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東証の決算発表スケジュールを徹底解説!いつ・どこで確認すればいいの?

2026-06-03

東証(東京証券取引所)に上場している企業は、一定のルールに従って決算結果を発表する義務があります。この「決算発表スケジュール」は、株式投資をおこなう人にとって欠かせない情報のひとつ。どの企業がいつ発表するのかを事前に把握しておくことで、売買のタイミングや銘柄選びに大きく役立てられます。本記事では、東証の決算発表スケジュールの仕組みや確認方法、注目の時期や銘柄の絞り込み方まで、ひとつひとつ丁寧に解説します。

「決算って何となく重要そうだけど、スケジュールのどこを見ればいいのかわからない」という初心者の方から、「プライム市場の注目銘柄だけを効率よく追いたい」という中級者の方まで、幅広く役立てていただける内容を目指しました。日本取引所グループ(JPX)や証券会社各社のデータをもとに、調査してわかったポイントを網羅的にまとめています。

この記事のポイント
✅ 東証の決算発表スケジュールの仕組みと期限ルールがわかる
✅ 決算発表の時間帯や発表タイミングの特徴がわかる
✅ プライム市場・注目銘柄のスケジュール確認方法がわかる
✅ 決算シーズンを活かした投資のヒントが得られる

東証に上場する企業の決算発表スケジュールの基本

  1. 決算発表スケジュール 東証の仕組みは証券取引所の公式データが根拠になっている
  2. 東証の決算発表の期限はいつかを理解すれば投資判断のタイミングがつかめる
  3. 東証 決算発表時間は午後3時30分前後が多い傾向にある
  4. 決算発表スケジュール プライムを確認するには複数のツールが便利
  5. 決算発表スケジュール 注目の銘柄を効率よく絞り込む方法がある
  6. 発表予定日が変更されるケースにも備えておく必要がある

決算発表スケジュール 東証の仕組みは証券取引所の公式データが根拠になっている

東証(東京証券取引所)に上場している企業は、年に最大4回の決算発表をおこないます。3月期決算の企業を例にとると、本決算(通期)・第1四半期・第2四半期(中間)・第3四半期のタイミングがそれぞれ発表時期として設定されています。これらの発表予定をまとめたものが「決算発表スケジュール」です。

スケジュールの情報源として最も信頼性が高いのは、日本取引所グループ(JPX)の公式サイトです。JPXは、上場会社から連絡を受けた発表予定をもとに一覧を作成し、毎営業日午後5時ごろを目処に翌営業日分のデータを更新しています。

「これらの資料は、東京証券取引所(以下「東証」という)の上場会社から連絡のあった発表予定に基づき作成したものです」 引用元:https://www.jpx.co.jp/listing/event-schedules/financial-announcement/index.html

ただし、JPXのデータはあくまでも「連絡のあった予定」であり、その後に変更される可能性があることも明記されています。実際の発表日が異なることもあるため、最終的には各企業のIRページや適時開示情報(TDNet)を直接確認することが大切です。

また、ETFやREIT、一部の外国会社はスケジュール掲載の対象外となっているため、これらの銘柄を保有・ウォッチしている人は別途確認が必要です。


📋 決算発表スケジュールの主な情報源

情報源 特徴 更新頻度
日本取引所グループ(JPX) 最も信頼性が高い公式データ 毎営業日午後5時ごろ
日経電子版 検索・絞り込み機能が充実、業種・決算期・日付で検索可能 随時更新
株探(かぶたん) 注目度順・市場別フィルタリングが便利 随時更新
SBI証券 / 楽天証券 / マネックス証券 / 松井証券 口座保有者向け機能あり、保有銘柄優先表示 随時更新
トレーダーズ・ウェブ 期間・業種・市場の詳細フィルタリングが可能 随時更新

QUICK社のデータを利用しているサービスも多く、原則として証券営業日の午前中に更新される仕組みになっています。各サービスで微妙にデータの反映タイミングが異なることもあるため、重要な銘柄は複数のサービスでクロスチェックする習慣をつけておくと安心です。

東証以外の地方市場(名証・札証・福証など)に単独上場している銘柄は、一部の証券会社のカレンダーには表示されない場合があります。松井証券では「名古屋証券取引所、札幌証券取引所、福岡証券取引所に単独上場している銘柄は表示していません」という注意書きがあり、どのデータソースにも一定の対象外範囲があることを覚えておきましょう。


東証の決算発表の期限はいつかを理解すれば投資判断のタイミングがつかめる

「東証の決算発表の期限はいつですか?」という疑問は、投資初心者にとって特に気になるポイントのひとつです。証券取引所の規則では、上場企業は決算期末から一定期間内に決算短信を開示しなければならないとされています。

一般的な慣行として、本決算(通期)・四半期決算ともに期末から45日以内に開示することが求められていると広く知られています。ただし、具体的な規程は取引所のルールや各企業の状況によって異なる場合もあるため、必ず公式情報を確認することをおすすめします。

📅 決算期末から発表までの一般的なスケジュールイメージ

決算種別 対象期末の例(3月期) 発表が集中しやすい時期
本決算(通期) 3月31日 4月下旬〜5月中旬
第1四半期 6月30日 7月下旬〜8月上旬
第2四半期(中間) 9月30日 10月下旬〜11月中旬
第3四半期 12月31日 1月下旬〜2月中旬

日本企業の多くは3月期決算を採用しているため、5月と11月が特に発表が集中する「決算シーズン」になります。これらの時期には、1日に数百社〜数千社規模の決算発表が重なることも珍しくありません。

JPXの公式サイトでは、「2026年3月期本決算・2026年9月期第2四半期決算における翌営業日の開示予定会社」として随時更新されており、期末ごとのリストが公開されています。たとえば2026年3月期・2026年4月期の決算を迎えた会社については、それぞれ「2026年4月30日時点」「2026年5月14日時点」といった形で掲載・更新がおこなわれています。

また、変則決算(期中に決算期を変更した場合など)新規上場から1年未満の銘柄については、通常の発表期限とは異なる扱いになることがあります。コロナ禍の際のように外部環境によって発表が延期になるケースもあるため、常に最新情報を確認する姿勢が大切です。


「新型コロナウイルスの感染拡大の影響等により、決算の発表を延期する企業が相次いでいます。実際の発表日が当初の予定日と相違することがありますのでご注意ください。詳しくは上場会社HPからご確認ください」 引用元:https://www.rakuten-sec.co.jp/web/market/calendar/closing.html


東証 決算発表時間は午後3時30分前後が多い傾向にある

「東証 決算発表時間はいつごろが多いの?」という疑問は、株式投資をするうえで非常に実用的な知識です。実際に発表スケジュールを見ると、発表時刻として「15:30」と記載されているケースが非常に多いことに気づくでしょう。

これは東京証券取引所の取引時間(通常は15:30まで)に関係しています。取引終了後に発表することで、発表内容が直接その日の株価に影響しないようにするという配慮が背景にあります。翌日の取引開始前に投資家が情報を消化できるため、公平性の観点からも合理的な慣行といえます。

📌 発表時刻の傾向まとめ

発表時刻帯 内容・特徴
15:30前後 最もよく見られる時刻。取引終了直後に多い
16:00前後 やや遅い時間帯。一部企業が選択
12:00前後 昼休み中の発表。比較的少ない
13:30前後 午後取引開始前の発表。まれに見られる
時刻未定(「-」表示) 前年実績から算出した参考値のみで正確な時刻は不明

マネックス証券の注意書きでは「発表時刻は決算がまだ発表されていない銘柄については参考情報として前年の発表時刻を記載しています。その際は(予定)と表記されます」と説明されています。つまり、スケジュール表に表示されている発表時刻はあくまでも参考情報(前年実績ベース)であり、実際の時刻とは異なる可能性があります。

実際、2026年5月26日の発表予定として確認されたダイドーグループホールディングス(2590)とタカショー(7590)はともに「15:30(予定)」と記載されていました。こうした「予定」表記は、確定した時刻ではなく前年に基づく参考値として掲載されているものです。

取引時間中(9:00〜15:30)に発表される決算情報は、発表直後から株価が大きく動くことがあります。一方、取引終了後(15:30以降)に発表された場合は、翌取引日の寄り付きから反応が出ることが一般的です。発表タイミングを把握しておくことで、こうした価格変動リスクへの備えにもなります。


決算発表スケジュール プライムを確認するには複数のツールが便利

東証プライム市場は、2022年4月に誕生した東証の最上位市場です。時価総額や流動性などの基準が最も厳しく、国内外の機関投資家も多く参加するため、プライム市場の決算発表は株式市場全体に与える影響が特に大きいといえます。

プライム市場の銘柄に絞ってスケジュールを確認するには、以下のようなツールが便利です。

プライム市場の決算スケジュールを絞り込めるサービス

  • 株探(かぶたん):「東証プライム」「東証スタンダード」「東証グロース」のフィルターで絞り込み可能。時価総額別フィルターも活用できる
  • トレーダーズ・ウェブ:「東証プライム」で市場フィルタリング、業種別・日付別の絞り込みも詳細に設定できる
  • 日経電子版:業種・決算期・日付で検索可能(一部有料会員向け機能あり)
  • SBI証券 / マネックス証券:取引画面と連携した決算カレンダーでプライム銘柄を確認

トレーダーズ・ウェブのデータによると、たとえば2026年5月〜8月の期間には、積水ハウス(1928/東P・建設業・時価総額21,731億円)、ファーストリテイリング(9983/東P・小売業・時価総額240,289億円)、アサヒグループホールディングス(2502/東P・食料品・時価総額23,781億円)など、誰もが知る大型プライム銘柄の発表が続くことが確認できます。

📊 2026年の注目プライム銘柄の決算発表予定(一部抜粋)

発表予定日 銘柄名(コード) 決算種別 業種 時価総額(億円)
2026/06/01 伊藤園(2593) 本決算 食料品 2,477
2026/06/04 積水ハウス(1928) 第1四半期 建設業 21,731
2026/07/08 アサヒグループHD(2502) 本決算 食料品 23,781
2026/07/09 ファーストリテイリング(9983) 第3四半期 小売業 240,289
2026/07/10 良品計画(7453) 第3四半期 小売業 20,306

※出典:トレーダーズ・ウェブ(https://www.traders.co.jp/market_jp/earnings_calendar)のデータをもとに作成

時価総額の大きな企業の決算発表は、その業種全体や日経平均株価にも影響を与えることがあります。特にファーストリテイリングのように日経平均への寄与度が極めて高い銘柄は、発表内容次第で指数全体が大きく動くこともあるため、投資スタイルを問わず発表日を把握しておく価値があります。


決算発表スケジュール 注目の銘柄を効率よく絞り込む方法がある

「注目の決算」といっても、その定義は投資スタイルによって異なります。成長株投資家が注目するのはグロース市場の新興企業かもしれませんし、バリュー投資家にとっては割安なプライム大型株かもしれません。ここでは、幅広い投資スタイルに対応した「注目銘柄の絞り込み方」を整理します。

注目度の高い決算をチェックする主な切り口

  • 時価総額が大きい銘柄:市場への影響力が強く、指数(日経平均・TOPIX)を動かす可能性がある
  • アナリストが多くカバーしている銘柄:コンセンサス予想との乖離が株価に大きく影響する
  • 直近で業績修正をおこなった銘柄:上方・下方修正後の本決算は特に注目度が高い
  • 自社株買い・増配を発表した銘柄:株主還元の動向として多くの投資家が追う
  • 話題のテーマ株(AI・半導体・インバウンド等):テーマとの関連性から物色されやすい

株探では、各銘柄に「今期予想(経常損益の増減率)」が表示されています。たとえば2026年5月26日の発表予定銘柄として、タカショー(7590/東証スタンダード)の今期予想+55.6%DyDo(2590/東証プライム)の今期予想+16.0% という数字が掲載されていました。こういった数値を事前にチェックしておくことで、「期待値が高い銘柄」を把握したうえで発表を待つことができます。

📊 2026年5月26日の決算発表予定銘柄の例

コード 銘柄名 市場 決算種別 今期経常(前期比) 発表時刻 PER PBR
2590 DyDo(ダイドーグループHD) 東証プライム 第1四半期 +16.0% 15:30予定 1.24 1.19
7590 タカショー 東証スタンダード 第1四半期 +55.6% 15:30予定 0.52 1.26

※出典:株探(https://kabutan.jp/warning/?mode=5_1)・マネックス証券(https://mst.monex.co.jp/mst/servlet/ITS/fi/FIClosingCalendarJPGuest)をもとに作成

また、発表後に「サプライズ決算」となった銘柄は株価が急騰・急落することも多いです。株探では「サプライズ度」を数値化して掲載しており、発表直後の値動きを意識した投資行動をとりたい人にとっても参考になる指標です。注目銘柄を絞り込んだうえでスケジュールを管理することが、情報の「取りこぼし」を減らす近道といえます。


発表予定日が変更されるケースにも備えておく必要がある

決算発表スケジュールを調べていると、「予定日と実際の発表日が違った」という経験をする投資家は少なくありません。SBI証券の注意書きでは次のように記載されています。

「各企業の決算発表予定日は、各証券取引所から発表された日付を使用しています。また、取引所からの発表がない銘柄については、前年同期の発表日を今年のカレンダーに置き換えた日付を参考値として掲載しております。このため、予定日や予定時刻と実際の発表日、発表時刻が異なることがありますのでご注意ください」 引用元:https://www.sbisec.co.jp/ETGate/(SBI証券 経済カレンダーページ)

つまり、スケジュール表に載っている日付は「取引所から連絡があった正式予定」か「前年の発表日を参考にした推定値」のどちらかです。後者の場合は特に、実際の発表と日付がずれることがあります。

📋 スケジュールが変更・ずれやすい主なケース

ケース 内容
前年実績ベースの参考値表示 取引所から正式連絡がない場合、前年をそのまま参考値として掲載
外部環境の変化 コロナ禍のような非常事態では発表延期が続出することも
期中の組織変更・M&A 合併・分割などで決算期がずれる場合がある
変則決算 決算期を変更した銘柄は通常サイクルとは異なる
新規上場から1年未満 参考になる前年データがなく、一部サービスでは掲載対象外になることも

最も確実な情報源は、各企業が自社IRサイトやTDNet(適時開示情報閲覧サービス)を通じて発表する公式リリースです。特に大きなポジションを持つ銘柄については、カレンダーだけを信頼するのではなく、企業のIRページや適時開示情報を直接確認する習慣が大切です。スケジュールの把握はスタート地点に過ぎず、そこから一次情報へのアクセスが投資精度を高める鍵になります。


東証の決算発表スケジュールを上手に活用する方法

  1. 決算発表前後の株価変動パターンを知っておくことが損失回避につながる
  2. 決算シーズン(決算発表が集中する時期)の特徴を理解しておくと動きやすい
  3. 四半期決算と本決算では見るべきポイントが異なる
  4. 決算発表スケジュールの確認を習慣化する具体的な方法がある
  5. 東証以外の情報と組み合わせるとより精度の高い判断ができる
  6. 決算発表スケジュール 注目の見逃しを防ぐチェックリスト
  7. 総括:決算発表スケジュール 東証のまとめ

決算発表前後の株価変動パターンを知っておくことが損失回避につながる

決算発表は、銘柄の株価が短期間で大きく動く「イベント」のひとつです。特に市場の期待(コンセンサス予想)と実際の決算内容の差(サプライズ)が大きいほど、発表直後の値動きも激しくなる傾向があります。

一般的に見られるパターンをいくつか挙げると次のようになります。ただしこれらはあくまでも傾向であり、必ずしもこのように動くとは限りません。相場環境や個別要因によって動きは大きく変わります。

📊 決算発表前後によく見られる株価の動きのパターン

パターン名 内容
「噂で買って事実で売る」 好業績期待で株価が上昇し、発表後に「出尽くし」として下落する
サプライズ急騰 市場予想を大幅に上回る好決算で翌日に急騰する
下方修正による急落 通期見通しを引き下げた場合、内容が良くても売られやすい
上方修正+増配の急騰 株主還元の強化が示されると特に買いが集まりやすい
ガイダンスリスクによる売り 来期の見通しが弱いと好決算でも売られることがある

このような動きを知っておくと、「決算発表の前後でどう動くべきか」を考えるうえでの参考になります。ただし、株価の動きは多くの要因が絡み合うため、ひとつのパターンだけで判断するのは危険です。市場全体の地合いや他のニュースとの組み合わせで考えることが大切です。

発表前日や当日にかけて株価が急上昇している銘柄は、市場参加者がすでに好決算を「織り込んでいる」可能性があります。期待通りの数字が出たとしても「材料出尽くし」として売られるケースがあるため、発表前に大きく動いた銘柄への追いかけ買いにはリスクが伴います。こうしたリスクを知ったうえで、スケジュールをチェックする習慣を持つことが長期的な投資成績の安定につながると考えられます。


決算シーズン(決算発表が集中する時期)の特徴を理解しておくと動きやすい

「決算シーズン」とは、多くの企業が一斉に決算を発表する時期のことです。日本の上場企業は3月期決算を採用している割合が最も高いため、5月と11月が最大の決算シーズンとなります。

📅 年間の主な決算シーズン(3月期決算企業中心)

時期 発表内容 特徴
4月下旬〜5月中旬 本決算(通期)・年間見通し発表 1年の業績総括と来期予想に最も注目が集まる
7月下旬〜8月上旬 第1四半期決算 年間計画の達成進捗を最初に確認できる
10月下旬〜11月中旬 第2四半期(中間)決算 半期の結果・下期の見通しに注目
1月下旬〜2月中旬 第3四半期決算 通期業績予想の修正が多くなる時期

特に5月の本決算シーズンは、年間の経営成績・配当方針・来期の業績見通しが一度に発表されるため、機関投資家・個人投資家ともに最も注目度が高い時期です。1日に数百社の発表が集中するため、市場全体が「決算モード」になります。

このシーズン中は、日経平均株価やTOPIXの動きが通常より大きくなることも少なくありません。一方で、業種全体の動向(例:輸出関連企業への円高影響、素材系企業の原料コスト上昇など)を把握することで、個別銘柄を超えた大きな流れを読む手がかりにもなります。

また、3月期以外の企業も一定数あります。たとえば2月期決算の小売業(しまむら・壱番屋など)は6月末〜7月が本決算シーズンです。投資対象が3月期以外の銘柄を含む場合は、その企業の決算期を個別に確認しておきましょう。


四半期決算と本決算では見るべきポイントが異なる

決算には大きく「四半期決算(1Q・2Q・3Q)」と「本決算(通期)」の2種類があります。それぞれ注目すべきポイントが異なるため、しっかり整理しておくことが大切です。

📊 四半期決算と本決算の違いを比較

項目 四半期決算 本決算(通期)
発表内容 3ヶ月ごとの業績 1年間の業績総括
主な注目点 進捗率・前年同四半期比・業績修正の有無 年間実績・配当・来期ガイダンス
通期予想への影響 修正(上方・下方)のトリガーになりやすい 来期見通しが最重要
市場への影響 比較的軽め(大型株は別) 最も大きな影響力を持つ
発表義務 上場区分・時期により異なる場合がある 全上場企業が対象

四半期決算では、年間計画に対する達成進捗率が重要な判断材料になります。1Qで進捗率が25%を大きく下回るようであれば、その後の下方修正リスクが高まります。逆に1Qで40%超の進捗率であれば、市場では上方修正を期待した買いが入りやすくなります。

一方、本決算(通期)では来期の業績見通し(ガイダンス)が最大の注目ポイントです。過去1年の業績が好調であっても、来期の見通しが保守的すぎると株価が売られるケースがあります。逆に赤字だった企業でも、「来期は黒字転換見込み」という発表が好感されて株価が上昇することもあります。

決算の種類別・注目ポイントのチェック項目

  • 1Q(第1四半期):年間計画に対する進捗率(25%超が目安)、前年同期比の伸び率
  • 2Q(中間):上期の達成率(50%を大幅に超えると上方修正期待)、通期予想の修正有無
  • 3Q:残り1四半期での挽回可能性、通期見通しの精度
  • 本決算(通期):年間実績の達成度、配当・自社株買い等の株主還元、来期ガイダンスの強弱

決算発表スケジュールの確認を習慣化する具体的な方法がある

「決算スケジュールは知っていても、いざ調べようとするとどのサイトを見ればいいか迷う」という人も多いでしょう。ここでは、日常的に使えるチェック方法を整理します。

スケジュール確認を習慣化するためのポイント

  • 証券口座のアラートメール機能を活用する:マネックス証券では「翌週の発表予定(毎週金曜日に配信)」「翌日の発表予定(月〜木に配信)」「当日の発表結果」という3段階のアラートメールが無料で利用できます。楽天証券では保有銘柄・お気に入り銘柄を優先表示する機能があります
  • トレーダーズ・ウェブの日付別一覧で先読みする:今後数週間分の発表予定が日付別・業種別に一覧で確認できるため、週次でポートフォリオ関連銘柄をリストアップするのに向いています
  • JPXの公式データで直前確認する:翌営業日の公式発表予定は毎営業日午後5時ごろに更新されます

📋 証券会社の決算アラートメール機能の比較

証券会社 メール配信内容 対象銘柄
マネックス証券 翌週予定(毎週金曜)・翌日予定(月〜木)・当日発表結果 保有銘柄・登録銘柄
SBI証券 決算カレンダー機能(詳細はログイン後確認) 登録銘柄
楽天証券 保有・お気に入り銘柄の優先表示 保有・お気に入り銘柄
松井証券 決算カレンダーの閲覧が可能(詳細は公式で確認) 全銘柄対応

マネックス証券では「日本株決算アラートメールサービスはもちろん無料」と明記されており、口座を持っている人はすぐに設定できます。まず自分が利用している証券会社のアラートサービスを設定しておくのが最も手軽な習慣化の第一歩です。定期的な確認ルーティンを確立することで、重要な発表の「見逃し」をゼロに近づけることができます。


東証以外の情報と組み合わせるとより精度の高い判断ができる

決算発表スケジュールを把握したうえで、より精度の高い投資判断をするためには、東証の情報だけでなく複数の情報源を組み合わせることが重要です。

決算分析をより深めるための補足情報

  • アナリストコンセンサス予想:市場が期待している数字との乖離を事前に把握する
  • 企業のIRページ:決算短信・決算説明会資料・中期経営計画など公式情報を直接確認
  • TDNet(適時開示情報閲覧サービス):東証が運営する公式開示プラットフォーム。上場企業の全開示情報を無料で閲覧可能
  • 業種全体の動向(セクター分析):特定の業種に追い風・逆風がある場合、同業他社の決算も参考にする
  • 海外要因(為替・原油・米国決算):輸出企業にとっての円安・円高の影響、原材料費の変動など

特にマネックス銘柄スカウターは、「最長過去10年間の企業業績」「3ヶ月ごとに区切った業績推移」「最長過去5年間のPERやPBRのグラフ表示」など、決算発表データを深く分析するための機能が無料で提供されています(マネックス証券口座保有者向け)。

📊 複合情報で判断精度を上げるための活用マトリクス

情報の種類 主な用途 おすすめツール
発表日の事前把握 スケジュール管理・発表前ポジション調整 JPX・トレーダーズ・ウェブ
業績予想との比較 サプライズの事前予測 株探・マネックス銘柄スカウター
開示内容の確認 決算短信・説明会資料の読み込み TDNet・各企業IRサイト
株価チャート分析 発表前後の値動きの読み取り 株探・証券会社チャートツール
業種動向の把握 セクター全体の流れの把握 日経電子版・業種別ニュース

スケジュールの把握は「いつ見るか」を決めるための入口に過ぎません。実際の投資判断に活かすには、「何を見るか」「どう解釈するか」という深掘りが不可欠です。複数の情報を組み合わせた多角的な分析が、長期的なパフォーマンスの差につながります。


決算発表スケジュール 注目の見逃しを防ぐチェックリスト

「気づいたら保有銘柄の決算が終わっていた」「注目していた銘柄の決算を見逃した」という失敗を防ぐために、実践的なチェックリストをまとめます。

📋 決算スケジュール見逃し防止チェックリスト

タイミング やること
毎週日曜日 翌週の主要決算スケジュールをトレーダーズ・ウェブや証券会社カレンダーで確認
月曜〜木曜の夕方 翌日の発表予定をチェック(マネックス等のアラートメールを活用)
決算発表当日 市場終了後(15:30以降)に適時開示情報または企業IRページで内容を確認
決算翌朝 市場の反応(株価・出来高の変化)を確認し、追加対応を検討
月1回 保有・ウォッチ銘柄の次回決算日をカレンダーに登録し直す

特に注目すべき決算の見分け方

  • 時価総額が大きく、日経平均・TOPIXへの影響度が高い銘柄
  • 直近で業績修正・重要なIR発信があった銘柄
  • 新興テーマ株(AI・半導体・インバウンド等)の中心的銘柄
  • 自社株買いや増配を直近で発表した銘柄
  • 前回決算でサプライズ(上振れ・下振れ)が大きかった銘柄

このチェックリストを週次・月次で回していくことで、「見逃し」を最小限に抑えられます。完璧に追いかけようとするよりも、自分のポートフォリオや投資対象に絞って確実にチェックするという絞り込みが長続きのコツです。情報収集の習慣が投資パフォーマンスの下地をつくります。


総括:決算発表スケジュール 東証のまとめ

最後に記事のポイントをまとめます。

  1. 東証(東京証券取引所)の決算発表スケジュールは、日本取引所グループ(JPX)が上場企業からの連絡をもとに公式に公開している。
  2. スケジュール情報はJPX・日経電子版・株探・各証券会社の決算カレンダーなど複数のサービスで確認できる。
  3. 発表予定日は「取引所から連絡のあった正式予定」と「前年実績を参考にした推定値」の2種類があり、後者は実際の発表日と異なることがある。
  4. 東証の決算発表の期限は一般的に期末から45日以内とされているが、変則決算や新規上場銘柄では異なる場合がある。
  5. 決算発表時間は午後3時30分(15:30)前後が最も多い。これは取引終了後に発表することで市場への即時影響を避けるための慣行である。
  6. 東証プライム市場の銘柄は市場全体への影響が大きく、特に時価総額上位銘柄の発表日は事前にカレンダーへ入れておく価値がある。
  7. 注目銘柄の絞り込みには、市場別・業種別フィルター、コンセンサス予想との比較、自社株買い・増配の動向などが有効な基準となる。
  8. 3月期決算企業が多い日本では、5月と11月が最大の「決算シーズン」となり、多数の企業が一斉に発表する。
  9. 四半期決算では進捗率が、本決算(通期)では来期見通し(ガイダンス)が最重要の注目ポイントである。
  10. 発表前後の株価は「噂で買って事実で売る」「サプライズ急騰・急落」などのパターンが見られるが、必ずしも一定の動きをするわけではない。
  11. 証券会社の決算アラートメール(マネックス証券など)やトレーダーズ・ウェブの日付別一覧を活用すれば、スケジュール確認を効率的に習慣化できる。
  12. 最終的な確認はJPX公式データや各企業のIRページ・TDNet(適時開示情報)で直接おこなうことが最も確実である。
  13. 決算スケジュールの把握はあくまで「入口」であり、実際の投資判断には業績予想との比較・開示内容の読み込み・業種動向の把握など複合的な分析が不可欠である。

調査にあたり一部参考にさせて頂いたサイト

  • https://www.sbisec.co.jp/ETGate/?_ControlID=WPLETmgR001Control&_PageID=WPLETmgR001Mdtl20&_DataStoreID=DSWPLETmgR001Control&_ActionID=DefaultAID&burl=iris_economicCalendar&cat1=market&cat2=economicCalender&dir=tl1-cal%7Ctl2-schedule%7Ctl3-stock%7Ctl4-calsel&file=index.html&getFlg=on
  • https://www.nikkei.com/markets/kigyo/money-schedule/kessan/
  • https://www.jpx.co.jp/listing/event-schedules/financial-announcement/index.html
  • https://mst.monex.co.jp/mst/servlet/ITS/fi/FIClosingCalendarJPGuest
  • https://finance.matsui.co.jp/find-by-schedule/index
  • https://kabutan.jp/warning/?mode=5_1
  • https://clientportal.jpx.co.jp/ClientPortal/s/recipe2024052401?language=ja
  • https://www.rakuten-sec.co.jp/web/market/calendar/closing.html
  • https://www.traders.co.jp/market_jp/earnings_calendar
  • https://biz.moneyforward.com/accounting/basic/74004/

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