ほぼ日 年収はなぜこの水準?給料・勤続・働き方を読む
ほぼ日 年収を見るときは、金額だけでなく、会社の規模や働き方も合わせて見る必要があります。大企業の巨大な船というより、編集部・お店・イベント会場がつながった小さな街のような会社です。
ほぼ日はどんな会社?働き方の土台になる事業内容
ほぼ日は、読みものや商品、イベントを作って売っている会社です。代表的なものに「ほぼ日」「ほぼ日手帳」「ほぼ日オンラインストア」があり、さらに「TOBICHI」「ほぼ日曜日」「生活のたのしみ展」も運営しています。
特徴は、ただ物を売るだけではない点です。ほぼ日手帳なら、紙の手帳を売るというより、毎日の記録が積もる小さな部屋を届けている感覚に近いです。商品、文章、イベントがひとつの商店街のようにつながっています。
新卒でほぼ日を見る人にとっては、配属先が「単なる小売」では終わらない点が重要です。転職検討者にとっても、編集、商品企画、ネット通販、イベント運営が混ざるため、経験の掛け算が求められやすい会社といえます。
小さく見ると文具や雑貨の会社ですが、広く見ると「生活の時間の使い方」を提案する会社です。ほぼ日で働くことは、商品を棚に並べるより、誰かの机の上に小さな物語を置く仕事に近いです。
ほぼ日の規模感と年収|売上約87億円・従業員約156人の実感
ほぼ日の売上は約87億円、従業員数は約156人です。巨大メーカーのように何万人もいる会社ではありません。たとえるなら、大きなスタジアムを満員にする会社ではなく、顔の見える劇場を何公演も回している会社です。
従業員約156人で約87億円の売上を支えているため、1人あたりの責任範囲は広くなりやすいと考えられます。ほぼ日手帳、ほぼ日の學校、生活のたのしみ展など、少人数で複数の「場」を動かす構造です。
本業のもうけは約6.2億円、最終的なもうけは約4.5億円です。売上のうち本業のもうけになる割合は約7.1%で、業界平均の約2.9%と比べると高めです。小さな店でも、人気商品がしっかり売れている状態に近いです。
ちょっとした補足: 会社の財務的な体力は70.7%と高めです。家計でいえば、借金に追われるより、貯金や持ち物の厚みで落ち着いて運営できている状態に近いです。
ほぼ日の年収はいくら?平均約695万円と30代の給料感
ほぼ日の平均年収は約695万円です。日本経済新聞の会社情報ページでも、ほぼ日の平均年収は6,952,000円とされています(https://www.nikkei.com/nkd/company/salary/?scode=3560)。上場企業平均の600万円台と比べると、やや上の水準です。
年収約695万円なら、税金や社会保険を差し引いた月の手取りは、賞与の出方にもよりますが40万円前後がひとつの目安になります。家計でいうと、都心の一人暮らしだけでなく、共働きなら住宅ローンも検討しやすい水準です。
ただし、ほぼ日の30歳年収、職種別年収、課長級の年収、ボーナスの月数は、会社が公表している情報では確認できません。平均年齢は38.5歳なので、約695万円は中堅層も含んだ全体平均として見るのが自然です。
新卒の初任給や転職時の提示年収は、募集職種や経験で変わります。ほぼ日 年収を判断するときは、平均年収だけでなく、応募する職種の仕事内容、勤務地、残業の扱い、評価制度を採用ページで確認したいところです。
ほぼ日の働き方|勤続6.0年・育休33.3%・女性管理職33.3%
ほぼ日の平均勤続年数は6.0年です。日本の大手製造業のように20年、30年と同じ会社にいる文化とは違い、比較的入れ替わりもある職場と見られます。編集、商品、販売、イベントが動く会社らしい流動感があります。
男性育休取得率は33.3%、女性管理職比率も33.3%です。女性管理職比率はかなり高めで、数字だけ見ると、女性が意思決定側に入りやすい土台はあります。小さな会議室に女性リーダーの席がきちんとあるイメージです。
一方で、残業時間、有給取得率、福利厚生の細かな内容は、会社が公表している情報だけでは十分に確認できません。ほぼ日 残業やほぼ日 福利厚生が気になる人は、採用面接で具体的に聞く価値があります。
ご注意ください: 育休や女性管理職の数字は、人数が少ない会社では1人の変化で大きく動きます。ほぼ日は従業員約156人なので、割合だけでなく、制度を使いやすい雰囲気かも見たいところです。
ほぼ日はやばい?評判・口コミと働き方を数字で見る
「ほぼ日 やばい」と検索されることがありますが、会社が公表している数字だけで、危険な会社と断定できる材料は見当たりません。売上は伸び、もうけも出ており、会社の財務的な体力も高めです。
一方で、匿名の口コミサイトでは退職理由や社風に触れた投稿が見られることがあります。ただし、部署、時期、雇用形態によって感じ方は変わるため、事実として受け取るには注意が必要です。天気予報ではなく、街の噂に近い情報です。
ほぼ日の働き方で気をつけたいのは、少人数で看板商品やイベントを支えている点です。人数が少ない会社は、やりがいが大きい反面、役割の境界があいまいになりやすいことがあります。
数字から見ると、ほぼ日は高年収で安定した大企業というより、人気商品と独自文化を持つ少数精鋭の会社です。自由度と責任がセットで来る職場かどうかを、自分の性格と照らして見る必要があります。
ほぼ日 年収と将来性|手帳・アプリ・海外展開から入社判断
ほぼ日 年収が今後も保たれるかは、ほぼ日手帳の強さだけでなく、新しい場を育てられるかにかかっています。ここでは業績、将来性、入社前の注意点を、働く側の目線で見ていきます。
ほぼ日の業績は伸びてる?将来性を売上ともうけで確認
ほぼ日の売上は、前の年の約75.3億円から約86.8億円へ増えました。伸び率は15.2%です。本業のもうけも約5.5億円から約6.2億円へ増え、12.7%伸びています。数字だけ見ると、階段を一段上がった年です。
最終的なもうけも約4.0億円から約4.5億円へ増えました。売上だけが膨らんでいるのではなく、手元に残るもうけも増えています。これは、人気の屋台が行列を伸ばしながら、きちんと利益も残している状態に近いです。
特に大きいのは「ほぼ日手帳」です。2025年版は販売部数が96万部となり、2024年版の90万部を超えました。96万部といえば、政令指定都市ひとつ分に近い人数の机やかばんに届く規模感です。
ただし、売上の多くをほぼ日手帳が支えている点は見逃せません。看板商品が強いのは魅力ですが、一本の太い柱に体重をかけすぎると、将来の変化には弱くなることもあります。
ほぼ日の将来性|ほぼ日手帳アプリ・海外販売・生活のたのしみ展
ほぼ日の将来性で注目したいのは、紙の手帳だけに閉じていない点です。2025年10月には「ほぼ日手帳アプリ」のサービス開始が予定され、スマートフォン上でも日々の記録を残せる方向へ広げています。
海外販売も大きなテーマです。ほぼ日手帳の海外売上は約30.7億円で、手帳売上の52.5%を占めています。国内売上の約27.8億円を上回っており、ほぼ日は日本の机だけでなく、海外のデスクにも入り込んでいます。
商品面では、『ONE PIECE magazine』、北岸由美さん、たまごっち、ムーミンなどとの企画もあります。手帳という同じ器に、毎年違う表紙や物語を入れていくため、駅弁の掛け紙を集めるような楽しさがあります。
一方で、生成AIの利用、ネット通販の変化、情報管理の強化も課題として挙げられています。ほぼ日らしさを保ちながら、道具や売り場を新しくできるかが、今後の働く場としての魅力を左右します。
ほぼ日の入社前に知るべき注意点|評判より先に見る3つ
ひとつ目は、看板商品への依存です。ほぼ日手帳は非常に強い商品ですが、流行や生活習慣が変われば売れ方も変わります。紙の手帳を使う文化がどれだけ続くかは、働く人にとっても重要なテーマです。
ふたつ目は、創業者の存在感です。糸井重里さんは、ほぼ日の考え方や発信に大きな役割を果たしてきました。会社は次の体制づくりを進めていますが、名物店主のいる店が代替わりするような難しさはあります。
みっつ目は、新しい事業の育成です。ほぼ日の學校、ほぼ日曜日、生活のたのしみ展、ほぼ日手帳アプリなど、広げている領域は多いです。ただし、すべてがすぐ大きな柱になるとは限りません。
ほぼ日に入るなら、完成された仕組みに乗るというより、途中の道を一緒に舗装する感覚が必要です。整った高速道路より、景色のよい山道をチームで進むイメージに近いかもしれません。
ほぼ日に向く人・向かない人|新卒と転職で見る適性
新卒でほぼ日に向くのは、文章、商品、人の体験をつなげて考えられる人です。手帳を売るだけでなく、その人の1年に寄り添う発想が求められます。数字だけでなく、言葉の温度を大事にできる人に合いやすいです。
転職でほぼ日に向くのは、編集、商品企画、ネット通販、イベント、管理部門などで、すぐに手を動かせる人です。従業員約156人の会社なので、巨大組織の一部品というより、道具箱を持って現場に入る感覚が近いです。
反対に、細かく分業された大企業の仕組みで働きたい人や、年功序列でゆっくり昇給したい人には、合わない可能性があります。ほぼ日の評判や口コミを見るときも、自分がどの働き方を望むかが先です。
新卒も転職も、ほぼ日への応募前には、採用人数、配属、評価制度、残業、福利厚生を確認したいところです。公表されていない項目が多いため、面接は会社を見られる貴重な窓になります。
総括:ほぼ日 年収・働き方・将来性まとめ
ほぼ日 年収は平均約695万円で、上場企業平均をやや上回る水準です。売上約87億円、従業員約156人という規模を考えると、少数精鋭で高い付加価値を出している会社と見られます。
働き方では、平均勤続年数6.0年、女性管理職比率33.3%、男性育休取得率33.3%が確認できます。安定した巨大組織というより、手帳、読みもの、イベント、アプリを束ねる編集型の会社です。
入社を考えるなら、ほぼ日手帳の強さ、海外販売の伸び、新しい場づくりは魅力です。ただし、残業、初任給、採用倍率、職種別年収は公表されていないため、就活サイトや中途採用ページで最新条件を確認してください。



