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技術アジャスターの年収はいくら?初年度から1,000万円超えの可能性まで徹底調査してみた
2026-06-02
「技術アジャスター」という仕事、名前は聞いたことがあっても、実際の年収や仕事内容まで詳しく知っている人は少ないかもしれない。自動車事故の損害調査を専門に行うこの職種は、損害保険業界の中でも特に専門性が高く、取得が難しい国家公認資格をもとにキャリアを積んでいく。気になるのはやはり「稼げるのか?」という点だろう。
今回は求人データや各社の採用情報、業界のクチコミ情報などをもとに、技術アジャスターの年収を徹底的に調べた。初年度の水準から、資格ランク別の上昇ペース、さらに経験を積んだ先に見えてくる1,000万円超えの世界まで、リアルな数字と一緒にまとめている。「転職を考えているけど実態がわからない」「整備士からのキャリアチェンジを検討している」という人は、ぜひ参考にしてほしい。
| この記事のポイント |
|---|
| ✅ 技術アジャスターの初年度年収は約400万円が相場で、経験とともに大きく伸びる |
| ✅ 2級資格取得(約7年目)で年収720万〜740万円が現実的な目安 |
| ✅ 技術アジャスターの見習試験合格率は約24.2%と難易度は高め |
| ✅ 乗合アジャスターとして独立すれば月給50万〜100万円も狙える |
技術アジャスターの年収と仕事内容を完全ガイド
- 技術アジャスターの年収は初年度約400万円から経験で大きく上がる
- 技術アジャスターの仕事はきついのか正直にお伝えする
- 技術アジャスターの試験の合格率は約24.2%と決して甘くない
- 技術アジャスターになるには「見習」資格の取得が最初のステップ
- 専属アジャスターと乗合アジャスターでは収入の仕組みが大きく違う
- 技術アジャスターの過去問は日本損害保険協会経由で入手できる
技術アジャスターの年収は初年度約400万円から経験で大きく上がる
技術アジャスターの年収を調べてまず驚くのは、初年度からすでに400万円前後が相場という事実だ。日本損害保険協会(損保協会)に加盟する保険会社6社の求人情報をもとに平均値を算出すると、転職初年度の月給は約25万5,500円、初年度年収は約408万9,400円という水準になる。
自動車整備士の平均年収が約417万円(2023年度・平均年齢47.2歳)であることを考えると、アジャスターは比較的若い段階からそれに近い水準からスタートできることになる。年齢が上がれば整備士も年収は伸びるが、アジャスターは資格ランクの取得によって年齢に関係なく年収が伸びやすい構造になっているのが大きな特徴だ。
経験年数別で見ると、以下のような年収目安が各社の求人情報から読み取れる。
📊 経験年数別・技術アジャスター年収の目安
| 経験年数 | 取得資格の目安 | 年収目安 |
|---|---|---|
| 入社1〜3年目 | 見習〜初級 | 350万〜500万円 |
| 入社3〜4年目 | 初級〜3級 | 500万〜650万円 |
| 入社7年目前後 | 2級 | 650万〜740万円 |
| 入社10年目前後 | 2級(グローバルコース) | 830万〜980万円 |
| 経験15年/課長相当 | 2級 | 1,000万〜1,100万円 |
実際の求人クチコミでも、損害保険ジャパンの中途採用5年目の技術アジャスターで年収650万円というリアルな声が確認できる(入社時点で500万円前後だったものが年々確実に上がっていったとのこと)。
また三井住友海上のキャリア採用ページによると、未経験入社のグローバルコース(全国転勤あり)であれば3年目で645万円、10年目で980万円というモデル年収が公開されており、転勤ありのコースを選べば1,000万円が見えてくる。転勤なしのエリアコースでも3年目で540万円、10年目で830万円という水準は十分に魅力的だ。
技術アジャスターの仕事はきついのか正直にお伝えする
「技術アジャスターの仕事はきついですか?」という検索が多いことからも、実際の業務負担を気にしている人が多いことがわかる。結論から言うと、きつい面もあるが、それに見合ったリターンがある職種と言えそうだ。
まず業務量の面では、専属アジャスターの1日のスケジュール例を見ると、午前中に修理工場で損傷確認・撮影・見積り作成、午後に報告書の作成と別案件の現場確認、夕方にお客様への連絡対応という流れになっている。デスクワークと外回りが混在するスタイルで、慣れるまでは業務の切り替えに慣れる必要がある。
精神的なきつさとしては、保険金詐欺を見抜く判断力が求められる点がある。事故内容と損傷に矛盾がないか、不正な修理費の水増しがないかを見極めるため、先入観を排した冷静な対応が常に必要だ。感情的になりやすい事故当事者と交渉する場面もあるため、メンタルの安定感が問われることもある。
一方でプラス面も大きい。休日に関しては、完全週休2日制(土日休み)が基本というのが業界標準だ。自動車業界の中でも土日休みはまだまだ少ない中、アジャスターはほぼ全求人が土日祝休みを採用している。年間休日120日以上のケースも多く、ワークライフバランスを重視したい人には魅力的に映るはずだ。
✅ 技術アジャスターの仕事・きつい面とよい面
| きつい面 | よい面 |
|---|---|
| 外回りとデスクワークの切り替えが多い | 土日祝休みが基本 |
| 感情的な交渉相手への対応が必要 | 年間休日120日以上が多い |
| 専門知識の継続的なアップデートが必要 | 資格取得で年収が大きく伸びる |
| 報告書など書類作成業務が多い | 全国に勤務拠点があり異動時の待遇も整っている |
| 不正案件を見分ける緊張感がある | 社会的意義が高く専門性が磨かれる |
技術アジャスターの試験の合格率は約24.2%と決して甘くない
技術アジャスターとして働くためには、日本損害保険協会が実施するアジャスター試験への合格と登録が必須だ。最初に受ける「見習」試験の合格率は、2023年度時点で平均24.2%。4人に1人しか受からない計算であり、決して簡単とは言えない。
出題レベルは「3級自動車整備士資格試験」および「自動車車体整備士資格試験」程度とされており、自動車の構造・工学知識だけでなく、賠償に関する法律や道路交通法の知識も問われる。見習試験は筆記のみ(1時間)で年5回実施されており、100点満点中60点以上が合格ラインだ。
📊 技術アジャスター試験の概要
| ランク | 試験内容 | 開催回数 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 見習(新規登録) | 筆記1時間 | 年5回 | 合格率24.2%(2023年度) |
| 初級 | 筆記1時間 | 年5回 | 見習登録後4か月以上で受験可 |
| 3級 | 筆記2時間+見積り1.5時間 | 年1回 | 初級取得後1年以上で受験可 |
| 2級 | 筆記2時間+見積り(乗用車・貨物車各1.5時間) | 年1回 | 3級取得後3年以上で受験可 |
| 1級 | (現時点で試験未実施) | ― | 実質2級が最上位 |
三井住友海上の資料によると、過去5年間(2021〜2025年度)の2級技術アジャスターの合格率は、同社が13.4%に対し全社平均が11.0%。3級は同社22.4%に対し全社平均22.4%(同社は27.3%)という数字が公開されており、しっかり研修を受けている大手損保の合格率は業界平均を上回る傾向にある。
難易度が高い分、資格保有者の希少価値は高い。特に2級ともなると求人市場での評価が一気に上がり、年収700万円以上のポジションへの応募資格が得られる。「一生モノの資格」と言われるゆえんはここにある。
技術アジャスターになるには「見習」資格の取得が最初のステップ
技術アジャスターとして活動するためには、損保協会が実施する試験に合格し、アジャスターとして登録されることが前提条件となる。最初のステップは「見習技術アジャスター」への新規登録だ。
見習試験に合格したあとは、研修センターにて5〜10日間の基礎研修を受ける必要がある。研修を修了してから初めて実務でアジャスターとしての業務が行えるようになる。大手損保各社では入社後にこの見習試験の対策研修を社内で行い、資格取得を全面的にバックアップしている。
📋 技術アジャスターになるまでのステップ
- ✅ 普通自動車免許(AT限定可)を取得
- ✅ 損害保険会社(または損害調査会社)に入社
- ✅ 社内研修・自研センター研修で見習試験の対策を行う
- ✅ 「見習技術アジャスター」試験に合格(合格率約24.2%)
- ✅ 研修センターで5〜10日間の基礎研修を受講
- ✅ アジャスターとして損保協会に登録完了
- ✅ 実務を積みながら初級→3級→2級へとランクアップ
重要なのは、応募時点では資格がなくても採用される会社が多いという点だ。「高卒以上・未経験OK」という求人も多数存在し、整備士資格を持っていれば優遇されるが、なくても挑戦できる。ただし自動車整備士資格(特に2級以上)を持っていると採用時の評価が高まりやすい。
また「特殊車アジャスター」という別の資格区分もあり、こちらは建設機械など特殊な構造を持つ自動車の損害調査に対応できるようになる資格だ。技術アジャスターの業務範囲を広げたい場合の追加取得として検討できる。
専属アジャスターと乗合アジャスターでは収入の仕組みが大きく違う
技術アジャスターには大きく分けて2種類の働き方がある。損害保険会社に所属する「専属アジャスター」と、フリーランスとして活動する「乗合アジャスター」だ。それぞれ収入の仕組みが根本的に異なるため、キャリアを考えるうえで理解しておきたい。
専属アジャスターは保険会社の社員として雇用される形態で、安定した月給・賞与・社会保険・退職金などの待遇が整っている。業務内容は損害調査にとどまらず、被保険者とのやり取りや調査報告書の作成、示談交渉のサポートなど幅広い。土日祝休み・完全週休2日という働き方ができるのが最大のメリットだ。
📊 専属アジャスターと乗合アジャスターの比較
| 項目 | 専属アジャスター | 乗合アジャスター |
|---|---|---|
| 雇用形態 | 正社員(損保会社所属) | フリーランス・業務委託 |
| 収入の安定性 | 安定(月給+賞与) | 件数次第で変動 |
| 年収の上限 | 経験・役職で上昇 | 実力次第で大きく伸びる |
| 休日 | 土日祝休みが基本 | 土日対応可能で稼ぎやすい |
| 社会保障 | 各種社会保険完備 | 自己負担(国民健康保険等) |
| 確定申告 | 会社が対応 | 自分で行う必要あり |
乗合アジャスターは、全国アジャスター協会(JAA)を通じて複数の損害保険会社や共済から調査依頼を受注するスタイルだ。担当できる件数に比例して収入が増えるため、土日・祝日対応も可能な分、件数によっては専属よりも高い収入を得られる可能性がある。実際に業務委託型の求人では月給50万〜100万円という条件も見受けられる。
キャリアパスとしては、専属アジャスターとして数年の経験を積んで2級資格を取得したのち、乗合アジャスターとして独立するケースが多いとされている。独立にはリスクも伴うが、専門性と実績があれば十分に食べていける職種と言えるだろう。
技術アジャスターの過去問は日本損害保険協会経由で入手できる
「技術アジャスターの過去問はどこで手に入りますか?」という疑問は、受験を考えている人の多くが抱えている。結論から言うと、試験に関する情報は日本損害保険協会(損保協会)の公式サイトで確認するのが基本になる。
損保協会は毎年試験を実施しており、試験の申込方法・出題範囲・過去問の公開状況なども同協会が管理している。具体的な過去問の入手方法については、損保協会のウェブサイトを直接確認するか、所属会社の担当者を通じて問い合わせるのが確実だ。
多くの損害保険会社では、入社後に社内の試験対策研修を実施しており、過去問ベースの問題集や対策テキストを社内で用意しているケースが多い。三井住友海上の採用サイトによると、見習試験・初級試験の対策研修から、3級・2級の上位資格に至るまで、社内外の研修プログラムが体系的に整備されている。
📋 試験勉強に必要な知識の範囲
- 🔧 自動車工学(車体構造・修理技術)
- ⚖️ 賠償に関する法律(民法・自動車損害賠償保障法など)
- 🚦 道路交通法
- 💴 修理費の算出方法・見積り作成
- 🚗 電気自動車など新規格車両に関する知識
技術アジャスターの年収を上げる方法と転職・将来性を徹底解説
- 技術アジャスターは資格ランクが上がるほど年収の伸びが加速する
- 2級技術アジャスターを取得すると年収700万円超えが現実的になる
- 大手損保会社の技術アジャスター年収例を会社別に比較する
- 技術アジャスターに向いている人の特徴は大きく3つある
- 技術アジャスターの将来性はAI時代でも依然として安定している
- 乗合アジャスターとして独立すれば月収50万円以上も狙える
- 総括:技術アジャスター年収のまとめ
技術アジャスターは資格ランクが上がるほど年収の伸びが加速する
技術アジャスターの年収がほかの職種と大きく異なるのは、資格ランクと年収が直結しているという点だ。見習→初級→3級→2級というランクアップのたびに、月給テーブルや資格手当がアップする仕組みになっており、「頑張った分だけ年収に反映される」構造が整っている。
あいおいニッセイ同和損害保険の求人情報を見ると、その関係性が非常にわかりやすく示されている。経験4年で3級取得した場合の年収が488万円、経験7年で2級取得で676万円、経験10年で786万円という推移だ。3年ごとに100万円単位で年収が上がっていくイメージを持てる。
📊 あいおいニッセイ同和 技術アジャスター年収推移の例
| 経験年数 | 資格ランク | 年収例 |
|---|---|---|
| 入社4年目 | 3級 | 488万円 |
| 入社7年目 | 2級 | 676万円 |
| 入社10年目 | 2級 | 786万円 |
AIG損害保険のデータでも同様の傾向が確認できる。経験2年・初級で515万円、経験5年・3級で640万円、経験7年・2級で720万円という年収例が公開されている。資格取得のタイミングが年収の節目になっているのがよくわかる。
重要なのは、2級の取得には最短でも約6年が必要という点だ。見習→初級(4か月以上)→3級(1年以上)→2級(3年以上)という順に受験資格が発生するため、どれだけ優秀でも段階を飛ばすことはできない。つまり「コツコツ積み上げる」姿勢が求められる職種でもある。
2級技術アジャスターを取得すると年収700万円超えが現実的になる
技術アジャスターにおける最大のマイルストーンは2級資格の取得だ。現時点で1級試験は実施されていないため、実質的に2級が最上位ランクとなる。この資格を持っているかどうかで、転職市場での評価が大きく変わってくる。
各社の求人情報を確認すると、2級取得後の年収帯は700万円〜1,000万円以上というレンジになっている。日経転職版に掲載された国内系損保の求人では、2級資格を必須条件として年収700万〜1,000万円のポジションが募集されており、ベテランのアジャスターが活躍できる場は確かに存在する。
📊 2級技術アジャスター・会社別年収レンジ
| 会社名 | 年収レンジ(2級取得者目安) | 備考 |
|---|---|---|
| 国内系損保A(日経転職版) | 700万〜1,000万円 | 管理職・リーダー候補 |
| 国内系損保B(日経転職版) | 600万〜950万円 | エリア限定型 |
| 損害保険ジャパン | 580万〜847万円 | ブロック限定コース |
| 東京海上グループ調査会社 | 476万〜1,015万円 | 経験者採用・実力次第 |
| AIG損害保険 | 430万〜570万円(3級時点で720万円超例あり) | 経験7年・2級で720万円 |
管理職・課長クラスになると年収1,000万円超えも現実的なラインになる。東京海上グループの調査会社求人では「実力次第で年収1,000万円超も」という記載があり、2級取得・管理職経験がある人材には高い年収が提示される傾向にある。
また、ControlExpert Japan(画像鑑定専門会社)のように月給40万〜50万円というフルリモートの求人も登場しており、技術アジャスターの働き方の幅は広がっている。
大手損保会社の技術アジャスター年収例を会社別に比較する
技術アジャスターを採用している主要な損保会社の年収例を横並びで比較してみる。各社で採用コースや地域によって年収に幅があるため、入社を検討する際は複数社を比較するのがおすすめだ。
📊 主要損保会社・技術アジャスター年収比較
| 会社名 | 初年度〜入社3年目の目安 | 入社7〜10年目の目安 | 特記事項 |
|---|---|---|---|
| 三井住友海上火災保険 | 435万〜645万円 | 830万〜980万円 | グローバル・エリアの2コース制 |
| 損害保険ジャパン | 580万〜600万円 | 820万〜847万円 | 自動車整備士資格歓迎 |
| あいおいニッセイ同和損保 | 400万〜530万円 | 650万〜786万円 | 未経験OK、全国募集 |
| AIG損害保険 | 430万〜515万円 | 640万〜720万円 | 外資系・英語活用可能 |
| 共栄火災海上保険 | 315万〜400万円 | 600万〜715万円 | 健康経営優良法人 |
| 東京海上日動調査サービス | 416万〜476万円 | 600万〜1,015万円 | 経験者採用で高年収も |
三井住友海上の採用情報によると、グローバルコース(全国転勤あり)の場合は月給316,500円〜419,500円からスタートし、10年目には980万円というモデル年収が提示されている。エリアコース(転勤なし)は月給276,300円〜380,900円スタートで、10年目は830万円。転勤の有無で生涯年収に数百万円の差が生まれる可能性がある。
また、損害保険ジャパンは損保業界の大手として知られており、入社後の研修体制が充実している点が特徴だ。クチコミ情報によると「中途採用5年目・技術アジャスターで年収650万円。入社時から500万円前後あり、年々確実に上がっている」という声も確認できる。
技術アジャスターに向いている人の特徴は大きく3つある
技術アジャスターは誰でも向いているわけではなく、一定の適性が求められる仕事だ。業務内容と求められるスキルをもとに考えると、向いている人の特徴は大きく3つに集約できる。
① 専門知識を学び続けられる人
アジャスター試験には自動車工学だけでなく賠償法律・道路交通法も含まれる。上位資格を目指すには継続的な学習が必要で、さらに電気自動車など新規格の車体情報をキャッチアップし続ける姿勢も求められる。「勉強が苦手」という人には正直しんどい職種かもしれない。
② 書類作成業務が苦にならない人
見積り書・調査報告書の作成はアジャスターの重要な業務のひとつだ。整備士としての経験がある人は車検書類や修理見積りに慣れているため、大きなアドバンテージになる。正確かつ効率的に書類をこなせる人は評価されやすい。
③ 冷静・論理的に対応できる人
事故によっては保険金詐欺を目的としたものや、修理工場によって不当にねつ造されたものもあるため、先入観にとらわれずに冷静な対応がとれることが重要です。 (引用:https://automotive.and-pro.jp/mechanic/adjuster.php)
感情的な事故当事者と向き合い、弁護士指導のもと示談交渉を行う場面もある。論理的で落ち着いたコミュニケーションができる人が長く活躍できる。
📋 技術アジャスターに向いている人チェックリスト
- ✅ 自動車の構造・修理技術に興味・知識がある
- ✅ 法律や保険の仕組みを学ぶことに抵抗がない
- ✅ 書類作成(見積り・報告書)が苦手ではない
- ✅ 感情に流されず事実ベースで判断できる
- ✅ コミュニケーションを大切にできる
- ✅ 不正を見抜く論理的思考ができる
逆に、「車が好きだけど書類仕事は苦手」「対人交渉がストレスになりやすい」という人には少し難しい面があるかもしれない。ただし、適性のある人にとっては専門性・年収・ワークライフバランスの三拍子が揃った希少な職種だ。
技術アジャスターの将来性はAI時代でも依然として安定している
AI・自動化の時代において、「アジャスターの仕事はなくなるのでは?」と心配する声もある。結論から言えば、当面の間は安定した需要が続く職種と考えられる。
確かにControlExpert Japanのように「AIを活用したプラットフォームを使った画像鑑定」のサービスが登場しており、テクノロジーの波は業界にも押し寄せている。しかし、事故の整合性調査・示談交渉・修理工場との折衝といった人の判断と対話が必要なプロセスはAIには代替しにくい領域だ。
また、自動車のCASE(Connected・Autonomous・Shared・Electric)化が進む中で、損害保険会社も「技術的な知見を持つ人材の重要性が増している」と明言している。電気自動車の修理費算出は従来のガソリン車と異なる知識が必要で、専門家の需要は変わらず存在する。
求人数のトレンドを見ても、求人ボックスのデータでは技術アジャスターの平均求人数が約1,353件という水準を維持しており、30日以内の新着求人も常時100件超が確認できる。業界が人材を必要とし続けていることは明らかだ。
乗合アジャスターとして独立すれば月収50万円以上も狙える
専属アジャスターとして十分な経験と2級資格を積んだあと、乗合アジャスターとして独立する道が開ける。乗合アジャスターは全国技術アジャスター協会(JAA)に所属し、損害保険会社や共済から物損事故の調査依頼を受注する業務委託型の働き方だ。
収入は担当できる案件数に比例するため、稼ぎたい分だけ働けるという側面がある。土日・祝日にも対応できるため依頼が集まりやすく、うまく軌道に乗れば会社員時代よりも高い収入を得る人もいる。実際に求人ボックスで確認できる業務委託型の技術アジャスター案件では、月給50万〜100万円という条件も掲載されている。
📊 乗合アジャスター 独立のメリット・デメリット
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 実力次第で高収入が狙える | 社会保障がなく自己負担になる |
| 案件を選ぶ自由度がある | 月収が不安定になるリスクがある |
| 土日対応で案件を増やせる | 確定申告など税務処理が自分で必要 |
| 定年がなく長く働ける | 案件が少ない時期は収入が下がる |
ただし、安定した社会保障を捨てることになるため、ある程度の貯蓄と安定した案件ルートの確保が独立の大前提だ。専属アジャスターとして損保協会ネットワークや修理工場との関係を築いたうえで独立を目指すルートが現実的だろう。
総括:技術アジャスター年収のまとめ
最後に記事のポイントをまとめます。
- 技術アジャスターの初年度年収は約400万円前後が相場であり、整備士と同水準からスタートできる
- 見習試験の合格率は約24.2%(2023年度)で、難易度は高めだが会社の研修サポートで対策できる
- 資格ランクが上がるにつれて年収が大きく伸び、2級取得(約7年目)で700万円超えが現実的だ
- 三井住友海上グローバルコースでは10年目に980万円、管理職クラスでは1,000万円超えの事例もある
- 完全週休2日(土日祝休み)・年間休日120日以上が業界標準で、ワークライフバランスが良好だ
- 専属アジャスター(正社員)と乗合アジャスター(フリーランス)で収入の仕組みが根本的に異なる
- 乗合アジャスターとして独立すると月給50万〜100万円という高収入の可能性もあるが不安定リスクもある
- 技術アジャスターに向いているのは「専門知識を学び続けられる人・書類作成が苦手でない人・冷静に対応できる人」の3タイプだ
- 求人市場では常時1,000件以上の案件があり、将来性・安定性ともに高い職種と言える
- 自動車整備士からのキャリアチェンジ先として評価が高く、資格が実際に年収に直結する数少ない職種のひとつだ
- 転職時点で資格がなくても採用されるケースが多く、入社後に会社の費用負担で資格取得を目指せる体制が整っている
- AI化が進む中でも事故の整合性調査・示談交渉など人による判断が必要な業務は代替されにくく、安定した需要が続く見通しだ
調査にあたり一部参考にさせて頂いたサイト
- https://automotive.and-pro.jp/mechanic/adjuster.php
- https://career.nikkei.com/agent/97/jobdetail1632463/
- https://doda.jp/DodaFront/View/JobSearchList/j_ind__0708S/-oc__0445M/-ha__50%2C0/-preBtn__2/
- https://ms-ins-saiyou.com/adjuster/
- https://tenshoku.mynavi.jp/tokai/list/min0700/kw%E3%82%A2%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC/
- https://carworkassist.com/column/60355.html
- https://xn--pckua2a7gp15o89zb.com/%E6%8A%80%E8%A1%93%E3%82%A2%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%81%AE%E4%BB%95%E4%BA%8B
- https://www.openwork.jp/one_answer.php?vid=a0A1000001gb0OF&qco=2
- https://career.nikkei.com/agent/97/jobdetail1632466/
- https://xn--pckua2a7gp15o89zb.com/%E6%8A%80%E8%A1%93%E3%82%A2%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%81%AE%E4%BB%95%E4%BA%8B-%E7%A7%8B%E7%94%B0%E7%9C%8C
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