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奨学金一種の年収制限って実はこんなに高い!いくらまで借りられるか全部調べてみた
2026-06-02
「第一種奨学金って、うちの年収だと借りられるの?」と気になっている方は多いはずです。給付型奨学金とは異なり、第一種奨学金は無利子で借りられる貸与型奨学金のなかでも優遇度が高い制度ですが、家計基準と学力基準の両方を満たす必要があります。この記事では、日本学生支援機構(JASSO)の公式情報をもとに、第一種奨学金を借りられる年収の上限目安を世帯人数別・通学形態別に徹底整理しました。
「うちは共働きだから無理かな」「自営業だと基準が厳しいと聞いた」など、さまざまな疑問にも答えながら、第一種奨学金の仕組みをわかりやすく解説していきます。予約採用と在学採用の違い、貸与月額の目安、万が一不採用だったときの選択肢まで、知りたいことをまるごとまとめました。
| この記事のポイント |
|---|
| ✅ 第一種奨学金の年収上限は4人家族・給与所得者で約803万円が目安 |
| ✅ 世帯人数・通学形態・給与所得かどうかによって基準が細かく変わる |
| ✅ 予約採用と在学採用では家計基準の数字が異なる場合がある |
| ✅ 不採用でも第二種・給付型・教育ローンなど代替手段がある |
奨学金一種の年収基準を徹底解説
- 奨学金第一種 年収いくらまで借りられるかは4人家族で約803万円が目安
- 世帯人数が増えるほど年収の上限額も引き上げられる仕組みになっている
- 給与所得者と自営業者では年収基準が大きく異なる
- 年収の「目安」と実際の審査が一致しないケースがある
- 奨学金一種の学力基準は評定平均3.5以上が基本ライン
- 予約採用と在学採用で審査基準が変わる点は必ず把握しておくべき
奨学金第一種 年収いくらまで借りられるかは4人家族で約803万円が目安
「第一種奨学金って親の年収が低くないと借りられないんでしょ?」と思っている方も多いかもしれませんが、実は想像よりも上限は高めに設定されています。
日本学生支援機構(JASSO)の公式情報によると、4人世帯(本人・親A・親B無収入・中学生)で給与所得者の場合、第一種奨学金の年収上限の目安は約803万円です(在学採用・私立大学自宅外通学の場合)。これは決して低い数字ではなく、一般的な家庭でも対象になるケースが多いことを意味しています。
ただし、この「803万円」はあくまでも目安です。実際の審査は年収の金額そのものではなく、「貸与額算定基準額」という計算式で算出された数値をもとに行われます。年収から各種控除を差し引いた後の金額が基準値以下かどうかで判定されるため、同じ年収でも家族構成や控除の種類によって結果が変わることがあります。
参考:JASSO公式「大学等で受ける第一種奨学金の家計基準(在学採用)」 https://www.jasso.go.jp/shogakukin/about/taiyo/taiyo_1shu/kakei/zaigaku/daigaku.html
📊 第一種奨学金 年収上限の目安(4人家族・在学採用)
| 通学形態 | 設置者 | 年収上限(給与所得) | 年収上限(給与所得以外) |
|---|---|---|---|
| 自宅通学 | 国公立大学 | 約680万円 | 約302万円 |
| 自宅外通学 | 国公立大学 | 約747万円 | 約349万円 |
| 自宅通学 | 私立大学 | 約753万円 | 約353万円 |
| 自宅外通学 | 私立大学 | 約808万円 | 約400万円 |
(出典:進路ナビ「日本学生支援機構の奨学金」 https://shinronavi.com/newcolumn/jiriki/01 より再整理)
この表を見ると、自宅外から私立大学に通う場合が年収上限が最も高く、国公立大学に自宅から通う場合は基準がやや厳しめになっていることがわかります。自分の進学先や通学形態がどのラインに当てはまるか、事前に確認しておくことが大切です。
また、予約採用(入学前に申し込む方式)の場合は、学校種に関係なく統一の基準が適用され、4人世帯の目安は給与所得者で747万円程度、給与所得以外で349万円程度です。在学採用より少し厳しい設定になっているので注意してください。
世帯人数が増えるほど年収の上限額も引き上げられる仕組みになっている
第一種奨学金の家計基準は、世帯人数が多いほど年収の上限が引き上げられる仕組みになっています。子どもが多かったり、扶養している家族が多かったりするほど、審査上は有利に働くことが多いです。
📊 世帯人数別 第一種奨学金の年収上限目安(給与所得者・在学採用)
| 世帯人数 | 年収上限の目安(給与所得) |
|---|---|
| 3人世帯 | 約716万円 |
| 4人世帯 | 約803万円 |
| 5人世帯 | 約905万円 |
(出典:日本の学校「国の奨学金の家計基準」 https://school.js88.com/shogakukin/page2 より)
たとえば3人世帯(本人・親A・親B無収入)の場合は約716万円が目安ですが、5人世帯(本人・両親・高校生・中学生)になると約905万円まで上限が上がります。子どもが多い家庭ほど支援を受けやすくなるという設計です。
これは、家族が多いほど生活費や教育費の負担が大きくなるという現実を反映した制度設計です。単純に親の年収だけで判断するのではなく、「何人の家族を養っているか」という視点が重要になってきます。
✅ 子ども3人以上の多子世帯については、2025年4月以降さらに制度が拡充され、所得に関係なく一定の支援が受けられるケースも出てきています。世帯人数が多いご家庭は特に、最新の制度情報をこまめにチェックしておきましょう。
給与所得者と自営業者では年収基準が大きく異なる
第一種奨学金の審査で多くの方が驚くのが、給与所得者と自営業者(給与所得以外)で年収基準がまったく異なるという点です。
📊 給与所得者 vs 自営業者 年収基準の比較(4人世帯)
| 世帯区分 | 年収上限の目安 | 計算の基準 |
|---|---|---|
| 給与所得者(会社員等) | 約803万円 | 収入金額(控除前・額面) |
| 給与所得以外(自営業等) | 約349万円 | 所得金額(経費・控除後) |
この差は非常に大きく感じますが、理由があります。給与所得者の年収は「税引き前の総収入(額面)」で計算されるのに対し、自営業者の所得は「経費を差し引いた後の純利益」で計算されるからです。
会社員の手取りは額面の7〜8割程度になることが多いですが、自営業者が申告する「所得」はすでに経費や控除が引かれた後の金額です。そのため、一見すると自営業の基準が厳しく見えますが、実態としての生活水準を比較すると、それほど大きな差はないとも言えます。
「給与所得の場合は収入金額(控除前)、給与所得以外の場合は所得金額(控除後)で基準が設定されている」 参考:@DIME「第一種奨学金(無利子)と第二種奨学金(有利子)の審査基準はどう違う?」 https://dime.jp/genre/1043084/
自分が給与所得者なのか、給与所得以外(自営業・フリーランスなど)なのかによって、適用される基準が大きく変わります。確定申告書や源泉徴収票を手元に置いて、どちらの区分に当てはまるかを確認しておきましょう。
年収の「目安」と実際の審査が一致しないケースがある
「803万円以下だから絶対に借りられる」「803万円を超えているから絶対に無理」と考えてしまいがちですが、実は年収の目安はあくまでも参考値であり、実際の審査結果と一致しないことがあります。
実際の審査では、「貸与額算定基準額」という数値が使われます。計算式は以下の通りです。
貸与額算定基準額(a)=(課税標準額)×6%-(市町村民税調整控除額)(b)-(多子控除)(c)-(ひとり親控除)(d)-(私立自宅外控除)(e)
📋 控除の種類と内容一覧
| 控除の種類 | 内容 | 控除額 |
|---|---|---|
| 多子控除 | 生計維持者が3人以上の子を扶養している場合 | 超過分1人につき40,000円 |
| ひとり親控除 | ひとり親世帯に該当する場合 | 40,000円 |
| 私立自宅外控除 | 私立大学・自宅外通学の場合(在学採用のみ) | 22,000円 |
これらの控除が組み合わさることで、年収が目安を少し超えていても対象になれる場合があります。逆に、目安以下でも控除が少なければ対象外になることも一般的にはあり得ます。「うちは無理だろう」と諦める前に、JASSOが提供している「進学資金シミュレーター」で確認してみることを強くおすすめします。
また、ふるさと納税や住宅ローン控除などの税額控除は収入基準の判定に影響しない点も覚えておきましょう。税額控除を多く使っている家庭でも、その分は有利に働かない仕組みです。
奨学金一種の学力基準は評定平均3.5以上が基本ライン
年収(家計基準)の話が中心になりがちですが、第一種奨学金には学力基準も設けられています。家計基準を満たしていても、学力基準をクリアしないと採用されません。
📋 第一種奨学金 予約採用の学力基準(大学進学の場合)
| 条件区分 | 内容 |
|---|---|
| 基本基準 | 高校の全履修科目の評定平均値が5段階評価で3.5以上 |
| 特例基準 | 住民税(市区町村民税所得割)が非課税など一定の場合、学ぶ意欲があれば学力基準を緩和 |
| 高認合格者 | 高等学校卒業程度認定試験の合格者も対象 |
在学採用の場合は少し異なり、1年生は「高校最終2年間の成績の平均が3.5以上」、2年生以上は「所属学部の上位1/3以内」が基準になります。
参考:ガクシー「第一種奨学金の選考基準」 https://gaxi.jp/article/xa5WJORvKr8vjPwr
特筆すべきは、住民税非課税世帯などの場合は学力基準が緩和されるという点です。成績が3.5に届かなくても、学ぶ意欲を示すことで採用される可能性があります。「成績が微妙だから無理かな」と感じている方も、一度申請してみる価値は十分にあると言えます。
学力基準は毎年1回、奨学金継続願の提出時に確認されます。在学中も成績を維持することが奨学金を継続受給するうえで重要なポイントです。
予約採用と在学採用で審査基準が変わる点は必ず把握しておくべき
第一種奨学金の申し込み方法は大きく2種類あります。高校在学中に申し込む「予約採用」と、大学入学後に申し込む「在学採用」です。この2つでは、家計基準の数字が異なる場合があるので注意が必要です。
📊 予約採用 vs 在学採用 比較表
| 項目 | 予約採用 | 在学採用 |
|---|---|---|
| 申し込みタイミング | 高校3年生のとき(春・秋) | 大学入学後(春・秋) |
| 4人世帯・給与所得の年収目安 | 約747万円 | 通学形態・学校種により約680〜808万円 |
| 学力基準(1年次) | 評定平均3.5以上(高校) | 高校最終2年間の成績3.5以上 |
| 学力基準(2年次以降) | ― | 学部内で上位1/3以内 |
| 進学先未定でも申込み可 | ✅ できる | ❌ できない |
予約採用は進学先が決まっていなくても申し込めるため、早めに動いておくのが得策です。万が一不採用になっても、在学採用で再チャレンジすることができます。また、予約採用で採用されても、大学入学後に内容を変更したり辞退することも可能なため、迷っているなら先に申し込んでおく選択も十分アリです。
在学採用は予約採用より若干基準が緩やかになる場合があり、私立大学の自宅外通学なら年収808万円まで対象になるなど、条件によってはより広く門戸が開かれています。「予約採用で落ちたから終わり」ではなく、再挑戦できる道が残されている点は覚えておきましょう。
奨学金一種の年収をふまえた活用ガイドと注意点
- 給付型・第一種・第二種の年収上限をひと目でわかる比較表で整理
- 第一種奨学金の貸与月額と4年間の総額・返済シミュレーション
- ひとり親世帯・共働き世帯では年収基準の計算方法が変わる
- 第一種奨学金が不採用だった場合に選べる代替手段
- 家計が急変したときに使える緊急採用・応急採用制度がある
- 第一種と第二種の併用貸与を使う場合の年収基準と注意点
- 総括:奨学金一種 年収のまとめ
給付型・第一種・第二種の年収上限をひと目でわかる比較表で整理
第一種奨学金の年収基準を把握するうえで、給付型奨学金や第二種奨学金との比較を見ておくと全体像がつかみやすくなります。
📊 JASSO奨学金 種類別 年収上限の目安一覧(4人家族・給与所得者・私立大学自宅外通学)
| 種類 | 年収の目安 | 返済 | 利子 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| 給付型 第1区分 | 約271万円まで | 不要 | なし | 住民税非課税世帯が中心 |
| 給付型 第2区分 | 約303万円まで | 不要 | なし | 支給額は第1区分の約2/3 |
| 給付型 第3区分 | 約378万円まで | 不要 | なし | 支給額は第1区分の約1/3 |
| 貸与型 第一種 | 約808万円まで | 必要 | なし(無利子) | 学力・家計基準あり・やや厳しめ |
| 貸与型 第二種 | 約1,250万円まで | 必要 | あり(年3%以内) | 学力基準緩め・広く借りられる |
(出典:日本の学校「国の奨学金の家計基準」 https://school.js88.com/shogakukin/page2)
この表を見ると、給付型は返済不要の代わりに年収基準が厳しく、第二種は多くの家庭が対象になる代わりに利子がつくという構造になっていることがわかります。
第一種奨学金はその中間に位置し、利子なしで借りられるという大きなメリットがありながら、年収上限も比較的高め(約808万円)に設定されています。給付型の対象にはならなくても第一種の対象になるケースは多く、積極的に検討する価値があります。
✅ 給付型の対象であれば、授業料減免も同時に受けられます。たとえば私立大学に自宅外から通う第1区分の学生は、給付型奨学金だけで年間約91万円、授業料・入学金の減免も合わせると年間100万円超の支援になるケースもあります。
第一種奨学金の貸与月額と4年間の総額・返済シミュレーション
「借りられることはわかった。実際にいくら借りられて、どれくらい返すの?」という疑問にもお答えします。
📊 第一種奨学金 貸与月額の選択肢(大学・給付型奨学金併用なしの場合)
| 通学形態 | 設置者 | 選択できる月額 |
|---|---|---|
| 自宅通学 | 国公立大学 | 20,000円・30,000円・45,000円 |
| 自宅外通学 | 国公立大学 | 20,000円・30,000円・40,000円・51,000円 |
| 自宅通学 | 私立大学 | 20,000円・30,000円・40,000円・54,000円 |
| 自宅外通学 | 私立大学 | 20,000円・30,000円・40,000円・50,000円・64,000円 |
(太字が最高月額)
第一種奨学金は無利子なので、借りた金額がそのまま返済総額になります。たとえば私立大学に自宅外から通い、最高月額の64,000円を4年間借りた場合の試算は次の通りです。
📊 最高月額64,000円を4年間借りた場合の返済シミュレーション(第一種)
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 貸与月額 | 64,000円 |
| 貸与期間 | 48ヶ月(4年間) |
| 貸与総額 | 約307万円 |
| 月賦返還額(目安) | 約14,222円 |
| 返還回数 | 216回(約18年) |
(出典:進路ナビ「貸与金額と申込資格と返済」 https://shinronavi.com/newcolumn/jiriki/01 より)
第一種奨学金は無利子なので、返済総額は借りた金額と同じです。第二種奨学金の場合は利子が加算されるため、長い目で見ると第一種は大きな節約になります。
ただし、最高月額を選択できるのは「併用貸与(第一種と第二種の両方を借りる)の家計基準」を満たしている場合に限られます。家計基準を満たさない場合は最高月額以外の金額(2〜5万円)から選ぶことになります。返済方法については「定額返還方式」か「所得連動返還方式」の2種類から選択できる点も覚えておきましょう。
ひとり親世帯・共働き世帯では年収基準の計算方法が変わる
「うちは共働きだけど、合計年収で判断されるの?」「ひとり親だと有利になるって本当?」という疑問をよく耳にします。
ひとり親世帯の場合は、生計維持者が1人になるため、収入・資産ともに1人分の情報で判定されます。また、「ひとり親控除」として貸与額算定基準額から40,000円が控除されるため、同じ年収水準でも2親家庭より有利になることが多いです。
📊 ひとり親世帯 第一種奨学金 年収上限の目安(在学採用)
| 世帯人数 | 想定世帯構成 | 年収上限(給与所得) |
|---|---|---|
| 2人 | 本人・親A(ひとり親・給与) | 約777万円 |
| 3人 | 本人・親A(ひとり親・給与)・高校生 | JASSOシミュレーター参照推奨 |
(出典:JASSO公式 https://www.jasso.go.jp/shogakukin/about/taiyo/taiyo_1shu/kakei/zaigaku/daigaku.html)
共働き世帯の場合は、両親の収入がそれぞれ別々に「支給額算定基準額」へ換算されてから合算されます。単純に2人の収入を足した金額で判定されるわけではないため、共働きでも片方の収入が低ければ合算しても基準内に収まるケースがあります。
参考:補助金ポータル「給付型奨学金は親の年収でどう決まる?判断の仕組みと注意点を解説」 https://hojyokin-portal.jp/columns/syogakukin-kyuhugata-nensyu
共働きかどうかよりも「課税標準額がいくらか」という点が重要なため、源泉徴収票や住民税決定通知書で正確な課税情報を確認してみてください。「年収○○万円を合計したら無理」と決めつける前に、実際の課税額で判断することが大切です。
第一種奨学金が不採用だった場合に選べる代替手段
「審査に落ちてしまった…」という場合でも、選択肢はいくつか残っています。焦らず、以下の代替手段を検討してみてください。
✅ 選択肢1:第二種奨学金に切り替える 第二種奨学金は有利子ですが、年収基準が4人世帯で約1,250万円と広く設定されています。学力基準も「平均水準以上」と緩めで、多くの家庭が対象になります。利率は在学中は無利子で、卒業後に年3%以内の利率が適用されます。
✅ 選択肢2:在学採用で再チャレンジする 予約採用で不採用になっても、大学入学後の在学採用で再申請することができます。在学採用では基準が若干緩やかになる場合もあるため、諦めずに再挑戦しましょう。
✅ 選択肢3:給付型奨学金と組み合わせる 年収が低い場合は、給付型奨学金の対象になっている可能性があります。給付型(返済不要)を受けながら第一種奨学金も一部受け取れるケースがあります(ただし月額の調整が発生します)。
✅ 選択肢4:国の教育ローン(日本政策金融公庫)を利用する 保護者が借りるタイプの教育ローンです。奨学金と異なり入学前の費用にも使えるため、初年度の出費が大きいタイミングで活用できます。
✅ 選択肢5:民間・大学独自の奨学金を探す 各大学や民間財団が独自の奨学金制度を設けています。キーエンス財団のように年収に関係なく応募できる制度や、成績優秀者向けの特待制度もあるため、幅広く調べてみることをおすすめします。
📊 不採用時の代替手段 比較まとめ
| 手段 | 主な特徴 | 年収基準目安(4人世帯・給与) |
|---|---|---|
| 第二種奨学金 | 有利子・返済必要 | 約1,250万円まで |
| 在学採用で再申請 | 第一種再チャレンジ | 約803〜808万円 |
| 給付型奨学金 | 返済不要・年収基準厳しめ | 約378万円まで |
| 国の教育ローン | 保護者が借りる | 世帯年収の条件あり |
| 民間・大学独自奨学金 | 基準が多様 | 制度による |
家計が急変したときに使える緊急採用・応急採用制度がある
在学中に家計が突然悪化した場合、通常の採用枠とは別に「緊急採用」「応急採用」という制度が使えます。これは多くの方が見落としがちな制度です。
📋 緊急採用・応急採用 基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象となる事由 | 失職・破産・病気・事故・死別・離別・災害等による家計急変 |
| 申込時期 | 随時申込み可能(通常募集期間以外でも可) |
| 申込期限の目安 | 家計急変事由発生から12ヶ月以内 |
| 緊急採用 | 第一種奨学金(無利子) |
| 応急採用 | 第二種奨学金(有利子) |
| 学力基準 | 通常の第一種よりも緩やか(大学等における学業成績が平均水準以上など) |
| 振込タイミング | 申込み・学校推薦後、最短で翌月に口座振込 |
参考:ガクシー「緊急採用、応急採用で申し込む場合」 https://gaxi.jp/article/xa5WJORvKr8vjPwr
コロナ禍の影響や親の急な転職・失業なども対象になる場合があります。「在学採用の時期を逃してしまった」という場合でも、家計急変があれば随時申請が可能です。
学力基準が通常の第一種よりも緩やかに設定されている点も大きなメリットです。突然の家計悪化で経済的に苦しくなったときは、すぐに在籍校の奨学金担当窓口に相談することを強くおすすめします。早めに動くほど翌月からの支援につながりやすくなります。
第一種と第二種の併用貸与を使う場合の年収基準と注意点
第一種奨学金だけでは学費や生活費が足りない場合、第一種と第二種を同時に借りる「併用貸与」が選択できます。ただし、この場合は第一種単独よりも家計基準が厳しくなる点に注意が必要です。
📊 第一種 最高月額選択に必要な「併用貸与」の年収基準(4人世帯・給与所得者)
| 通学形態 | 設置者 | 併用貸与の年収上限(給与所得) | 最高月額 |
|---|---|---|---|
| 自宅通学 | 国公立大学 | 約680万円 | 45,000円 |
| 自宅外通学 | 国公立大学 | 約747万円 | 51,000円 |
| 自宅通学 | 私立大学 | 約753万円 | 54,000円 |
| 自宅外通学 | 私立大学 | 約808万円 | 64,000円 |
(出典:進路ナビ https://shinronavi.com/newcolumn/jiriki/01 より)
第一種奨学金の最高月額を選択するには、この併用貸与の家計基準を満たす必要があります。通常の第一種の基準(約803〜808万円)と近い数字ですが、組み合わせた場合は基準が厳しくなるケースもあります。
返済については、第一種は無利子ですが第二種には利子がつきます。卒業後の返済が二本立てになるため、月々の返済額が生活を圧迫しないか事前にシミュレーションしておくことが大切です。
✅ JASSOが提供している「奨学金貸与・返還シミュレーション」(https://simulation.sas.jasso.go.jp/simulation/)を使えば、借りる金額と返済月額を事前に把握できます。「借りすぎ」にならないよう、必要最低限の金額に絞ることが重要です。
総括:奨学金一種 年収のまとめ
最後に記事のポイントをまとめます。
- 第一種奨学金の年収上限は、4人世帯・給与所得者で約803〜808万円(在学採用・通学形態により変動)が目安である
- 世帯人数が多いほど年収上限が引き上げられ、3人世帯は約716万円、5人世帯は約905万円が目安となる
- 給与所得者と給与所得以外(自営業等)では基準の計算方法が異なり、自営業者は「所得(経費控除後)」で判断される
- 年収の目安はあくまで参考値であり、実際の審査は「貸与額算定基準額」という計算式で行われる
- 多子控除・ひとり親控除・私立自宅外控除などが適用されると、年収が目安を超えても対象になることがある
- 学力基準は評定平均3.5以上が基本だが、住民税非課税世帯などは学力基準が緩和される特例がある
- 予約採用(高校在学中)と在学採用(大学入学後)があり、不採用でも再申請が可能である
- 給付型(年収約271〜378万円以下)、第一種(約803〜808万円以下)、第二種(約1,250万円以下)と、制度ごとに年収基準が大きく異なる
- 家計が急変した場合は「緊急採用(第一種)」「応急採用(第二種)」に随時申し込めるため、即座に学校窓口へ相談することが大切だ
- 第一種と第二種の「併用貸与」を使う場合は家計基準がやや厳しくなり、最高月額の選択にも条件がある
- ひとり親世帯は「ひとり親控除」の適用で同じ年収でも有利になることがあり、共働き世帯は単純合算ではなく課税情報で判断される
- 実際の自分の世帯が対象になるかは、JASSOの「進学資金シミュレーター」で確認するのが最も確実である
調査にあたり一部参考にさせて頂いたサイト
- https://www.jasso.go.jp/shogakukin/about/taiyo/taiyo_1shu/kakei/zaigaku/daigaku.html
- https://www.jasso.go.jp/shogakukin/about/taiyo/taiyo_1shu/kakei/index.html
- https://shinronavi.com/newcolumn/jiriki/01
- https://shogakukinbank.jp/repayment_tips/2849/
- https://gaxi.jp/article/xa5WJORvKr8vjPwr
- https://hojyokin-portal.jp/columns/syogakukin-kyuhugata-nensyu
- https://www.shiruporuto.jp/public/document/container/shogakukin/
- https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14320505024
- https://school.js88.com/shogakukin/page2
- https://dime.jp/genre/1043084/
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