櫻護謨の年収・働き方の全体像
ここでは、櫻護謨という会社のおおまかな姿と、年収や働き方の数字を見ていきます。「ゴム製品メーカー」と聞いてもイメージがわきにくいかもしれませんが、生活の安全を裏側で支えているタイプの会社です。
櫻護謨はどんな会社?
櫻護謨は、ゴムや金属素材を扱い、消防ホース、防災救助の資機材、航空・宇宙関連の部品などをつくっている会社です。グループ会社として桜ホース、日本エス・エイ・エス、川尻機械などを抱えています。
身近なところでは、消防車のうしろから伸びる消防ホースや、消火栓につながる吸管が代表的な製品。消防隊員が火災現場で使う安全装備や救助の道具も手がけており、災害時の安心・安全を支える縁の下の力持ち、というポジションです。
意外なところでは、H3ロケット用のチューブ配管や航空機の部品も製造しています。「街の消防署で見かける赤いホース」と「日本の宇宙開発」が同じ会社でつくられているのは、ちょっとしたロマンを感じる組み合わせです。
東京の笹塚にある「笹塚ショッピング・モール」も櫻護謨が運営する商業施設。消防、宇宙、不動産という、つながりが見えにくい3つの柱で事業を回しているのが特徴です。
櫻護謨の規模感|売上約122億円・従業員約342人の実感
櫻護謨の売上はグループ全体で約122億円、従業員数は約342人です。上場企業のなかでは中堅手前の小ぶりなサイズで、人数感としては中規模ホテル1棟のスタッフ全員くらい、と考えるとイメージしやすいかもしれません。
122億円という売上は、国内の小規模な市の年間予算とほぼ同じくらい。「巨大企業」ではないものの、しっかり利益を出せる体力を持った会社です。
300人台の組織は、社員ひとりひとりの顔がだいたい見える距離感。大企業のように完全分業化されているわけではなく、ひとりが複数の業務をまたぐ場面も多いと想定されます。
櫻護謨の年収はいくら?平均約602万円の実感
櫻護謨の平均年収は約602万円です。日本の上場企業の平均(600万円台)とほぼ同じで、特別高くも特別低くもない、いわゆる「平均的な上場企業」の水準といえます。
家計でいうと、月の手取りは約35万円〜40万円ぶん。賃貸でも持ち家でも無理なく生活設計ができ、家族を持って子どもひとりぶんの教育費を考えても余裕がある、そんな水準です。
ただし、平均年齢は40.8歳とやや高めです。長く働く人が多いぶん、年齢層が上に寄っているため、若手の年収は平均より下、ベテランの年収は平均より上という幅があると見ておくのがよさそうです。
ちなみに新卒の初任給、30歳時点の年収、ボーナスの月数、職種別の年収は、会社が公表している情報からは確認できません。応募時には採用ページや面談で直接確認するのが確実です。
櫻護謨の働き方|勤続16.4年・育休80%・女性管理職4.5%
平均勤続年数は16.4年。新卒で入った人が結婚し、子どもが小学校に上がるころまでずっと同じ会社にいる、というイメージです。腰を据えて働く文化が定着している会社といえます。
男性育休取得率は80%で、ここはかなりの強み。男性社員10人のうち8人が育休を取っている計算で、製造業のなかでも上位の水準です。「子どもが生まれたら育休を取る」が当たり前の選択肢になっている職場、と捉えてよさそうです。
一方で、女性管理職比率は4.5%とまだ低め。役員も男性14名・女性1名(比率6.7%)の構成で、「女性が管理職として活躍する」という観点ではこれからの課題といえる会社です。
ご注意ください: 残業時間や有給取得率は会社が公表している情報からは確認できません。気になる人は採用面談で具体的に聞いてみるのが確実です。
櫻護謨の働き方は「ホワイト」?それとも厳しい?
データから推測すると、勤続16.4年・男性育休80%という数字は、長く働ける環境が整っている会社、という印象です。腰を据えてキャリアを積みたい人には合いそうです。
ただし給与水準が業界トップクラスというわけではないので、「年収を一気に上げたい」「短期間でガンガン昇進したい」というスタイルとは少し合わないかもしれません。
ちょっとした補足: 配属先によっては勤務地が大きく変わります。本社系の東京勤務と、栃木の大田原製作所では生活スタイルがガラッと変わるため、勤務地は事前にしっかり確認しましょう。
櫻護謨の将来性と入社の判断材料
ここからは、櫻護謨が今どんな業績で、これから何に力を入れていくのかを見ていきます。10年・20年と働くことを考えるなら、会社の方向性は給与水準と同じくらい大事なポイントです。



