ニチレキの年収・働き方の全体像
ここでは、ニチレキの年収水準・働き方・社員構成を、会社が公表している情報をもとに整理していきます。新卒で入る場合も、転職で入る場合も、まずは「どういう人たちが、どれくらいの給料で、どれくらいの年数働いているのか」を見ていきましょう。
ニチレキはどんな会社?道路舗装の縁の下を支える専門集団
ニチレキは、道路舗装に使われるアスファルト乳剤や改質アスファルトといった素材を作り、それを使って実際に道路を舗装する工事まで手がけている会社です。2024年10月に持株会社体制へ移行し、現在の正式名称は「ニチレキグループ株式会社」となりました。
道路を「縁の下で支える素材メーカー」と「実際に工事を行う施工会社」の両方を兼ね備えているのが、この会社の最大の特徴です。たとえるなら、パンの粉も焼き上げるパン屋もどちらも自前で持っているような形。素材から完成まで一貫しているので、品質と価格の両方をコントロールしやすい強みがあります。
事業は大きく「アスファルト応用加工製品事業」と「道路舗装事業」のふたつに分かれており、後者が売上の約66%を占める主力です。橋やトンネル、空港、港湾、公園など、生活のあらゆる場所で同社の製品や工法が使われています。
ニチレキの規模感|売上約757億円・従業員約1,386人の実感
ニチレキの売上は約757億円、従業員数は約1,386人です。これは規模感としては中堅クラスの上場企業に位置します。
身近な比喩で言うと、売上757億円は地方の中核都市の年間予算とほぼ同じくらい。従業員1,386人は、そこそこの規模の高校がふたつ分の生徒数といったイメージです。
業界全体の収益性が約4%とされるなかで、ニチレキの本業のもうけ率は約8.3%(営業利益÷売上)。同業のなかではかなり健闘している水準です。地味な業界ながら、長年積み上げてきた技術と信頼関係で利益を確保している印象があります。
ニチレキの年収はいくら?平均約701万円の実感
ニチレキの平均年収は約701万円です。日本の上場企業の平均(およそ600万円台前半)よりも100万円ほど上、業界平均と比較しても標準的かやや高めの水準にあります。
家計でイメージすると、年収701万円は月の手取りでおよそ40万円台前半。住宅ローンを組んで持ち家を買い、家族で年に1回は旅行に行く、というライフスタイルが現実的に視野に入るレベルです。
ただし、これはあくまで「全社員の平均」であり、年代別・役職別・職種別の年収は会社が公表している情報には記載されていません。新卒の初任給やボーナスの月数についても、会社が公表している情報ベースの情報には具体的な数字が出ていないため、詳細は採用ページやマイナビ等の就活情報で確認することをおすすめします。
ニチレキの働き方|勤続14.2年・育休75%の現場
ニチレキの平均勤続年数は14.2年。平均年齢は44.4歳です。これは「腰を据えて長く働く人が多い」会社の典型例。一度入社したら定年近くまで勤め上げる人が、多数派と考えてよさそうです。
男性の育児休業取得率は75%と、製造業のなかでもかなり高い水準。10人のうち7〜8人の男性社員が育休を取っている計算になります。子育て世代にとっては、上司や同僚も同じ経験をしている可能性が高く、休みを切り出しやすい空気があると推測できます。
ちょっとした補足: ただし、育休の取得「日数」までは公表されていないので、1日だけ取って実績にカウントしているのか、数か月しっかり取れているのかは別途確認したいところです。
一方で、女性管理職比率は3.8%。これは日本の上場企業全体の平均(約10%前後)を下回ります。建設・素材業界の特性もありますが、女性のキャリアアップという観点では、まだ発展途上と言えるでしょう。
ニチレキの働き方は「ホワイト」?それとも厳しい?
データからは「全体としては安定型」というのがニチレキの働き方の印象です。長い勤続年数、高い男性育休取得率は、明らかにホワイト寄りの数字です。
一方で、道路舗装事業は現場仕事も多く、夏の炎天下や冬の寒さのなかでの作業もあります。本社・営業所勤務と現場勤務では働き方の印象が大きく変わるため、「ホワイト企業」とひと言でくくるのは難しい面もあります。
ご注意ください: 残業時間や有給取得率の具体的な数字は、会社が公表している情報には記載されていません。気になる方は、面接や口コミサイト(OpenWork、ライトハウスなど)で配属先の実態を確認するのが安全です。
ニチレキの将来性と入社の判断材料
ここからは「これからのニチレキ」について、業績の推移と会社が示す将来戦略を見ていきます。新卒で入る場合は10年後・20年後の自分を、転職の場合は3〜5年後のキャリアを描く材料として読んでみてください。



