を、新卒就活生でも読み切れるように整理しました。 会社ページの数字を見て「つまり何?」となったときの辞書として使えます。
掲載用語
123語
カテゴリ
8分類
対象
新卒・転職の会社研究
企業ページや決算書で特によく出る言葉です。ここだけ先に見ると、会社データの読みやすさが一気に上がります。
22 TERMS
決算書や企業ページを読む前に知っておきたい、会社データの土台になる言葉。
株式市場で株を売買できる会社。
証券取引所で株式が売買されている会社です。決算書や有価証券報告書など、多くの情報を公開する義務があります。
見るポイント: 情報量が多いので、就活では年収・勤続年数・業績・リスクを比較しやすいのが特徴です。
会社の成績表をまとめること。
会社が一定期間の売上、利益、資産、借金などを集計して発表することです。多くの会社は3か月ごと、1年ごとに決算を出します。
見るポイント: 就活では「売上が伸びているか」「利益が残っているか」「赤字が続いていないか」を見る入口になります。
会社のお金の状態をまとめた表。
損益計算書、貸借対照表、キャッシュフロー計算書などの総称です。会社のもうけ方、持っている資産、借金、お金の流れがわかります。
見るポイント: 全部を読む必要はありません。まずは売上、営業利益、純利益、自己資本比率、営業キャッシュフローを見るだけでも十分です。
決算の速報版。
上場企業が決算後に早めに出す、業績の要約資料です。売上、利益、来期予想などがコンパクトにまとまっています。
見るポイント: 最新の業績をざっくり見るなら決算短信、詳しく見るなら有価証券報告書という使い分けができます。
上場企業の詳しい年次レポート。
事業内容、業績、従業員データ、役員報酬、リスクなどがまとまった公的な開示資料です。年収ずかんの主なデータ元です。
見るポイント: 就活では平均年収、平均勤続年数、女性管理職比率、男性育休取得率、事業等のリスクが特に使いやすいです。
有価証券報告書を見られる国のデータベース。
金融庁が運営する開示書類の検索サービスです。上場企業の有価証券報告書や四半期報告書などを確認できます。
見るポイント: 年収ずかんでは、EDINETの公開情報をもとに会社データを整理しています。
上場企業につけられた番号。
株式市場で会社を識別するための番号です。日本では4桁の数字がよく使われます。
例: トヨタ自動車は7203、ソニーグループは6758。
EDINET上で会社を識別する番号。
有価証券報告書などの提出者を識別するためのコードです。証券コードとは別物です。
見るポイント: 同じ会社をデータ上で追いかけるときに使います。普段の就活では覚えなくても大丈夫です。
会社が成績を区切る1年間。
会社が売上や利益を集計する期間です。日本企業は4月から翌3月までを1年とする3月決算が多いですが、会社によって異なります。
見るポイント: 同じ「2026年」でも、会社によって対象期間が違うことがあります。
1年を4つに分けた3か月単位。
第1四半期、第2四半期、第3四半期、通期のように、会社の進み具合を3か月ごとに見る区切りです。
見るポイント: 短期的な変化を見るのに便利ですが、季節性が強い会社では1四半期だけで判断しない方が安全です。
1年間まるごとの業績。
1会計年度全体の売上や利益を指します。会社の実力を見るときは、四半期より通期の方が安定して判断しやすいです。
会社自身が出す「来期はこれくらいになりそう」という見込み。
会社が発表する将来の売上や利益の予想です。実績ではなく予想なので、景気や為替、原材料価格などで変わることがあります。
見るポイント: 予想が強い会社は成長期待がありますが、毎年大きく外していないかも見ると安心です。
親会社と子会社をまとめた数字。
グループ全体の売上や利益を合算した数字です。大企業では単体より連結の方が実態に近いことが多いです。
見るポイント: 就活で会社の規模を見るときは、基本的に連結の売上・従業員数を見ます。
親会社1社だけの数字。
グループ全体ではなく、提出会社単独の売上や従業員数です。子会社が多い会社では連結と大きく差が出ます。
見るポイント: 応募先が親会社本体なのか、子会社なのかを考えるときに役立ちます。
親会社に支配されているグループ会社。
親会社が議決権の多くを持つなど、経営をコントロールしている会社です。連結決算では子会社の数字も含まれます。
強い影響はあるが、完全には支配していない会社。
出資や人事などで影響力はあるものの、子会社ほど強く支配していない会社です。
見るポイント: 事業の広がりを見る材料になりますが、就活では子会社との違いをざっくり理解しておけば十分です。
事業ごとの区切り。
会社が複数の事業をしているときに、事業別・地域別などで売上や利益を分けたものです。
見るポイント: 入社したい事業が伸びているか、もうかっているかを見るときに便利です。
例: 自動車事業、金融事業、海外事業、国内事業など。
去年の同じ時期と比べた増減。
今年の数字を、前年の同じ期間と比べる表現です。季節による売上の偏りをならして比較しやすくなります。
「売上高が前年同期比10%増」は、去年の同じ期間より売上が10%増えたという意味です。
売上が増えること。
前の年や前の期間と比べて、売上高が増えた状態です。会社の商品やサービスがより多く売れた可能性があります。
売上が減ること。
前の年や前の期間と比べて、売上高が減った状態です。需要の減少、販売価格の低下、事業売却など理由はさまざまです。
見るポイント: 減収でも利益が増えている会社は、採算のよい事業に絞っている可能性があります。
利益が増えること。
前の年や前の期間と比べて、営業利益や純利益が増えた状態です。売上増だけでなく、コスト削減でも増益になります。
利益が減ること。
前の年や前の期間と比べて、利益が減った状態です。原材料高、人件費増、広告投資、為替の影響などで起こります。
見るポイント: 一時的な投資で減益なのか、本業の弱さで減益なのかを分けて見ると判断しやすいです。
19 TERMS
会社がどれくらい売って、どれくらいもうけているかを見るための言葉。
商品やサービスを売って得たお金の合計。
会社が1年間に商品やサービスを販売して受け取った金額です。会社の規模感を一番ざっくり表す数字です。
見るポイント: 売上が大きいほど会社の規模は大きいですが、売上が大きくても利益が少ない会社もあります。
売るために直接かかったコスト。
商品を仕入れたり、製造したり、サービス提供に直接かかった費用です。メーカーなら材料費や工場の費用、小売なら商品の仕入れ代が中心です。
売上から直接コストを引いた、最初のもうけ。
売上高から売上原価を引いた利益です。商品やサービスそのものがどれくらい利益を生みやすいかを見る入口になります。
売上100億円、売上原価60億円なら、売上総利益は40億円です。
売上のうち、粗利として残る割合。
売上総利益を売上高で割った比率です。高いほど、商品やサービスの付加価値が高い、または仕入れ・製造コストを抑えられていると見られます。
見るポイント: ソフトウェアやブランド品は高くなりやすく、小売や卸売は低くなりやすいなど、業界差が大きいです。
売る・管理するための費用。
広告宣伝費、営業人件費、本社費用、家賃、システム費用など、商品を作る直接コスト以外の費用です。
見るポイント: 新規出店や広告投資で一時的に増えることがあります。成長投資なのか、無駄なコストなのかを見るのが大事です。
本業で残った利益。
売上から売上原価と販管費を引いた利益です。会社の本業がしっかりもうかっているかを見る代表的な数字です。
見るポイント: 就活では、売上だけでなく営業利益が安定しているかを見ると、会社の稼ぐ力をつかみやすいです。
売上100円あたり、営業利益が何円残るか。
営業利益を売上高で割った比率です。高いほど、価格競争に巻き込まれにくい、効率よく稼げている可能性があります。
見るポイント: 業界によって相場が違います。商社や小売とソフトウェア会社をそのまま比べるより、同じ業界内で見るのが基本です。
本業と、普段発生する本業以外の損益を合わせた利益。
営業利益に受取利息、支払利息、為替差損益などを加減した利益です。会社の通常の活動でどれくらい利益が出たかを見ます。
見るポイント: 営業利益より経常利益が大きく下がる会社は、借入金の利息や為替の影響を受けている可能性があります。
税金を払う前の最終利益。
法人税などを差し引く前の利益です。営業利益や経常利益に、特別利益・特別損失などを加減して計算されます。
税金などを引いたあと、最後に会社に残る利益。
営業利益、経常利益、特別損益、税金などをすべて反映した最終的な利益です。配当や内部留保のもとになります。
見るポイント: 一時的な特別利益・特別損失で大きく動くことがあるので、本業の力を見るなら営業利益も一緒に見ます。
グループ全体の利益のうち、親会社の株主に帰属する分。
連結決算でよく出てくる純利益の正式名称です。子会社に少数株主がいる場合、その人たちの持ち分を除いた利益を表します。
見るポイント: 長い言葉ですが、ざっくり「連結決算で見る純利益」と考えれば十分です。
設備や会計処理の影響をならして見た、ざっくりした稼ぐ力。
税金、利息、減価償却費などを差し引く前の利益に近い指標です。会社同士の収益力を比較するときに使われます。
見るポイント: 設備投資が大きい会社や海外企業との比較で使われます。就活では営業利益の補助として見るくらいでOKです。
持っている資産の価値を下げる会計上の損失。
工場、店舗、のれんなどの資産が、将来思ったほど稼げないと判断されたときに計上される損失です。
見るポイント: 減損が出た年だけ赤字になることがあります。一時的な整理なのか、事業の苦戦が続いているのかを見ます。
普段は起きない臨時の利益。
土地や株式の売却益など、本業とは別に一時的に発生した利益です。
見るポイント: 特別利益で純利益が増えていても、本業が強くなったとは限りません。
普段は起きない臨時の損失。
災害損失、減損損失、事業撤退損など、一時的に発生した大きな損失です。
見るポイント: 特別損失で一時的に赤字になっている会社は、翌年以降に戻る可能性もあります。
新しい商品や技術を作るための投資。
新製品、技術、サービスを開発するための費用です。製薬、電機、自動車、ITなどで重要になります。
見るポイント: 研究開発費が多い会社は、将来の成長に投資している可能性があります。短期利益だけでなく中身も見たい数字です。
買収した会社のブランド力や将来性に払った上乗せ分。
会社を買収したとき、買収先の純資産を上回って支払った金額です。期待通り稼げないと減損損失になることがあります。
見るポイント: M&Aが多い会社では、のれんが大きすぎないか、減損が出ていないかを見ると安心です。
新しく受けた注文の金額。
建設、機械、システム開発などでよく出る指標です。将来の売上につながる注文がどれくらい入ったかを表します。
見るポイント: 売上より先に動くことがあるので、先行きの強さを見る材料になります。
まだ売上になっていない注文の残り。
すでに受けた注文のうち、まだ納品や工事が終わっていない分です。将来の売上のストックに近い数字です。
見るポイント: 受注残が多い会社は、しばらく売上の見通しが立ちやすいことがあります。
18 TERMS
会社の体力、借金の重さ、倒産しにくさをざっくり見るための言葉。
会社が持っている財産の合計。
現金、売掛金、在庫、工場、土地、投資など、会社が持つ資産をすべて足したものです。
見るポイント: 銀行、不動産、製造業は総資産が大きくなりやすいです。業界差を意識して見ます。
資産から負債を引いた、会社の自己資金に近い部分。
会社の資産から借金などの負債を差し引いたものです。自己資本と近い意味で使われますが、厳密には少し違います。
返さなくてよい会社のお金。
株主から集めたお金や、過去の利益の蓄積などで構成される資本です。借金と違って返済義務がありません。
会社の資産のうち、返さなくてよいお金でまかなっている割合。
自己資本を総資産で割った比率です。高いほど借金への依存が小さく、財務的に安定していると見られます。
見るポイント: 一般に40%以上なら安心感がありますが、銀行や不動産など業界によって目安は大きく変わります。
将来返す必要があるお金や義務。
借入金、社債、買掛金、未払金など、会社が将来支払う必要があるものです。
見るポイント: 負債があること自体は悪くありません。売上や利益に対して重すぎないかを見るのが大事です。
利息を払う必要がある借金。
銀行借入、社債、リース債務など、利息が発生する負債です。金利上昇の影響を受けやすい数字です。
見るポイント: 有利子負債が大きい会社は、金利が上がると利益が圧迫されることがあります。
会社がすぐ使えるお金。
手元の現金や銀行預金です。短期的な支払い能力や、投資余力を見る材料になります。
見るポイント: 赤字でも現金が十分あればすぐには困りにくい一方、現金が少ない会社は資金繰りに注意が必要です。
会社が過去に稼いで内部にためてきた利益。
過去の純利益から配当などを差し引いて、会社の中に残っているお金の蓄積です。
見るポイント: 長く黒字を積み上げている会社は利益剰余金が厚くなりやすいです。
1年以内に現金化しやすい資産。
現金、売掛金、棚卸資産など、比較的短期間で現金化される資産です。
長く使う資産。
工場、店舗、土地、機械、ソフトウェア、投資有価証券など、長期間使う資産です。
見るポイント: 固定資産が大きい会社は、設備投資や減価償却の影響を受けやすいです。
1年以内に支払う必要がある負債。
買掛金、短期借入金、未払金など、近いうちに支払いが必要な負債です。
返済期限が1年より先の負債。
長期借入金、社債、退職給付債務など、長期的に支払う負債です。
日々の商売を回すために必要なお金。
売掛金や在庫から買掛金などを差し引いて考える、事業運営に必要な資金です。
見るポイント: 売上が伸びていても、運転資本が重い会社は先にお金が出ていきやすいです。
まだ売れていない商品や材料。
商品、製品、原材料、仕掛品など、将来売る予定のものです。多すぎると売れ残りや値下げリスクがあります。
見るポイント: 小売やメーカーでは、在庫が急に増えていないかを見ると需要の変化に気づけます。
商品を売ったけれど、まだ回収していないお金。
取引先に商品やサービスを提供済みで、後日受け取る予定のお金です。
見るポイント: 売掛金が急増している場合、売上は立っていても現金回収が遅れている可能性があります。
仕入れたけれど、まだ支払っていないお金。
取引先から商品や材料を買って、後日支払う予定のお金です。
自己資本に対して借金がどれくらいあるか。
有利子負債を自己資本で割った指標です。高いほど借金の比重が大きいと見られます。
見るポイント: 成長投資のために借りているのか、資金繰りが苦しいのかを業績とセットで見ます。
現金から有利子負債を引いた手元余力。
現金及び預金などから有利子負債を差し引いたものです。プラスなら借金より手元資金が多い状態です。
見るポイント: ネットキャッシュが厚い会社は、不況時にも耐えやすく、投資や株主還元の余力があると見られます。
7 TERMS
会計上の利益だけでなく、実際のお金の出入りを見るための言葉。
本業で実際に入ってきたお金。
商品の販売やサービス提供など、本業から生まれた現金の増減です。会計上の利益よりも、お金の実感に近い指標です。
見るポイント: 黒字でも営業CFがマイナス続きなら、現金回収や在庫に課題がある可能性があります。
設備投資や投資で出入りしたお金。
工場、店舗、ソフトウェア、M&A、有価証券売買など、投資活動による現金の増減です。
見るポイント: マイナスだから悪いとは限りません。成長投資をしている会社は投資CFがマイナスになりやすいです。
借入、返済、配当などで動いたお金。
銀行からの借入、社債発行、借金返済、配当、自社株買いなど、資金調達や返済に関する現金の増減です。
見るポイント: 借金で増えているのか、返済や配当で減っているのか、中身を見るのが大事です。
自由に使いやすいお金。
一般的には営業CFから投資CFを差し引いて見る、会社に残る現金余力です。
見るポイント: FCFが安定してプラスの会社は、借金返済、配当、成長投資をしやすい状態です。
設備やソフトウェアの費用を何年かに分けて計上するもの。
工場や機械、ソフトウェアなど長く使う資産の費用を、使う期間に分けて少しずつ費用化する会計処理です。
見るポイント: 費用として利益を押し下げますが、その年に現金が出ていくわけではない点がポイントです。
工場、店舗、システムなどにお金を使うこと。
将来の売上や効率化のために、設備やITシステムなどへ投資することです。
見るポイント: 設備投資が大きい会社は成長意欲がある一方、回収に時間がかかるリスクもあります。
支払いに必要なお金を回せるかどうか。
給料、仕入れ、借金返済などを期日通りに払うため、手元資金を管理することです。
見るポイント: 利益が出ていても、現金が足りないと会社は苦しくなります。営業CFと手元現金を見ます。
14 TERMS
投資家がよく見る指標。就活では会社の評価や経営のうまさを見る補助線になる言葉。
株主のお金を使って、どれくらい利益を出したか。
自己資本利益率のことです。純利益を自己資本で割って計算します。投資家が会社の効率性を見る代表的な指標です。
見るポイント: 日本企業では8%以上がひとつの目安と言われますが、借金を増やすと高く見えることもあります。
会社の資産全体を使って、どれくらい利益を出したか。
利益を総資産で割った指標です。持っている資産を効率よく使えているかを見るために使います。
見るポイント: 銀行や不動産のように資産が大きい業界では低くなりやすいなど、業界差があります。
事業に投じたお金で、どれくらい利益を出したか。
投下資本利益率のことです。株主資本と借入など、事業に使っている資本からどれだけ効率よく利益を出したかを見ます。
見るポイント: 経営のうまさを見る指標として使われます。就活では「資本を無駄なく使える会社か」の補助線になります。
1株あたり、どれくらい利益を出したか。
純利益を発行済株式数で割った指標です。株主にとっての利益の厚さを見るために使います。
1株あたり、どれくらい純資産があるか。
純資産を発行済株式数で割った指標です。会社の資産価値を株式単位で見るために使います。
今の株価が利益の何年分くらいか。
株価をEPSで割った指標です。株価が利益に対して割高か割安かを見るために使われます。
見るポイント: 成長期待が高い会社はPERが高くなりやすいです。就活では市場から期待されている会社かを見る補助になります。
今の株価が純資産の何倍くらいか。
株価をBPSで割った指標です。会社の資産価値に対して、株式市場がどれくらい評価しているかを表します。
株式市場で見た会社全体の値段。
株価に発行済株式数をかけた金額です。上場企業の規模や市場からの評価を見る指標です。
見るポイント: 売上規模とは違い、将来期待が高い会社は時価総額が大きくなりやすいです。
会社の利益から株主に配るお金。
会社が稼いだ利益の一部を株主へ支払うものです。安定して配当を出す会社は、利益や現金が安定していることがあります。
利益のうち、どれくらいを配当に回したか。
配当総額を純利益で割った比率です。株主還元の積極性を見る指標です。
見るポイント: 高すぎると、将来の投資余力が減ることもあります。
自己資本に対して、どれくらい配当したか。
配当総額を株主資本で割った指標です。利益が一時的に上下しても、安定配当の方針を見るために使われます。
株主に利益を返すこと。
配当や自社株買いなど、会社が株主に利益を還元する取り組みです。
見るポイント: 株主還元に積極的な会社は利益や現金に余裕があることもありますが、成長投資とのバランスも大切です。
会社が自分の会社の株を買い戻すこと。
市場に出ている自社株を会社が買うことです。株主還元や資本効率改善のために行われます。
会社が発行している株式の数。
市場や株主が保有している会社の株式数です。EPSや時価総額の計算に使われます。
14 TERMS
年収、勤続年数、育休、女性管理職など、働く環境を読むための言葉。
従業員1人あたりの年間給与の平均。
会社が公表している従業員1人あたりの年間給与です。基本給、賞与、手当などが含まれます。役員報酬は含まれません。
見るポイント: 新卒初任給とは違い、全社員の平均です。平均年齢や職種構成とセットで見ると実感に近づきます。
平均年収1,000万円でも、若手全員が1,000万円もらうという意味ではありません。
従業員の年齢の平均。
会社で働く従業員の平均年齢です。若い会社か、ベテランが多い会社かを見る入口になります。
見るポイント: 平均年収とセットで見ると、給与水準を判断しやすくなります。
従業員が平均で何年働いているか。
従業員がその会社に在籍している年数の平均です。長いほど定着率が高い傾向があります。
見るポイント: 成長中で新入社員が多い会社は短くなりやすいので、短いから即ブラックとは限りません。
会社で働く正社員などの人数。
会社またはグループ全体で働いている従業員の人数です。連結か単体かで数字が大きく変わることがあります。
見るポイント: 従業員数が増えている会社は成長中の可能性がありますが、利益が伴っているかも見ます。
正社員以外で働く人の数。
派遣社員、契約社員、パート、アルバイトなど、臨時的に働く人の人数です。正社員数とは別に開示されることがあります。
見るポイント: 多い会社は、繁忙期対応や店舗運営などで柔軟な人員体制を取っている可能性があります。
管理職のうち女性がどれくらいいるか。
課長、部長などの管理職に占める女性の割合です。女性がキャリアアップしやすい環境かを見る目安になります。
見るポイント: 業界差はありますが、比率が高い会社は女性が意思決定に関わる機会が多い可能性があります。
対象の男性社員のうち、育休を取った人の割合。
配偶者が出産した男性社員のうち、育児休業を取得した人の割合です。100%が満点です。
見るポイント: 制度があるだけでなく、実際に使える雰囲気があるかを見る材料になります。
役員のうち女性がどれくらいいるか。
取締役や監査役など、経営層に占める女性の割合です。経営の意思決定に多様な視点が入っているかを見る指標です。
一定期間に会社を辞めた人の割合。
従業員のうち、一定期間に退職した人の比率です。採用ページや人的資本情報で開示されることがあります。
見るポイント: 高いから必ず悪いとは限りませんが、若手の離職率が高い場合は仕事内容や育成環境をよく確認したいです。
その年に新卒で採用した人数。
会社が新卒として採用した人数です。採用意欲や同期の多さ、配属の広がりを考える材料になります。
見るポイント: 人数が多い会社は研修や同期ネットワークが整いやすい一方、配属競争があることもあります。
採用者のうち中途入社がどれくらいか。
新しく採用した人のうち、中途採用者が占める割合です。経験者採用にどれくらい積極的かを表します。
見るポイント: 中途採用比率が高い会社は、外部人材を受け入れる文化がある可能性があります。
付与された有給休暇のうち、実際に使われた割合。
従業員がどれくらい有給休暇を取得しているかを表す指標です。
見るポイント: 休みやすさを見る材料になりますが、部署や職種で差が出ることもあります。
所定労働時間を超えて働いた時間。
会社や部署で平均してどれくらい残業しているかを表します。採用ページやサステナビリティ情報で開示されることがあります。
見るポイント: 平均だけでは部署差が見えにくいので、口コミやOB訪問と合わせて確認すると安心です。
人材を会社の大事な資産として見る考え方。
従業員のスキル、経験、多様性、働きやすさなどを、会社の成長を支える資本として捉える言葉です。
見るポイント: 研修、女性管理職、育休、有給、離職率などが人的資本の情報として扱われます。
11 TERMS
経営陣、株主、社外取締役など、会社の意思決定の仕組みを見るための言葉。
経営陣に支払われる報酬。
取締役や監査役など、会社の経営層に支払われる報酬です。総額や1人あたり平均が有価証券報告書で開示されます。
見るポイント: 会社の規模や業績に対して高すぎないか、成果連動になっているかを見る材料になります。
会社の重要な方針を決める人。
会社の経営方針や重要事項を決定する役員です。取締役会で会社の大きな意思決定を行います。
外部の立場から経営をチェックする取締役。
会社の内部出身ではない取締役です。経営陣に対して客観的な意見や監督を行う役割があります。
見るポイント: 社外取締役が機能している会社は、経営の暴走を防ぎやすいと期待されます。
会社の経営や会計をチェックする役員。
取締役の仕事や会社の会計が適切かを監査する役員です。監査等委員会設置会社では監査等委員が近い役割を担います。
会社の株を多く持っている株主。
会社の株式を多く保有し、経営に影響を持つ可能性がある株主です。
見るポイント: 親会社、創業家、金融機関、投資ファンドなど、誰が大株主かで会社の意思決定の色が見えることがあります。
子会社を支配している会社。
議決権の過半数を持つなどして、別の会社を支配している会社です。
見るポイント: 親会社がいる会社は、グループ方針の影響を強く受けることがあります。
会社と関係の深い相手との取引。
役員、親会社、子会社、大株主など、会社と近い関係にある相手との取引です。
見るポイント: 不透明な取引がないかを見るために開示されます。就活では深追い不要ですが、ガバナンスを見る言葉です。
会社が「ここが弱点・不安材料です」と説明している項目。
有価証券報告書にある、会社の経営に悪影響を与える可能性があるリスクの一覧です。
見るポイント: 就活ではかなり有用です。為替、原材料、特定顧客依存、人材不足、法規制など、会社の弱点が見えます。
会社がこの先も事業を続けられるという前提。
会社が将来も事業を続ける前提で決算書を作るという考え方です。この前提に重要な疑いがある場合、注意書きが出ます。
見るポイント: この注記がある会社は資金繰りや赤字継続などに注意が必要です。
不正やミスを防ぐための社内ルールと仕組み。
会計ミス、不正、情報漏えいなどを防ぎ、会社を正しく運営するための仕組みです。
見るポイント: 内部統制に問題があると、決算の信頼性や企業文化に不安が出ます。
会社をきちんと経営・監督する仕組み。
株主、取締役会、社外取締役、監査、報酬制度などを通じて、経営が健全に行われるようにする仕組みです。
見るポイント: 就活では、社外取締役の比率、女性役員比率、役員報酬、リスク開示などを見ると会社の姿勢が見えます。
18 TERMS
会社の数字に影響しやすい、ビジネスモデルや景気・為替・金利まわりの言葉。
企業向けに商品やサービスを売るビジネス。
Business to Businessの略です。取引先が個人ではなく企業のビジネスを指します。
見るポイント: 一般消費者には知られていなくても、業界内で強い優良企業が多い領域です。
例: 部品メーカー、業務システム、法人向けコンサル、卸売など。
個人向けに商品やサービスを売るビジネス。
Business to Consumerの略です。消費者が直接お金を払うビジネスを指します。
見るポイント: 知名度が高い会社が多い一方、景気や流行の影響を受けやすいこともあります。
例: 小売、外食、旅行、通信、動画配信、化粧品など。
他社ブランドの商品を代わりに作ること。
Original Equipment Manufacturerの略です。自社ではなく、取引先ブランドの商品を製造するビジネスです。
見るポイント: 大手ブランドの裏側を支える会社も多く、BtoBメーカーを見るときに出てきやすい言葉です。
インターネット経由で使うソフトウェアサービス。
Software as a Serviceの略です。利用者はソフトを買い切るのではなく、月額・年額で使うことが多いです。
見るポイント: 継続課金が多いため、解約率やARRなどの指標が重要になります。
月額・年額で継続的に支払うビジネス。
利用期間に応じて継続課金するモデルです。動画配信、音楽、ソフトウェア、会員サービスなどで使われます。
見るポイント: 継続率が高いサブスクは、売上の見通しが立ちやすくなります。
毎年くり返し入る売上の規模。
Annual Recurring Revenueの略です。SaaSなどで、継続契約から年間でどれくらい売上が見込めるかを表します。
見るポイント: 単発売上ではなく、積み上がる売上を見る指標です。
契約をやめた顧客の割合。
サブスクやSaaSで、一定期間にどれくらい顧客が解約したかを表す指標です。
見るポイント: 解約率が低いほど、サービスが顧客に定着していると見られます。
円高・円安で売上や利益が変わること。
海外売上や海外仕入れがある会社は、為替レートの変動で業績が上下します。
見るポイント: 海外売上が大きいメーカーや商社では、円安が追い風になることもあります。
円の価値が下がり、海外のお金が高くなること。
1ドル100円から150円になるような動きです。輸出企業には追い風、輸入企業にはコスト増になりやすいです。
円の価値が上がり、海外のお金が安くなること。
1ドル150円から100円になるような動きです。輸入企業には追い風、輸出企業には利益減の要因になりやすいです。
商品を作る材料の値段。
鉄、銅、樹脂、原油、食品原料など、製造や販売に必要な材料の価格です。
見るポイント: 原材料価格が上がると利益率が下がりやすく、値上げできる会社は強いと見られます。
お金を借りるコストが上がること。
銀行からの借入や社債の利息負担が増えることです。不動産、金融、設備投資が大きい会社に影響しやすいです。
見るポイント: 有利子負債が多い会社は、金利上昇で利益が圧迫される可能性があります。
景気の良し悪しで業績が大きく動きやすいこと。
自動車、鉄鋼、機械、化学、半導体など、景気が良いと伸びやすく、不況で落ち込みやすい業種に使われます。
見るポイント: 景気敏感な会社は、数年分の業績推移を見て波の大きさを確認するとよいです。
景気が悪くても需要が落ちにくいこと。
食品、医薬品、電力、通信など、生活に欠かせない商品やサービスを扱う会社に使われます。
見るポイント: 安定感はありますが、急成長しにくいこともあります。
市場の中で、その会社がどれくらい売っているか。
ある商品やサービスの市場全体に対して、会社の売上や販売数が占める割合です。
見るポイント: シェアが高い会社は価格交渉力やブランド力を持ちやすいですが、成長余地が限られることもあります。
コスト増を販売価格に反映すること。
原材料費や人件費が上がったとき、その分を商品価格やサービス料金に上乗せすることです。
見るポイント: 価格転嫁できる会社は、インフレ時にも利益を守りやすいです。
継続的に入ってくる売上。
保守契約、月額課金、家賃、会員費など、毎月・毎年くり返し発生しやすい収益です。
見るポイント: ストック収益が多い会社は、売上が急に落ちにくく、安定感が出やすいです。
その都度発生する単発の売上。
商品販売、工事案件、プロジェクト受注など、契約や購入のたびに発生する収益です。
見るポイント: 大きく伸びる可能性がありますが、案件の有無で業績がぶれやすいこともあります。