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小学校の先生の年収は20代でいくら?リアルな給料から手取りまで全部まとめてみた

2026-06-03

「小学校の先生ってお給料いくらもらえるんだろう?」と気になっている人は多いはず。特に教員を目指している学生さんや、すでに現場に立っている若手の先生にとって、自分の年収がこれからどう推移するのかは切実な問題ですよね。調べてみると「年収300万台」「いや600万を超える」など情報がバラバラで、どれが正しいのか混乱してしまうこともあります。そこで今回は、複数の公的データや調査をもとに、小学校の先生の20代年収を徹底的に整理しました。

この記事では、20代のリアルな年収の目安から初任給・手取り額・ボーナスの実態、さらに30代・40代以降の年収推移や管理職になった場合の給与まで、幅広くカバーしています。また「小学校の先生に向いてる人ってどんな人?」という視点も後半でまとめています。教員のキャリアを真剣に考えている方にとって、将来設計の参考になる情報を詰め込みましたので、ぜひ最後まで読んでみてください。

この記事のポイント
✅ 小学校の先生の20代年収は350万〜450万円が目安で、初任給は月21万〜26万円からスタート
✅ 手取り額は月20万〜25万円前後が現実ラインで、ボーナスは年間約4.4ヶ月分
✅ 年功序列で着実に昇給し、40歳前後で年収600万円ラインに到達する傾向がある
✅ 管理職や勤務地の選択で生涯年収に大きな差が出る可能性がある

小学校の先生の年収、20代はどのくらい?給料・手取りの実態を徹底解説

  1. 20代の小学校の先生の年収は350万〜450万円が目安
  2. 初任給の実態:月額21万〜26万円からスタート
  3. 20代前半と後半では年収の伸び方が違う
  4. 手取り額は月20万〜25万円前後が現実ライン
  5. ボーナス(期末・勤勉手当)は年2回、合計4.4ヶ月分が支給される
  6. 小学校・中学校・高校の先生で年収はほぼ変わらない

20代の小学校の先生の年収は350万〜450万円が目安

「20代の小学校の先生って実際にいくらもらえるの?」という疑問に、まず直球で答えます。

複数の公的データを総合すると、20代の小学校教諭の年収は約350万〜450万円が目安です。もう少し細かく見ると、20〜24歳では約390万円、25〜29歳では約480万円というデータもあり、20代後半になると400万円台に突入するのが一般的です。

「20代:約350万円〜430万円。初任給は約21万円から23万円で、ボーナスや各種手当を含めると20代後半で400万円前後になります。」 出典:https://www.tac-school.co.jp/kouza_kyoin/annual_income_and_salary.html

🗂️ 年代別・小学校教諭の平均年収目安

年齢帯 平均年収(目安)
20〜24歳 約390万円
25〜29歳 約480万円
30〜34歳 約570万円
35〜39歳 約699万円
40〜44歳 約799万円
45〜49歳 約871万円
50〜54歳 約905万円
55〜59歳 約967万円

※job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))および令和6年度賃金構造基本統計調査をもとに構成

注意したいのは、これはあくまで全国平均のデータであり、勤務する都道府県や自治体によって数万〜十数万円単位の差が出る点です。東京都や神奈川・大阪など大都市圏では地域手当が加算されるため、同じ年齢でも地方より年収が高くなる傾向があります。

また、「全国の平均給与が約478万円(令和6年分民間給与実態統計調査)」であることを踏まえると、20代前半の教員の年収は確かに平均よりやや低め。それでも年功序列で確実に昇給するという安定感は、民間企業とは異なる強みです。

🗂️ 民間平均給与との比較

比較対象 年収目安
民間企業 全体平均(令和6年) 約478万円
小学校教諭 20代前半 約390万円
小学校教諭 20代後半 約480万円
小学校教諭 全年齢平均 約640〜730万円

20代のうちは民間平均より低めに見えることもありますが、30代以降で大きく逆転するのが教員給与の特徴です。


初任給の実態:月額21万〜26万円からスタート

教員を目指す学生が最初に気になるのが「初任給」ですよね。ここでは、大学卒・新卒採用の場合のリアルな初任給を整理します。

総務省「令和5年 地方公務員給与実態調査」によると、小・中学校教育職の初任給基準(全国平均)は大卒で約213,000円、短大卒で約191,000円です。ただし、この基準額にさらに地域手当・教職調整額・義務教育等教員特別手当が上乗せされるため、実際の支給額は変わります。

🗂️ 学歴・地域別の初任給目安

採用条件 月額給与(目安) 年収目安
大卒・新卒(全国平均) 約21〜23万円 約340〜380万円
大卒・新卒(東京都・地域手当20%) 約25〜27万円 約410〜440万円
短大・専門卒 約19〜22万円 約310〜360万円
大卒・教員経験5年あり 約27〜30万円 約440〜490万円

※横浜市の公式データでは、新卒大学卒の給与月額が約327,000円(年収約510万円)と公表されており、地域手当が高い都市部では初年度から比較的高い水準となっています。 出典:https://www.city.yokohama.lg.jp/kosodate-kyoiku/kyoiku/bosyusaiyou/seiki/kyouinsaiyou/kyuyo-kyuka.html

初任給だけ見ると「思ったより少ない…」と感じる方もいるかもしれません。実際、神奈川県の公立小学校で働く現役教員へのインタビューでは「月の額面が約28万円、手取りが約26万円程度」という声もあります(民間経験後の採用のため号給が高めの場合があります)。

一般企業の大卒初任給と比較すると大きな差はありませんが、「定期昇給が保証されている」「ボーナスがほぼ確実に出る」「倒産リスクがない」という面では、長期的に見て非常に安定したスタートと言えるでしょう。

🗂️ 東京都・新卒採用の初任給モデル(令和7年時点)

学歴 初任給(月額) 想定年収(初年度)
修士課程修了 約350,000円 約545万円
大学卒 約327,000円 約510万円
短期大学卒 約303,000円 約472万円

出典:https://www.city.yokohama.lg.jp/kosodate-kyoiku/kyoiku/bosyusaiyou/seiki/kyouinsaiyou/kyuyo-kyuka.html

都市部の自治体では地域手当の恩恵で、初年度から年収500万円台に届くケースもある点が注目ポイントです。


20代前半と後半では年収の伸び方が違う

20代と一口に言っても、前半(22〜25歳)と後半(26〜29歳)では年収の実態がかなり違います。

20代前半は教員生活のスタートアップ期間。授業準備・学級経営・保護者対応・部活指導など、やることが山積みの中で給料はまだ低め。年収は300万〜380万円程度が現実で、「激務の割に合わない」と感じるのはこの時期が最も多いとも言われています。

20代後半になると、公務員の給与制度の強みが発揮されます。毎年の「定期昇給」により、号給(ごうきゅう)が1年に4つずつ上がり、それに伴って基本給も月6,500〜10,000円程度アップします。積み重ねると、27〜29歳の時点で年収400万円台に突入するのが一般的です。

「20代後半になると、年収は400万円台に突入します。結婚やマイホーム購入を意識し始める人が増えるのも、この安定した昇給が見込めるからです。」 出典:https://specialeducationjourney.com/how-much-does-an-elementary-school-teacher-earn-at-age-30/

🗂️ 20代の年収推移イメージ(公立小学校・大卒の場合)

時期 年収目安 生活のポイント
1〜2年目(22〜23歳) 約330〜350万円 初任給スタート。節約生活が基本
3〜5年目(24〜26歳) 約360〜400万円 定期昇給で着実にアップ。余裕が出始める
6〜8年目(27〜29歳) 約400〜450万円 400万台に突入。結婚・住宅購入を意識する人も

民間企業の場合は昇給が業績や評価に左右されるケースが多いですが、公務員・教員の場合は「大きな問題がなければ毎年確実に上がる」という安心感があります。これが将来設計を立てやすい理由の一つです。

20代のうちは「仕事量に比べて給料が少ない」と感じやすい時期ではありますが、裏を返せば30代以降に向けた助走期間とも言えます。長期的な視点で見ることが、教員の給与を正しく評価するうえで大切です。


手取り額は月20万〜25万円前後が現実ライン

年収の額面の話ばかりしても、実際に手元に残る「手取り」が気になりますよね。

教員の給与から差し引かれるものとしては、主に以下があります。

✅ 所得税 ✅ 住民税 ✅ 健康保険・共済掛金(公務員版の社会保険) ✅ 介護保険料(40歳以上から) ✅ 共済年金掛金

一般的に、手取り額は額面の約75〜80%程度と言われています。

🗂️ 月収・手取り額の早見表

月収(額面) 手取り目安 年収目安(ボーナス含む)
21万円 約15〜17万円 約340万円前後
24万円 約18〜20万円 約390万円前後
27万円 約21〜23万円 約440万円前後
30万円 約23〜25万円 約490万円前後

20代前半の初任給レベルでは、月の手取りが20万円を切る月もあるというのが現実です。ただし、扶養家族の有無や各種手当の加算によっても変わってくるため、単身の場合と家族がいる場合で手取りはかなり変わります。

🗂️ 扶養状況別の手取り目安(月収25万円の場合)

家族構成 控除額(目安) 手取り(目安)
独身 約4〜5万円 約20〜21万円
配偶者あり(専業主婦) 約3〜4万円 約21〜22万円
配偶者+子ども1人 約2〜3万円 約22〜23万円

※あくまで概算です。実際の控除額は年収・扶養の詳細条件によって変わります

20代のうちは「生活はできるが贅沢はあまりできない」というのが正直なラインでしょう。ただし、毎年着実に昇給するため、年々手取りも増えていく点は安心材料です。


ボーナス(期末・勤勉手当)は年2回、合計4.4ヶ月分が支給される

教員にとってボーナスは「期末手当」「勤勉手当」という名称で年2回支給されます。支給時期は6月と12月が基本です。

近年の人事院勧告では年間約4.4〜4.65ヶ月分が支給されており、基本給が25万円の場合は年間ボーナスが約110〜116万円になる計算です。

「ボーナスは、人事院勧告の『特別給(ボーナス)年間支給月数』を使用して算出しています。実際のボーナス年間支給月数は各都道府県により異なりますが、人事院勧告の値に近い数値もしくは同じ数値が使用されます。」 出典:https://education-career.jp/magazine/career/2026/teacher-annual-salary/

🗂️ 月収別のボーナス年額目安(4.4ヶ月分で計算)

月収(額面) 年間ボーナス目安 月収換算での追加収入
22万円 約96万円 月あたり+8万円
25万円 約110万円 月あたり+9.2万円
28万円 約123万円 月あたり+10.3万円
30万円 約132万円 月あたり+11万円

民間企業ではボーナスが業績によって大きく変動したり、最悪ゼロになることもありますが、公立学校の教員は景気に左右されにくく安定してボーナスが支給されるのが大きな特徴です。

20代の教員にとって、夏・冬のボーナスは貯蓄や大きな出費(旅行・資格取得・結婚資金など)に充てられる重要な収入源となります。また、ボーナスを含めたトータルの年収で比較することが正確な判断につながりますので、月収だけを見て「低い」と判断するのは早計です。


小学校・中学校・高校の先生で年収はほぼ変わらない

「小学校と高校の先生ってどっちが給料高いの?」という疑問もよく聞きますが、結論から言うと公立学校において学校種による給料の差はほとんどありません

これは、公立学校の教員がどの学校種であっても、同じ自治体(都道府県や政令指定都市)が定める「教育職給料表」に基づいて給与が計算されるためです。

🗂️ 学校種別の平均年収比較(全年齢・全国平均目安)

学校種 平均年収(目安) 備考
小学校教員 約640〜730万円 小・中で同一区分
中学校教員 約640〜730万円 小・中で同一区分
高校教員 約655〜680万円 高等学校教育職として別区分
特別支援学校教員 約660万円 特殊勤務手当の加算あり

高校教員の平均が若干低く見えるのは、データの対象者の年齢構成や集計方法の違いによる部分があると考えられており、同じ年齢・経験年数で比較すると差はほぼないとされています。

つまり、「小学校の先生より高校の先生の方が給料が高い」というのは必ずしも正確ではないということです。将来のキャリアとして学校種を選ぶ際は、給与よりも「自分がどの年代の子どもと関わりたいか」「どんな教科を教えたいか」「どんな学校現場が合っているか」といった観点を重視するほうが、後悔しない選択につながるでしょう。


小学校の先生の年収、20代以降の将来と向いてる人の特徴まとめ

  1. 30代・40代・50代と年収はどこまで上がるのか
  2. 管理職(教頭・校長)になると年収が大幅アップする
  3. 勤務地の地域手当で生涯年収に大きな差が出る
  4. 給料表の「級」と「号給」の仕組みを知ると将来設計がしやすくなる
  5. 残業代が出ない「教職調整額」の仕組みと課題
  6. 小学校の先生に向いてる人はこんな特徴がある
  7. 総括:小学校の先生 年収20代のまとめ

30代・40代・50代と年収はどこまで上がるのか

20代を乗り越えた後、教員の年収はどうなっていくのか。ここでは各年代の目安を整理します。

30代は教員としての実力がついてくる時期で、学年主任や研究主任など責任ある役割を担うことも増えます。年収は500万〜650万円が目安で、30代後半には600万円に近づいてくるケースが多いです。

40代になると、ベテランとして学校運営の中核を担います。年収は650万〜800万円程度で、40歳前後で600万円を超えるのが一般的と言われています。

50代は、管理職の道に進む人が増える時期です。一般教諭のままでも年収は750万〜970万円に達し、50代後半が年収のピークとなります。

🗂️ 年代別・小学校教諭の年収推移モデル

年代 年収目安 主な特徴
20代前半 330〜380万円 初任給スタート・昇給中
20代後半 400〜450万円 400万台に突入
30代前半 500〜570万円 担任・主任業務が増える
30代後半 600〜650万円 600万台が見えてくる
40代 650〜800万円 ベテラン期・管理職候補
50代 800〜970万円 年収ピーク、管理職も増加

「小学校教員の場合、30代後半(37歳〜39歳)から40歳前後で年収600万円に到達するのが一般的です。」 出典:https://specialeducationjourney.com/how-much-does-an-elementary-school-teacher-earn-at-age-30/

年功序列の給与体系ゆえに、努力しても急激に年収が上がるわけではありませんが、逆に言えば「仕事をしていれば確実に上がっていく」という安心感があります。民間企業のように「成果次第でいきなり給与が下がる」というリスクが低い点は、長期的な生活設計において非常に大きなメリットです。

🗂️ 横浜市の昇給モデル(大卒・教諭・前歴なし・標準昇給の場合)

時点 年収目安
採用1年目 約510万円
採用10年後(約32〜33歳) 約705万円
採用20年後(約42〜43歳) 約817万円

出典:https://www.city.yokohama.lg.jp/kosodate-kyoiku/kyoiku/bosyusaiyou/seiki/kyouinsaiyou/kyuyo-kyuka.html

横浜市など地域手当が高い自治体では、全国平均より速いペースで年収が上昇する傾向があります。


管理職(教頭・校長)になると年収が大幅アップする

教員の年収を大きく引き上げる最も確実な方法は、管理職に昇進することです。

教頭や副校長になれば「管理職手当」が加算され、年収は700万〜850万円台へ跳ね上がります。さらに校長になると、都市部では年収1,000万円を超えるケースもあります。

🗂️ 役職別の平均年収(小学校・全国平均)

役職 平均年収(目安)
助教諭 約464万円
教諭(一般) 約557万円
指導教諭 約715万円
主幹教諭 約712万円
教頭 約752万円
副校長 約773万円
校長 約786万円

出典:https://education-career.jp/magazine/career/2026/teacher-annual-salary/

ただし、管理職になるためには各自治体が実施する管理職選考試験に合格する必要があります。試験内容は論文・面接などが中心で、教育経験だけでなくマネジメント能力やリーダーシップも問われます。

また、管理職になると「子どもたちと直接関わる機会が減る」という側面もあります。教壇に立ち続けることにやりがいを感じる先生は、あえて管理職を目指さない選択をする方も少なくありません。年収を取るか、現場でのやりがいを取るか、それぞれのキャリア観によって選択が変わってくるでしょう。

🗂️ 管理職・役職への昇進メリット・デメリット

項目 メリット デメリット
年収 大幅アップ(100万〜300万円以上)
仕事内容 マネジメント・学校経営 子どもと関わる時間が減る
責任 キャリアアップの達成感 学校全体の責任を担う
試験 なし(一般教諭) 管理職選考試験に合格が必要

主幹教諭や指導教諭という「現場エキスパート型」の役職も存在し、これらは一般教諭より給料表の「級」が上がるため、管理職にならずとも年収アップが期待できます。現場での指導力を活かしながら収入も増やしたいという方には、こちらのルートも選択肢として検討する価値があります。


勤務地の地域手当で生涯年収に大きな差が出る

小学校の先生の年収に大きく影響するのが、地域手当の存在です。地域手当とは、物価や民間賃金が高い地域に勤務する教員に対して支給される手当で、基本給に一定割合を掛けて計算されます。

🗂️ 主な地域の地域手当支給割合(目安)

地域 地域手当支給割合
東京都(23区・多摩地区) 約20%
横浜市 約16%
神奈川県 約12%
大阪市・名古屋市 約10〜12%
地方都市 約3〜6%
農村部・へき地 0%(へき地手当が別途支給)

出典:https://www.kosen.ac.jp/kosen-info/archives/12061

この地域手当の差は、長い目で見ると生涯年収に数百万〜数千万円単位の差をもたらす可能性があります。

例えば、基本給が30万円の場合、地域手当20%なら月6万円のプラスとなり、年間で72万円の差。30年以上働けばそれだけで2,000万円以上の差になる計算です。

🗂️ 地域別・月収への地域手当の影響(基本給30万円の場合)

地域 地域手当額 月収へのプラス 年間プラス額
東京都23区(20%) 6万円 +6万円 +72万円
横浜市(16%) 4.8万円 +4.8万円 +57.6万円
神奈川県(12%) 3.6万円 +3.6万円 +43.2万円
地方都市(5%) 1.5万円 +1.5万円 +18万円

これから教員を目指す学生さんにとっては、「どの自治体で採用試験を受けるか」という選択が非常に重要になってきます。地元に帰りたい・家族の都合があるなど様々な事情はあるかと思いますが、純粋に収入面を重視するなら都市部の自治体を選ぶことが有利と言えるでしょう。


給料表の「級」と「号給」の仕組みを知ると将来設計がしやすくなる

「教員の給与がどう決まるのか、よくわからない」という方のために、給料表の仕組みをわかりやすく解説します。

公立学校の教員の基本給は、「教育職給料表」という一覧表で決まります。この表は縦軸が「(きゅう)」、横軸が「号給(ごうきゅう)」という2つの要素で構成されています。

🗂️ 「級」の意味(自治体によって異なる場合あり)

対象となる役職(例)
1級 講師・実習助手など
2級 教諭(一般の先生)
3級 主幹教諭・指導教諭など
4級 副校長・教頭
5〜6級 校長

号給は主に経験年数を示し、1年間で4号給ずつ上がるのが基本です。東京都の場合、号給が4つ上がると月給が約6,500円程度アップします。

🗂️ 号給アップによる年収への長期的な影響(目安)

勤続年数 号給の増加数(目安) 月給アップ額(目安) 年収アップ額(目安)
1年後 +4号給 約6,500〜10,000円 約8〜12万円
5年後 +20号給 約30,000〜50,000円 約40〜60万円
10年後 +40号給 約60,000〜100,000円 約80〜120万円

この仕組みを理解しておくと、「今自分が何号給で、5年後・10年後にどれくらいになるか」を自分でシミュレーションできます。各自治体の教育委員会や採用ポータルサイトで給料表が公開されているので、将来設計の参考にしてみてください。

また、大学院修了(修士課程)で採用された場合は、初任の号給が大卒よりも高くスタートするため、生涯年収も変わってきます。さらに、民間企業での職歴がある場合も一定の加算がある自治体もあるため、前歴がある方は採用担当に確認してみるのが賢明です。


残業代が出ない「教職調整額」の仕組みと課題

教員の給与を語る上で欠かせないのが、「教職調整額」という制度です。

公立学校の教員には、原則として残業代(時間外勤務手当)が支給されません。その代わりとして、給料月額の4%が一律で「教職調整額」として支給されています。これは「公立の義務教育諸学校等の教育職員の給与等に関する特別措置法(給特法)」に定められたものです。

「教職調整額は、当初は給料の4%相当、令和8年から施行される給特法改正により、毎年1%ずつ段階的に10%まで引き上げられます。」 出典:https://education-career.jp/magazine/career/2026/teacher-annual-salary/

この4%という数字は、1960年代の「残業が月8時間程度」という前提で設計されたものです。しかし、現代の教員は月80時間以上の時間外勤務(いわゆる過労死ライン超え)が常態化している現場もあり、実態と制度が大きくかけ離れているという指摘が長年続いています。

🗂️ 教職調整額のポイントまとめ

項目 内容
支給額 給料月額の4%(令和8年から段階的に10%へ)
対象 管理職(校長・教頭)以外の全教員
目的 時間外勤務手当の代替として一律支給
問題点 実際の残業時間と支給額が見合っていない
今後 給特法改正により段階的に引き上げ予定

時給換算すると最低賃金を下回るケースすらある、というのが現場からの声として伝わってきます。一方で、令和8年(2026年)から始まる給特法改正により、教職調整額が段階的に10%まで引き上げられることが決まっており、処遇改善に向けた取り組みが進んでいます。

教員の仕事の充実感や社会的意義は大きいですが、「給与だけで評価すると、労働時間に対して必ずしも見合っているとは言えない」という点は、教員を目指す際にしっかり頭に入れておきたい現実です。


小学校の先生に向いてる人はこんな特徴がある

年収や給与の話が続きましたが、ここで少し視点を変えて「小学校の先生に向いてる人ってどんな人?」という点も整理してみます。

小学校の先生の仕事は、授業を教えるだけではありません。学級経営・保護者対応・行事準備・校務分掌・部活指導(学校によって異なる)など、多岐にわたる業務をこなす必要があります。収入以上にやりがいを感じられるかどうかが、長く続けられるかどうかを左右します。

子どもの成長に喜びを感じられる人 子どもたちの「わかった!」という表情や、できなかったことができるようになる瞬間に立ち会えることが、この仕事最大のやりがいです。数字や結果より「プロセス」に価値を見出せる人が向いています。

コミュニケーション能力が高い人 子どもとだけでなく、保護者・同僚・地域の方々など多くの人と関わります。相手によって伝え方を変えられる柔軟なコミュニケーション力は必須です。

マルチタスクが苦にならない人 授業・事務・行事・保護者対応と、複数の業務が同時進行します。優先順位を判断しながら素早く動ける人が活躍しやすいです。

長期的な視点で物事を考えられる人 教育の効果はすぐに見えるものではありません。「10年後に子どもが活かせる力」を育てることに喜びを感じられる人が向いています。

体力・精神的なタフさがある人 朝早い出勤・夜遅くまでの準備・クレーム対応など、体力・精神力ともに消耗する場面は多いです。自分なりのストレス発散法をもっている人は長く続けやすいでしょう。

🗂️ 小学校の先生に向いてる人・向いていない人の特徴

向いてる人 向いていない人(参考)
子どもが好きで関わることが楽しい 子どもの声や動きが苦手
マルチタスクが得意 一つのことに集中したいタイプ
長期的な成長を見守れる すぐに結果が出ないと嫌になる
体力・精神力がある 疲れやすく回復が遅い
人と話すのが好き コミュニケーションが苦手
変化に対応できる柔軟性がある 毎日ルーティン通りに仕事したい

もちろん、「完璧に全部当てはまる人」だけが教員になれるわけではありません。経験を重ねる中で成長していける部分も多くあります。「子どもの成長に関わりたい」という純粋な思いがあれば、それが最大の適性と言えるかもしれません。


総括:小学校の先生 年収20代のまとめ

最後に記事のポイントをまとめます。

  1. 20代の小学校の先生の年収は350万〜450万円が目安であり、20〜24歳で約390万円、25〜29歳で約480万円が一般的である
  2. 初任給は大卒・新卒で月額21万〜26万円程度からスタートし、地域手当などの上乗せで実際の支給額は変わる
  3. 手取り額は月収額面の約75〜80%が目安で、20代前半は月20万円前後が現実ラインである
  4. ボーナス(期末・勤勉手当)は年2回、合計4.4〜4.65ヶ月分が支給されるため、月収だけでなくトータルで年収を判断することが重要である
  5. 公立学校では小学校・中学校・高校の先生で給与水準の差はほぼなく、同一自治体の給料表が適用される
  6. 年功序列の昇給制度により30代後半〜40歳前後で年収600万円ラインに到達するのが一般的である
  7. 管理職(教頭・校長)に昇進すると年収が大幅にアップし、都市部では1,000万円超も選択肢に入る
  8. 地域手当の差により、都市部と地方では生涯年収に数百万〜数千万円単位の差が生じる可能性がある
  9. 給料は「級」と「号給」で決まる給料表制度であり、毎年4号給ずつ昇給するのが基本である
  10. 残業代は原則支給されず、代わりに給料の4%の「教職調整額」が一律支給されているが、令和8年以降は段階的に10%へ引き上げられる予定である
  11. 小学校の先生に向いてる人の特徴としては「子どもの成長に喜びを感じられる」「コミュニケーション能力が高い」「マルチタスクが苦にならない」「体力・精神的なタフさがある」などが挙げられる
  12. 給与水準は全国平均より高めだが、労働時間の長さを考慮すると必ずしも「高い」とは言い切れず、やりがいとのバランスで職業を評価することが大切である

調査にあたり一部参考にさせて頂いたサイト

  • https://www.tac-school.co.jp/kouza_kyoin/annual_income_and_salary.html
  • https://education-career.jp/magazine/career/2026/teacher-annual-salary/
  • https://specialeducationjourney.com/how-much-does-an-elementary-school-teacher-earn-at-age-30/
  • https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q13264796463
  • https://www.kosen.ac.jp/kosen-info/archives/12061
  • https://careergarden.jp/shougakkoukyoushi/salary/
  • https://www.pref.osaka.lg.jp/documents/13872/pdf.pdf
  • https://www.gaku-baito.com/column/column000032-html
  • https://www.agaroot.jp/kyoin/column/kyoin-salary/
  • https://www.city.yokohama.lg.jp/kosodate-kyoiku/kyoiku/bosyusaiyou/seiki/kyouinsaiyou/kyuyo-kyuka.html

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