B-R サーティワン アイスクリームの年収はなぜ約868万円?給料・勤続・働き方を読む
ここではB-R サーティワン アイスクリームの会社としての姿と、社員約301人の年収・勤続・働き方の数字を一気に整理します。店頭の華やかさだけでは見えない「本社社員の現実」を、データから順を追って見ていきましょう。
B-R サーティワン アイスクリームってどんな会社?ピンクスプーンと31フレーバーの会社
B-R サーティワン アイスクリームは、北海道から沖縄まで全国に約1,500の販売拠点を構える、日本最大規模のアイスクリーム専門店チェーンです。あのピンクのスプーンと、毎月入れ替わる「フレーバー・オブ・ザ・マンス」でおなじみの会社です。
事業の仕組みは少し独特です。アメリカのバスキン・ロビンス社と契約を結び、ブランドや技術提供を受けながら、日本では不二家グループとも近い関係でフランチャイズを展開しています。富士小山工場と神戸三木工場でアイスクリームを製造し、加盟店オーナーに供給する形です。
つまり「店舗を自分で全部運営する会社」ではなく、「ブランドを束ねて、フランチャイズの仕組みを動かす本部」というのが実態です。例えるなら、B-R サーティワン アイスクリーム本体は、巨大なオーケストラの指揮者と楽譜製作所を兼ねているような立ち位置といえます。
B-R サーティワン アイスクリームの規模感|売上343億円・従業員301人の意味
会社の規模を数字で見てみましょう。グループ全体の売上は約343億円、純利益は約17.7億円です。さらに、フランチャイズ店を含む国内の小売売上高は679億円に達します。
| 指標 | 数値 |
| --- | --- |
| グループ売上 | 約343億円 |
| 営業利益 | 約27.7億円 |
| 純利益 | 約17.7億円 |
| 国内総小売売上高 | 約679億円 |
| 従業員数 | 約301人 |
| 販売拠点 | 全国約1,500ヶ所 |
注目したいのは、約301人という従業員数です。1,500もの店舗ネットワークを、わずか300人ほどの本社社員で支えている計算になります。これは、地方都市の中規模ホテル1軒分の人数で、日本中のフレーバーラインナップを動かしているスケール感です。
少数精鋭ゆえに、一人ひとりの担当領域は広くなる傾向があります。新卒で入っても、若いうちから「フレーバー一つ分の責任」を任される可能性があるのは、この会社ならではの面白さです。
B-R サーティワン アイスクリームの年収は約868万円|上場企業平均との差をどう読む?
平均年収は約868万円です。日本の上場企業全体の平均が600万円台といわれるなか、約200万円以上の上乗せがあります。食品メーカーの平均と比べても上位に位置する水準です。
家計でいうと、月の手取りはおおむね50万円弱。住宅ローンを組んでも余裕があり、子育てや教育費の負担を抱えても、生活に「ゆとり」が残るゾーンといえます。
ただし、いくつか前提を押さえておきたい点があります。平均年齢は41.3歳と、若手中心の会社ではありません。長く働く社員が多いほど平均年収は押し上がるため、20代の入社直後にこの数字に届くわけではありません。
> ちょっとした補足: 年代別・職種別の年収内訳や、初任給・ボーナスの月数は会社が公表している情報では確認できません。応募前に企業説明会や採用ページで直接確認するのが確実です。
B-R サーティワン アイスクリームの働き方|勤続11年・女性管理職16.1%という数字
働き方を支える数字も見てみます。平均勤続年数は11.0年、平均年齢は41.3歳。新卒で入った社員の多くが30歳前半まで在籍している計算になります。流動が激しい外食・小売の本部としては、かなり腰を据えた職場です。
女性管理職比率は16.1%。食品業界の平均が一桁台にとどまる企業も多いなかでは、比較的高い水準です。役員12名中1名が女性で、グローバルな出自の人材も多く、人事は多国籍・多様性志向の色合いがあります。
| 働き方データ | 数値 |
| --- | --- |
| 平均勤続年数 | 11.0年 |
| 平均年齢 | 41.3歳 |
| 女性管理職比率 | 16.1% |
| 男性育休取得率 | 公表されていません |
一方で、男性育休取得率、平均残業時間、有給取得率といった「働き方の質」を示す数字は、会社が公表している情報では確認できません。フランチャイズ本部という事業特性上、繁忙期(夏場・クリスマス・バレンタイン前)は店舗サポートで負荷が高まる時期もありそうですが、その詳細は公表データからは読み取れません。
B-R サーティワン アイスクリームの働き方はホワイト?データで見るリアル
「結局ホワイトなの?」という疑問に、データから答えるとどうなるでしょうか。平均勤続11年・年収約868万円・女性管理職16.1%という3つの数字は、いずれも「短期で人が辞めない、待遇は手厚い、多様性も意識している」というプラスの方向に揃っています。
ただし、これらはあくまで結果指標です。会社自身は、長期経営計画のなかで「働き方改革による最適化」「リモート就業の継続」「従業員福利厚生の拡充」を進めると明言しており、「すでに完成形」というよりは「改善を継続中」のフェーズと読むのが妥当です。
B-R サーティワン アイスクリームの将来性|31Club・神戸三木工場・長期計画から見える伸びしろ
ここからは「会社としてこれからどうなる?」を、4つの戦略の柱(ブランドパワー強化/デジタル化/スマート31/販売拠点拡大)と最新の業績数字から読み解きます。アイスクリームという成熟市場のなかで、なぜ過去最高を更新し続けているのかを見ていきましょう。
B-R サーティワン アイスクリームの業績は伸びている?3年連続で過去最高更新
業績は明確に右肩上がりです。直近の決算では、グループ売上342億85百万円、純利益17億70百万円が「過去最高を更新」と発表されました。一店舗当たりの小売売上高も64百万円と過去最高、国内総小売売上高は679億32百万円です。
注目したいのは、これが「3年連続の過去最高」という点です。物価上昇や人手不足という逆風のなかで、フランチャイズ事業として淡々と伸びを更新しているのは、ブランド力と価格決定力の強さの裏付けといえます。
例えるなら、人通りが減った商店街でも、お祭り屋台にだけ列ができている状態に近いかもしれません。「サーティワンに行く」という体験そのものが、まだ強いブランドとして機能しているわけです。
B-R サーティワン アイスクリームの将来性|31Club会員1,000万人と神戸三木工場の増築
これからの方向性は、会社が掲げる4つの柱でかなり具体的に描かれています。
- ブランドパワー強化: 「F1(Flavor1st)」「MOMENTS」など新店舗デザインを110店舗で導入。スーパーマリオ/ポケットモンスター/ハローキティ/ONE PIECE/ペコちゃんとのコラボを継続。
- デジタル化: 会員制アプリ「31Club」会員数が1,000万人を突破。会員購入額は売上の43.2%を占める。モバイルオーダーとデジタルサイネージを拡大中。
- スマート31: サプライチェーン最適化でコスト上昇を吸収。リモート勤務・福利厚生・省エネを継続。
- 販売拠点拡大: アイスクリームケーキ「31 パティスリー」の伸びに対応するため、神戸三木工場の増築を完了。
特に「31Club会員1,000万人」「会員売上比率43.2%」という数字は重く、これは日本の人口の約12人に1人がアプリ会員という規模感です。デジタル経由でリピーターを掴む仕組みが、すでにかなり強く回り始めています。
長期目標は「2031年12月期に税金等調整前当期純利益31億円」。直近の税引前利益は27億59百万円なので、ゴールはかなり手の届く位置にあります。
B-R サーティワン アイスクリームに入る前に知っておきたい3つの注意点
明るい数字が並ぶ一方で、会社が自ら挙げているリスクもあります。入社前に押さえておきたい3つの注意点を整理しました。
ひとつ目は、原材料の為替リスクです。 原材料・副材料の約40%は海外から輸入しており、円安が進めば製造コストが直撃します。為替予約でヘッジしてはいるものの、長期円安局面では利益が圧迫される可能性があります。
ふたつ目は、物流費の上昇です。 国内13ヶ所の冷凍倉庫から全国の店舗へ冷凍配送する仕組みで、トラックドライバー不足や燃料高の影響をもろに受けます。これは外食・食品業界全体の課題でもあります。
みっつ目は、消費マインドへの依存です。 「サーティワンに行く」は、生活必需品ではなく嗜好品。景気が冷え込めば、まずカットされやすい支出に分類されます。インフレと実質賃金のせめぎ合いが続く局面では、客単価や来店頻度に影響が出る可能性があります。
> ご注意ください: フランチャイズ本部という業態上、加盟店オーナーとの関係が業績を左右します。直営店中心の会社とは利益構造が異なる点は、転職検討時に押さえておきたいポイントです。
B-R サーティワン アイスクリームに向く人・向かない人|新卒と転職、それぞれの目線
新卒で入る人にとって、B-R サーティワン アイスクリームは「少数精鋭で、ブランドの根っこから関われる」職場です。フレーバー開発・コラボ企画・店舗デザイン・サプライチェーンと、消費者の目に触れる仕事のレイヤーが幅広く、若いうちから打席に立てる可能性があります。
転職で入る人にとっては、外食・小売・FMCG(日用消費財)・マーケティング経験が活きやすい環境です。実際、役員には日本マクドナルド、Google、コカ・コーラ、不二家、KFC、ハーゲンダッツなど名だたる消費財・外食企業の出身者が並びます。「世界ブランドを日本市場で運営した経験」が高く評価される会社、と読み取れます。
向かない人もいます。安定した大企業のなかで、決まった範囲の業務を着実にこなしたいタイプには、少数精鋭ゆえの「越境」が負担になるかもしれません。また、フランチャイズ本部という性質上、加盟店との粘り強いコミュニケーションが嫌いな人にも不向きです。
ひとことで言えば、「ブランドが好き」「お祭りを企画するのが好き」「数字とロマンを両立させたい」人に向いた職場です。
総括:B-R サーティワン アイスクリームの年収・働き方・将来性まとめ
最後に、B-R サーティワン アイスクリームの年収・働き方・将来性を整理して結論にします。
- 年収: 平均約868万円。上場企業平均を200万円以上上回り、食品業界でも上位。
- 働き方: 平均勤続11.0年、女性管理職16.1%。少数精鋭で長く働く文化。
- 業績: 売上343億円・純利益17.7億円、3年連続の過去最高。
- 将来性: 31Club会員1,000万人、神戸三木工場増築、長期計画ゴール手前まで到達。
- 注意点: 為替・物流費・消費マインド依存という3つの外部要因。
新卒・転職どちらの立場でも、「ブランドのスケール」と「組織のコンパクトさ」のギャップが、この会社の最大の魅力です。気になった方は、まず採用ページや就活エージェントで最新の募集状況・初任給を確認し、B-R サーティワン アイスクリーム本社の働き方と自分のキャリア像を重ねてみてください。



