MORESCOの年収・働き方の全体像
この章では、MORESCOがそもそもどんな会社なのか、規模はどれくらいか、MORESCO 年収の実感はどうなのか、働き方はどうかをまとめて見ていきます。新卒で入社する方にも、転職で入る方にも、まず押さえてほしい全体像です。
MORESCOはどんな会社?聞き慣れない名前の正体
MORESCOは、神戸に本社を置く化学品メーカーです。一般消費者の目には触れにくい会社ですが、自動車工場の機械を冷やしたり滑らかに動かしたりする「特殊潤滑油」、紙おむつを貼り合わせる「ホットメルト接着剤」、ハードディスクの表面を保護する潤滑剤など、暮らしや産業の裏側を支える製品を作っています。
例えるなら、料理の主役ではなく、フライパンに塗る油のような存在です。表からは見えませんが、これがないと工場のラインが動かないし、おむつも貼り合わせられない。そんな縁の下の力持ちポジションを世界規模で担っているのがMORESCOです。
事業の柱は、特殊潤滑油・合成潤滑油・素材(流動パラフィンなど)・ホットメルト接着剤・エネルギーデバイス材料の5つ。化学メーカーとしては中堅サイズですが、ニッチな分野で深く食い込むタイプの会社といえます。
MORESCOの規模感|売上約344億円・従業員約795人の実感
MORESCOの売上はグループ全体で約344億円、従業員数はグループ合わせて約795人です。人口でいうと、ちょっとした小学校1校分くらいの人数で、地方の小さな町の年間予算を上回る金額を毎年動かしているイメージです。
地域別に見ると、海外の売上比率が約42%と高いのが特徴です。日本のほか、中国・タイ・インドネシア・インド・米国に生産拠点を持ち、世界中の自動車工場や日用品メーカーへ製品を届けています。神戸の本社にいながら、世界14ヶ所の拠点と日々やり取りする会社ということです。
ちょっとした補足: 営業利益は約13.9億円で、本業のもうけになっている割合は約4%。業界平均(約4.06%)とほぼ同水準で、極端に儲かっているわけでも、苦しいわけでもない、堅実なライン上にあります。
MORESCOの年収はいくら?平均約690万円の実感
MORESCOの平均年収は約690万円です。日本の上場企業平均がおよそ600万円台なので、それを1割ほど上回る水準。会社が公表している情報をもとにした数字で、平均年齢は44.3歳、平均勤続年数は14.5年と、それなりに長く勤めた人が多い前提の数値です。
家計の感覚で置き換えると、年収690万円は月の手取りでだいたい40万円前後。住宅ローンを組んでも、子ども2人を私立に通わせても、なんとか回せるくらいの余裕があるラインです。神戸エリアであれば、生活水準としてはかなり安定した部類に入るでしょう。
ただし、年代別・職種別の年収は公表されていません。新卒の初任給や、30代・40代の具体的な水準、ボーナスの月数なども会社が公表している情報には含まれていないため、口コミサイトや実際の選考プロセスで確認する必要があります。
MORESCOの働き方|勤続14.5年・育休87.5%・女性管理職11.7%
MORESCOで働く人の平均勤続年数は14.5年。これは「入社してから卒業までの平均がだいたい中学生の年齢分」という長さで、上場企業のなかでも長い部類に入ります。腰を据えて働く文化が根付いている会社、と読み取れる数字です。
注目したいのは、男性の育休取得率が87.5%という点。10人に9人近くの男性が育休を取っている計算で、製造業のなかではかなり高水準です。子育て期に入る20代後半〜30代の社員にとって、休みを言い出しやすい空気があると見ていいでしょう。
女性管理職の比率は11.7%。日本企業全体の平均が1割前後なので、ほぼ平均か少し上のライン。製造業のなかでは比較的健闘している水準ですが、女性が3割を超えるような会社と比べると、まだ伸びしろがある段階です。残業時間や有給取得率は会社が公表している情報には載っていません。
MORESCOの働き方は「ホワイト」?データから推測すると…
「moresco ホワイト」「moresco やばい」といった検索キーワードが多い会社ですが、データから推測する限り、極端なブラック企業の特徴は見られません。平均勤続年数14.5年、男性育休87.5%という数字は、人がすぐ辞める会社では出てこない数字だからです。
一方で、ホワイトかどうかを断言する材料も限定的です。残業時間や有給取得率の公表がないため、部署や時期によっては忙しさに差がある可能性は残ります。化学品の研究開発職や海外駐在の多い職種では、繁忙度が高い場面もあると考えておくのが現実的でしょう。
MORESCOの将来性と入社の判断材料
ここからは、MORESCO 年収の今だけでなく、5年・10年先を見据えた話になります。業績の流れと、これから何に力を入れるのか、どんなリスクを会社自身が認識しているのかを順に整理していきます。



