ファースト住建 年収と働き方を戸建分譲の現場から読む
ここでは、ファースト住建の年収、会社規模、働き方をまとめて見ていきます。新卒で入る人には「どんな現場で働くのか」、転職を考える人には「収入と働き方の釣り合い」が見える章です。
ファースト住建はどんな会社?戸建分譲の評判につながる事業内容
ファースト住建は、戸建住宅や土地を作って売っている会社です。主力は建売住宅の企画、建築、販売で、近畿圏、愛知県、広島県、福岡県、千葉県、埼玉県などで事業を展開しています。
標準的な住まいは、30坪程度の土地に建坪28坪、4LDKというイメージです。家族が暮らす箱を大量に並べるのではなく、地域ごとの生活導線に合わせて住まいを組み立てる、街の区画整理に近い仕事です。
具体的には、戸建分譲、自由設計の注文住宅、規格型注文住宅「オーダーキューブ・システム」を扱います。さらに新築マンション、中古マンションの改装販売、賃貸、大規模な木造建築にも取り組んでいます。
ちょっとした補足: ファースト住建の建売の口コミや評判を検索する人は多いですが、働く側から見ると、土地仕入れ、設計、工事管理、販売後の対応まで幅広く関わる点が特徴です。
ファースト住建の規模感は大きい?売上約429億円・従業員約411人の実感
ファースト住建の売上は約429億円、従業員数は約411人です。売上だけを見ると大きく感じますが、人数は中堅規模で、巨大企業というより「少数精鋭で住宅を回す会社」という印象です。
約429億円は、1棟3,500万円の住宅に置き換えると約1,200棟分に近い金額です。実際、会社が公表している情報でも、戸建分譲と土地分譲の販売は1,120棟・区画とされています。
拠点はグループ全体で35拠点あります。兵庫、大阪、京都、奈良、愛知、広島、福岡、埼玉、神奈川、東京などに広がり、地図にピンを打つと関西を中心に東西へ線路が伸びるような配置です。
従業員約411人でこの規模を動かしているため、担当者一人ひとりの守備範囲は狭くなさそうです。ファースト住建で働く場合、地域の不動産会社、工事会社、購入者との調整力が重要になりやすいでしょう。
ファースト住建の年収はいくら?平均約446万円を生活感で見る
ファースト住建の平均年収は約446万円です。日本の上場企業平均が600万円台とされることを考えると、数字だけでは高年収企業とは言いにくい水準です。ただし、不動産業では職種や成果で収入差が出やすい点も見ておきたいところです。
約446万円を単純に12か月で割ると、月あたりの額面は約37万円です。税金や社会保険を差し引いた手取りは、家族構成などにもよりますが月20万円台後半から30万円前後の感覚になりやすいでしょう。
家計でいうと、都心の高額マンションを軽く買える収入というより、堅実に家賃や住宅ローンを見ながら組み立てる収入帯です。派手な余裕より、毎月の固定費を管理して暮らすイメージに近いです。
ファースト住建の30歳年収、課長年収、職種別年収、ボーナスの詳しい金額は、会社が公表している情報では確認できません。転職者は求人票の月給、賞与、手当を個別に見る必要があります。
ファースト住建の働き方は続けやすい?勤続・育休・男女比を確認
ファースト住建の平均勤続年数は7.3年、平均年齢は43.2歳です。何十年も同じ会社で働く人が中心というより、一定の経験者が集まり、現場ごとに役割を担う職場に見えます。
男性育休取得率は33.3%です。3人に1人ほどが取得している計算で、住宅業界の現場感を考えると前向きな数字です。ただし、誰でも取りやすいと断定するには、部署別の実態までは見えません。
女性管理職比率は3.7%です。女性の登用はまだ発展途上といえます。役員では女性が含まれる時期もありますが、管理職全体で見ると、道幅の広い道路というより、まだ細い道を整えている段階です。
残業時間、有給取得率、詳しい福利厚生、退職金制度の有無は、会社が公表している情報では十分に確認できません。ファースト住建へ応募する場合、面接で配属先の働き方を具体的に聞くのが現実的です。
ファースト住建は「やばい」会社?年収と評判を数字から見る
「ファースト住建 やばい」と検索する人もいますが、会社が公表している数字だけで極端に悪い会社と見る材料は限られます。売上約429億円、営業利益約24.9億円、純利益約14.4億円を出しており、事業は黒字です。
一方で、平均年収約446万円は上場企業平均より低めです。年収を最優先する転職者にとっては、求人ごとの条件確認が欠かせません。灯りはついている家でも、部屋ごとの明るさは見に行かないとわからない、という感覚です。
見るべきポイントは次の3つです。
- 平均年収は約446万円で、突出して高くはない
- 平均勤続年数は7.3年で、長期定着型とは言い切れない
- 売上と利益は黒字で、事業の土台は確認できる
ここまで見ると、ファースト住建は「高収入だけで選ぶ会社」ではなく、住宅分譲の現場で経験を積みたい人が、仕事内容と処遇を照らして判断する会社といえます。
ファースト住建 年収と将来性を35拠点・住宅需要から考える
年収を見るときは、今の給与だけでなく、会社がこれからどこで稼ぐのかも大切です。ファースト住建の将来性は、戸建分譲、地域密着、拠点拡大、住宅需要の変化がカギになります。
ファースト住建の業績は伸びてる?売上19.2%増と利益の見方
ファースト住建の直近の売上は約428億83百万円で、前年から19.2%増えています。本業のもうけにあたる営業利益は約24億90百万円で、前年から36.2%増えました。
この伸びには、株式会社KHCなどが加わった影響もあります。戸建分譲と土地分譲の販売は1,120棟・区画で6.5%増、請負工事の引渡棟数は208棟で大きく増えています。
一方で、純利益は約14億35百万円で42.5%減っています。前年に一時的な利益があった反動などがあり、売上と営業利益は伸びたのに最終的な利益は減った、という少しねじれた形です。
住宅会社の業績は、天気のように金利、土地価格、材料費に左右されます。晴れの日に棟数を伸ばせても、風向きが変わると利益が薄くなるため、ファースト住建の年収にも中長期で影響する可能性があります。
ファースト住建の将来性は?35拠点と年2〜3支店の拡大方針
ファースト住建は、地域に密着した営業活動を重視しています。会社が公表している情報では、今後も年間2〜3支店を目標に新しい支店を出し、事業エリアを広げる方針です。
事業の中心は戸建分譲です。加えて、注文住宅、マンション分譲、不動産賃貸、大規模な木造建築にも取り組んでいます。大きな一本柱に、細い柱を少しずつ足していく建物のような成長戦略です。
住宅の方向性としては、「地域に根ざした暮らし重視の住まい」「街の景観を形成する美しい住まい」「基礎・構造の確かな安心の住まい」「先端技術による居住性の高い住まい」を掲げています。
ただし、日本では人口や世帯構成が変わっています。家を買う人の数、買える価格帯、住みたい場所が変わるため、ファースト住建の将来性は、地域ごとの需要をどれだけ細かく読めるかにかかっています。
ファースト住建の入社前に知るべき注意点は3つある?
ファースト住建に入る前に見ておきたい注意点は3つあります。ひとつ目は、戸建事業への依存度です。売上の約95.6%を戸建事業が占めており、主力が強い反面、住宅需要が冷えると影響を受けやすくなります。
ふたつ目は、土地や建築価格の上昇です。土地を高く仕入れたり、木材や工事費が上がったりすると、販売価格とのバランスが難しくなります。仕入れは、料理でいう材料選びのように、最初の判断が味を左右します。
みっつ目は、競争の激しさです。低価格で良い住宅を早く供給することを重視していますが、同じ価格帯を狙う住宅会社は少なくありません。値引き競争になると、会社のもうけは薄くなります。
ご注意ください: ファースト住建の選考倍率、配属希望の通りやすさ、中途採用の通過率は公表されていません。入社難易度は、募集職種、勤務地、経験内容によってかなり変わると考えるのが自然です。
ファースト住建に向く人・向かない人|新卒と転職で違う見方
新卒でファースト住建に向くのは、住宅や街づくりに関心があり、地域の不動産会社や工事関係者と地道に関係を作れる人です。華やかな企画だけでなく、土地、工程、価格を粘り強く見る仕事です。
転職で向くのは、不動産営業、施工管理、用地仕入れ、住宅販売の経験を活かしたい人です。即戦力として見られやすい分、前職でどのエリアを担当し、どれだけ数字や現場を動かしたかが問われやすいでしょう。
反対に、全国規模の大企業で制度が細かく整った環境を求める人や、年収の大幅アップだけを最優先する人には、慎重な確認が必要です。ファースト住建の平均年収は約446万円で、条件は求人ごとの差が大きいはずです。
向く人と向かない人を分けると、次のようになります。
- 向く人: 住宅、土地、地域営業に関心がある人
- 向く人: 少数精鋭の環境で幅広く動きたい人
- 慎重に見たい人: 高い固定給や制度の厚さを最優先する人
- 慎重に見たい人: 土日対応や現場調整に強い抵抗がある人
ファースト住建は、完成した家を売るだけの会社ではありません。土地を見つけ、建て、売り、住んだ後まで関わるため、ひとつの街区を小さな舞台装置のように作る仕事に近いです。
総括:ファースト住建 年収・働き方・将来性まとめ
ファースト住建 年収は平均約446万円で、上場企業平均より控えめです。一方、売上約429億円、営業利益約24.9億円、35拠点という土台があり、戸建分譲を中心に地域で住宅を供給する会社として存在感があります。
働き方では、平均勤続年数7.3年、男性育休取得率33.3%、女性管理職比率3.7%が確認できます。育休は一定の取得実績がある一方、女性登用や残業・有給の実態は、応募前に個別確認したい部分です。
ファースト住建を検討するなら、年収だけでなく、勤務地、職種、休日、賞与、配属後の役割をあわせて見てください。新卒は就活サイトや採用ページ、転職者は求人票と面接で、数字の裏側まで確認すると判断しやすくなります。



