アイキューブドシステムズ 年収はなぜこの水準?給料・勤続・働き方を読む
ここでは、アイキューブドシステムズの年収、会社規模、働き方をひとつずつ見ていきます。新卒の方は「どんな会社で働くのか」、転職検討者の方は「収入と裁量が見合うか」を確認する章です。
アイキューブドシステムズはどんな会社?CLOMOで端末管理を支える企業
アイキューブドシステムズは、企業や学校、医療機関、官公庁で使われるスマートフォンやタブレットをまとめて管理するサービスを作って売っている会社です。代表的なサービスには「CLOMO MDM」「CLOMO SECURED APPs」「TRUST DELETE」があります。
イメージとしては、何百台もの業務用スマホに対して、遠くから鍵をかけたり、使える機能を整えたりする「見えない管理室」のような存在です。アイキューブドシステムズは、端末が増えるほど現場の混乱を防ぐ役割が大きくなります。
主力のアイキューブドシステムズのCLOMOは、2011年度から14年連続で自社ブランドの端末管理市場でシェア1位とされています。派手な消費者向けサービスではありませんが、企業の裏側で毎日動く水道管のような仕事です。
ちょっとした補足: アイキューブドシステムズは福岡発の企業です。東京の巨大企業とは違い、約197人規模で専門領域に深く入り込む会社なので、入社後は自分の仕事が会社の動きに反映されやすい環境といえます。
アイキューブドシステムズの規模感|売上約37億円・従業員約197人の実感
アイキューブドシステムズの売上は約37億円、従業員数は約197人です。数万人規模の大企業ではなく、少数精鋭で企業向けソフトを育てている会社です。学校でいえば、全校生徒ではなく、専門性の高い学年がひとつ動いているような規模感です。
売上約37億円を197人で支えていると考えると、1人あたりの売上は単純計算で約1,900万円です。もちろん部署によって役割は違いますが、アイキューブドシステムズでは一人ひとりの仕事が売上に近い場所で動いていることが見えてきます。
本業のもうけは約9.1億円で、売上のうちもうけになる割合も高めです。家計でいえば、収入から生活費を払ったあとにしっかり貯金が残る状態に近く、会社としての運営には一定の余裕があると見られます。
ただし、アイキューブドシステムズは大企業のように部署が細かく分かれた環境とは限りません。新卒でも転職でも、決められた作業だけを静かにこなすより、変化する現場で役割を広げる働き方になりやすいでしょう。
アイキューブドシステムズの年収はいくら?平均約614万円のリアル
アイキューブドシステムズの平均年収は約614万円です。上場企業全体の平均が600万円台とされるため、アイキューブドシステムズ 年収は市場全体で見ると標準からやや堅実な水準です。極端な高年収企業というより、専門性に見合う安定した給与帯と見た方が自然です。
年収約614万円の場合、税金や社会保険料を引いた月の手取りは、ざっくり30万円台後半になることが多いです。都心で一人暮らしをしながら貯蓄するには現実的で、家計でいえば大きなぜいたくよりも、堅い生活設計を組みやすい水準です。
一方で、アイキューブドシステムズの30歳年収、職種別年収、課長年収、ボーナスが何カ月分かは、会社が公表している情報では確認できません。転職で見る場合は、求人票の提示年収と自分の経験がどこまで評価されるかを個別に確認する必要があります。
新卒の方にとっては、平均年齢35.3歳という点も大事です。若手だけの会社ではなく、経験者も多い年齢構成なので、入社後は先輩から技術や顧客対応を吸収しやすい一方、自分から学ぶ姿勢も求められます。
アイキューブドシステムズの働き方|勤続4.9年・育休・女性管理職を見る
アイキューブドシステムズの平均勤続年数は4.9年です。日本の大手製造業のように20年近く勤める会社とは違い、情報・通信業らしく人材の流動性はあると考えられます。駅前の大きな商店街というより、成長中の専門店街のような動き方です。
男性育休取得率は50.0%、女性管理職比率は20.0%です。男性育休は2人に1人の水準で、子育てとの両立に一定の制度利用があることがうかがえます。女性管理職比率20.0%も、管理職登用の入口がまったく閉じている数字ではありません。
ただし、アイキューブドシステムズの残業時間、有給休暇の取得日数、退職金制度の詳細、福利厚生の細かな内容は、会社が公表している情報だけでは十分に確認できません。ここは口コミだけで判断せず、採用面談で具体的に聞きたい部分です。
新卒の場合は、配属後にどの部署でどんな教育を受けるかが重要です。転職の場合は、アイキューブドシステムズで求められる経験が、開発、営業、顧客支援のどこに近いのかで働き方の実感が大きく変わります。
アイキューブドシステムズの評判はホワイト?口コミを見る前に押さえる数字
アイキューブドシステムズの評判や口コミを調べる人は多いですが、まず数字から見ると、働き方には良い面と確認が必要な面が混ざっています。男性育休50.0%、女性管理職20.0%は前向きな材料です。
また、アイキューブドシステムズは「働きがいのある会社」として5年連続で認定されています。会社の空気を数値だけで完全には読めませんが、社内の挑戦を重視する文化が一定程度根づいていることは読み取れます。
一方で、平均勤続年数4.9年は、長期安定型の会社を求める人には短く見えるかもしれません。これは悪い数字と決めつけるものではなく、情報・通信業では転職やキャリア移動が起きやすいことも背景にあります。
ご注意ください: 口コミサイトの情報は、投稿者の部署や時期によって印象が大きく変わります。アイキューブドシステムズを見るときは、口コミだけでなく、年収、勤続年数、育休、事業成長をセットで見る方が判断しやすいです。
アイキューブドシステムズ 年収と将来性|CLOMO・端末管理市場・入社判断
ここからは、アイキューブドシステムズの将来性を見ます。年収は今の数字だけでなく、会社が伸びる市場にいるか、利益を出せているか、入社後に経験が積み上がるかで意味が変わります。
アイキューブドシステムズの業績は伸びてる?売上27.2%増の勢い
アイキューブドシステムズの売上は約37億円で、前年から27.2%増えています。本業のもうけは約9.1億円で、前年から30.8%増です。最終的なもうけも約5.6億円で、前年から20.5%増えています。
数字だけ見ると、アイキューブドシステムズはかなり伸びています。たとえるなら、毎年少しずつ席を増やしていた専門レストランが、急に隣の店舗も借りて客席を広げたような状態です。需要が強く、会社もその波を取りに行っています。
伸びた理由としては、CLOMO事業で他社ブランド向けの提供による新しい顧客獲得が進んだこと、投資事業で保有していた資産の売却による売上が出たこと、ワンビ株式会社がグループに加わったことが挙げられます。
ただし、投資事業の売上は毎年同じように積み上がるとは限りません。アイキューブドシステムズの安定性を見るなら、CLOMOの導入社数や契約継続が今後も伸びるかを追う必要があります。
アイキューブドシステムズの将来性|CLOMO・TRUST DELETE・官公庁需要
アイキューブドシステムズの将来性で中心になるのは、CLOMOです。企業、医療機関、学校、官公庁でスマートフォンやタブレットを使う場面が増え、端末を安全に管理する需要も大きくなっています。
市場規模は2024年に約187億円、2028年には約280億円まで広がる見通しです。4年で約1.5倍に近づく市場で、アイキューブドシステムズはすでにCLOMOという主力商品を持っています。小さな港に大きな船が入り始めているような局面です。
また、2025年5月から官公庁向けの特別価格ライセンスを始めています。医療機関向けには展示会への出展、官公庁向けには高い安全性を強みにした提案を進めており、アイキューブドシステムズの営業先は民間企業だけではありません。
ワンビ株式会社が持つWindows PC向けの情報漏れ対策サービス「TRUST DELETE」も注目です。スマホだけでなくパソコン管理まで広げられれば、アイキューブドシステムズの仕事領域は机の上の端末全体に広がります。
アイキューブドシステムズの入社前に知りたい3つの注意点
アイキューブドシステムズに入る前に見たい注意点は3つあります。ひとつ目は、CLOMOへの依存です。主力サービスが強いことは魅力ですが、反対に市場変化や競争の影響も受けやすくなります。
ふたつ目は、販売パートナーへの依存です。会社が公表している情報では、販売先の上位グループ会社による売上が47.6%を占めています。売上の約半分が大きな水路を通って流れてくるような構造なので、その水路の変化には注意が必要です。
みっつ目は、技術変化の速さです。アイキューブドシステムズはApple、Google、Microsoftなどの仕組みに合わせてサービスを提供しています。これらの大きな会社が仕様を変えると、対応スピードが求められます。
ただし、これらは「危ない会社」という意味ではありません。成長市場にいる会社ほど、競争、顧客の要望、技術変化と向き合う必要があります。入社する側は、その変化を面白いと思えるかが分かれ目です。
アイキューブドシステムズに向く人・向かない人|新卒と中途採用の目線
アイキューブドシステムズに向くのは、企業向けサービスをじっくり育てたい人です。目立つアプリを作るというより、企業の業務端末を安全に動かす土台を整える仕事なので、裏側から社会を支える感覚に近いです。
新卒なら、ITの専門知識を学びながら、顧客の業務理解も深めたい人に合いやすいでしょう。アイキューブドシステムズは約197人規模なので、大企業の研修レールに乗るというより、現場に近い場所で鍛えられる可能性があります。
転職なら、開発、法人営業、顧客支援、情報管理の経験がある人は接点を作りやすいと考えられます。ただし、アイキューブドシステムズの中途採用の難易度や選考倍率は、会社が公表している情報では確認できません。
反対に、仕事内容が細かく決まっていてほしい人、変化の少ない環境を好む人には合わない可能性があります。アイキューブドシステムズは成長市場の中で製品を広げる会社なので、地図が完成していない道を歩く場面もありそうです。
総括:アイキューブドシステムズ 年収・働き方・将来性まとめ
アイキューブドシステムズ 年収は平均約614万円で、上場企業平均と近い水準です。平均年齢35.3歳、平均勤続年数4.9年、従業員約197人という数字からは、若手から中堅までが比較的近い距離で働く会社像が見えます。
働き方では、男性育休取得率50.0%、女性管理職比率20.0%が確認できます。一方で、残業時間、初任給、採用大学、倍率、退職金の詳細は公表されていません。気になる人は、求人票と面談で具体的に確認するのが現実的です。
将来性では、CLOMOを中心に企業、医療、官公庁の端末管理需要を取りに行く姿勢が見えます。就活生は新卒採用ページを、転職検討者は中途採用の求人内容を見ながら、自分の経験がどの職種に合うか確認してみてください。



