パラカの年収と働き方|駐車場専業企業の給料・勤続のリアル
ここではパラカ株式会社の事業の中身、規模、年収、働き方を、データで読み解いていきます。コインパーキングという身近な事業を運営しているからこそ、働く現場のイメージもつかみやすい会社です。
パラカはどんな会社?「PARAKING」を全国で運営する駐車場専業
パラカ株式会社は、街中で見かける時間貸し駐車場「PARAKING(パラキング)」を運営している会社です。本社は東京で、平成9年に設立されました。
事業の柱は大きく2つ。土地のオーナーから土地を借りて駐車場を作る「賃借駐車場」と、自社で土地そのものを買って駐車場を運営する「保有駐車場」です。コンビニやスーパーに付いている駐車場の運営も手がけています。
2025年9月末時点で、運営している駐車場は2,598件・48,232車室。車室の数は東京ドーム1個分の敷地に約1,300台分の車を停められると考えると、ドーム約37個分にも相当する規模です。駐車場だけを専門にしている上場企業として、独自の立ち位置を築いている会社といえます。
パラカの規模感|売上約176億円・従業員約112人で1人あたり1.5億円
パラカの売上高は176.3億円。営業利益は約32.6億円で、本業のもうけになっている割合は約18.5%です。不動産業全体の平均(9.83%)と比べると、約2倍の収益性を確保しています。
ちょっとした補足:1台分の駐車スペースが、年中無休で売上を生み続けるストック型のビジネスのため、利益率が高いのが特徴です。
従業員数は112人と、上場企業のなかではかなり小規模です。1人あたりの売上は約1.57億円。地方銀行の1支店並みの少人数で、全国48,232車室を運営している計算になります。少数精鋭の組織だと考えてよいでしょう。
パラカの年収はいくら?平均約604万円の実態
パラカの平均年収は約604万円。日本の上場企業の平均が600万円台前半なので、ほぼ同水準にあります。
家計の感覚でいうと、月の手取りで33〜35万円程度。住宅ローンの返済をしながら家族を養い、年に1〜2回の旅行も無理なく組める水準です。年代別・職種別の年収は、会社が公表している情報では確認できません。
ご注意ください:パラカは112人規模の会社のため、社員1人ひとりの担う領域が広い傾向があります。同じ年収604万円でも、大企業の中堅社員と中小型企業の中核社員では役割の重さが違うことを意識しておきましょう。新卒の初任給や中途採用時の提示年収は、会社が公表している情報では確認できません。
パラカの働き方|勤続6.3年・育休100%・女性管理職15.4%
働き方の数字を順番に見ていきましょう。
- 平均勤続年数:6.3年
- 平均年齢:32.8歳
- 女性管理職比率:15.4%
- 男性育休取得率:100%
平均年齢32.8歳というのは、上場企業のなかでも若めです。会社の設立が平成9年と比較的新しいことが影響しているのでしょう。勤続6.3年は短すぎず長すぎず、若手中心で回している組織の姿が見えてきます。
注目したいのは男性育休取得率100%という数字。少人数の会社で全員が育休を取れる体制を作るのは簡単ではありません。子育て世代にとっては安心材料になります。
女性管理職比率15.4%は、日本の上場企業平均(約9%)を上回る水準。不動産業界の伝統的な体育会系イメージとは少し違う、フラットな組織風土が伺えます。残業時間や有給取得率は、会社が公表している情報では確認できません。
パラカの福利厚生や離職率はどう見るべき?
福利厚生の細かい内容や具体的な離職率は、会社が公表している情報では確認できません。ただし、平均勤続年数6.3年から逆算すると、極端に離職が多い会社ではないと推測できます。
口コミサイトでは「やばい」「ホワイトか」といった検索もされていますが、データから見える範囲では男性育休100%・女性管理職15%超と、働き方改革の指標は同業他社よりも整っている印象です。
新卒1〜3年目の早期離職率や、退職金制度の詳細は会社が公表している情報では確認できないため、選考が進んだ段階で人事に直接確認するのが確実です。
パラカの将来性|車室残高48,232・保有駐車場戦略の行方
ここからは、パラカ株式会社の業績の伸び、これから力を入れる方向性、入社前に知っておきたい注意点を整理します。コインパーキング業界という、地味ですが消えにくいマーケットの中で、どんな勝ち筋を描いているのかを見ていきます。
パラカの業績は伸びてる?売上7.6%増・営業利益8.1%増の現在地
直近の業績は、過去最高を更新中です。
- 売上高:176.3億円(前年比7.6%増)
- 営業利益:32.66億円(前年比8.1%増)
- 当期純利益:20.44億円(前年比12.5%増)
- 運営車室数:48,232車室(前年比約19%増の純増7,801車室)
新規開設の駐車場が338件・11,246車室と、こちらも過去最高。コロナ禍で一時的に新規開拓を絞った時期もありましたが、令和4年以降は積極的な営業を再開し、車室数が再び順調に伸びています。
家計でいうと、毎年少しずつ給料が上がりながら、副業で資産も増やし続けているような状態。コインパーキングは「人が車を停めるたびに売上が立つ」ストック型のビジネスなので、車室数の積み上げがそのまま将来の売上に直結します。
パラカの将来性と方向性|保有駐車場と札幌・函館・仙台への投資
パラカが力を入れているのは「保有駐車場」の拡大です。自社で土地そのものを買って駐車場にするため、地主から契約を解約されるリスクがありません。保有駐車場の簿価残高は396.96億円にのぼり、当期の投資額は38.98億円。
直近1年で新規取得した保有駐車場の都市を見ると、地方の中核都市が並びます。
- 札幌市:11件143車室
- 仙台市・新潟市・名古屋市・富山市・高知市・鹿児島市など各都市
- 八戸市・東京新宿区・名古屋市・鹿児島市で次年度開業予定の用地も取得
「全国の中核都市で、それぞれの地域で車室数・件数・売上の地域一番を目指す」と会社は明言しています。東京一極集中ではなく、地方の駐車場需要をストック収益として積み上げる戦略です。
太陽光発電や不動産賃貸も「基盤収益」として位置づけ、外部環境に左右されにくい収益源を多層化しています。
パラカに入社する前に知っておきたい3つの注意点
会社自身が公表しているリスク情報から、働く側として意識しておきたい点を3つに整理します。
ひとつ目は、賃借駐車場の解約リスク。土地オーナーとの契約は2〜3年で、その後1年ごとの自動更新。地価が上がってマンション開発などの需要が高まると、契約が解約される可能性があります。営業職にとっては、解約を防ぐための関係維持が日常的な仕事になります。
ふたつ目は、借入金の存在。保有駐車場を増やすため、土地購入に伴う借入金が一定額あります。財務体力(借金の少なさ)は42.2%で、前年の43.5%から微減。健全な水準ですが、金利上昇局面では負担が増える可能性があります。
みっつ目は、112人という少人数体制。1人あたりの担当領域が広く、複数の業務をこなす力が求められます。大企業のような細かい分業や手厚い研修体制を期待すると、ギャップを感じるかもしれません。
パラカに向く人・向かない人
新卒で入る人と、転職で入る人、両方の視点から考えてみます。
向きそうな人:
- 駐車場・不動産・街づくりに興味がある人
- 少人数で広い裁量を持って働きたい人
- 派手な業界より、地味でも消えにくい事業に魅力を感じる人
- 地方都市での営業や案件開発に抵抗がない人
向かないかもしれない人:
- 大企業のブランドや手厚い研修を重視する人
- 短期間で年収を大きく上げたい人
- 全国転勤や地方都市勤務を避けたい人
- 同業他社が多い競争の激しい業界を望む人
転職で入る場合、不動産業界・営業・経理・施設管理などの経験が活きやすいでしょう。中途採用の具体的な募集要項や年収レンジは会社が公表している情報では確認できないため、転職エージェント経由での確認が現実的です。
総括:パラカの年収・働き方・将来性まとめ
パラカ 年収は約604万円で上場企業平均と同水準。派手な高給ではないものの、過去最高を更新し続ける業績と、ストック型ビジネスの安定感が魅力です。
ポイントを整理します:
- 駐車場専業の上場企業として独自の立ち位置を確立
- 売上176億円・営業利益32億円、過去最高を更新中
- 平均勤続6.3年・男性育休100%・女性管理職15.4%と働き方の整備が進む
- 全国48,232車室、保有駐車場への投資で長期安定収益を構築
「街中の駐車場」という身近な事業が、月に何度も使われ、利用のたびに売上を生む。そのストック収益が積み上がる仕組みに納得できる人にとって、パラカは腰を据えて働ける選択肢のひとつになるでしょう。新卒の方は会社説明会で実際の社員の雰囲気を、転職検討中の方は転職エージェントで具体的な募集ポジションを確認することをおすすめします。



