大本組 年収は高い?給料・勤続・働き方を読む
大本組 年収を見るときは、金額だけでなく、どんな仕事で稼いでいる会社なのかも大切です。ここでは大本組の事業内容、規模、働き方、評判につながる数字を順番に見ていきます。
大本組はどんな会社?建築・土木の働き方を知る
大本組は、建築工事と土木工事を中心に手がける建設会社です。建築工事全般、土木工事全般に加えて、子会社では環境整備、関係会社では保険代理業なども行っています。大きな柱は、建物をつくる仕事と、道路・橋・造成など社会の土台を支える仕事です。
イメージとしては、街の表側に見える建物と、地下や道路のように目立たない土台の両方をつくる会社です。料理でいえば、見栄えのよいメイン料理だけでなく、鍋底のだしまで担当するような存在です。大本組で働くということは、社会インフラを相手にする仕事でもあります。
大本組は「安全第一」「技術と信用」「誠実と努力」「経営の健全」を大事にしています。新卒なら、現場で経験を積みながら専門性を身につける色が濃い会社です。転職者なら、建築・土木・営業・管理など、すでに持つ経験を大きな工事の中で生かす場になりやすいでしょう。
大本組の規模感は?売上約701億円・従業員約792人の実感
大本組の売上は約701億円、従業員数は約792人です。数字だけ見ると少し遠く感じますが、売上701億円は、1億円の大型マンションを701棟分売るような規模感です。ひとつの会社の中で、かなり大きなお金と人が動いています。
従業員約792人は、大企業の本社ビルひとつに入る人数というより、ひとつの大きな学校の生徒数に近い規模です。大本組は巨大企業というより、顔が見える範囲を残しながら、全国規模の建設案件に関わる中堅ゼネコンと捉えると分かりやすいです。
事業ごとに見ると、建築事業の売上は約337億円、土木事業の売上は約364億円です。どちらか一方に偏りすぎず、両方が大きな柱になっています。椅子でいえば、片脚ではなく太い二本脚で支えている形です。
ちょっとした補足: 大本組は東京本社と岡山本店の二拠点を持っています。検索で「大本組 岡山 年収」と調べる人もいますが、勤務地別の年収は会社が公表している情報では確認できません。
大本組の年収はいくら?平均約876万円の手取り感
大本組の平均年収は約876万円です。日本の上場企業平均が約600万円台とされるなか、大本組 年収はかなり高い部類に入ります。月収に単純にならすと約73万円で、税金や社会保険料を差し引いた月の手取りは50万円台がひとつの目安になります。
家計でいうと、毎月の固定費を払ったあとに、教育費や住宅ローンを組み立てる余地が残りやすい水準です。もちろん実際の手取りは家族構成や賞与の配分で変わりますが、平均値だけを見れば、生活の土台はかなり厚いといえます。
一方で、大本組の30歳年収、営業年収、部長年収、職種別年収は会社が公表している情報では確認できません。平均年齢は44.9歳なので、約876万円はベテラン層も含んだ平均です。新卒1年目や20代前半がすぐにこの金額になる、とは見ないほうが自然です。
大本組のボーナスや退職金の詳しい金額も、公表情報だけでは確認できません。見るべきポイントは、平均年収の高さと平均勤続年数20.2年の組み合わせです。高めの給与を得ながら、長く働いている人が多い会社という輪郭が見えてきます。
大本組の働き方は長く続く?勤続20.2年と女性管理職4.1%
大本組の平均勤続年数は20.2年です。これはかなり長い数字で、大学卒業後に入社した人が40代半ばまで働き続けるような時間軸です。長距離列車に乗って、途中駅で降りずにじっくりキャリアを積むような会社に見えます。
女性管理職比率は4.1%です。女性の登用については、まだ伸びしろが大きい数字です。男性育休取得率は、会社が公表している情報では確認できません。子育てとの両立を重視する人は、説明会や面接で制度の利用実績を確認したほうがよいでしょう。
残業時間、有給休暇の取得率、新卒の離職率も公表情報では確認できません。ただし平均勤続20.2年は、短期で人が大量に辞める会社では出にくい数字です。もちろん現場ごとの差はあり得るため、配属先の働き方は個別に見る必要があります。
ご注意ください: 建設業は工期がある仕事です。大本組に限らず、現場の山場では忙しさが強まる可能性があります。数字で見える安定感と、現場仕事ならではの波は分けて考えると判断しやすくなります。
大本組はホワイト?やばい評判を数字で見る
「大本組 ホワイト」「大本組 やばい」と検索する人もいます。公開情報だけで見ると、平均年収約876万円、平均勤続20.2年、会社の財務的な体力72.0%という数字は、働く土台としてはかなり安定しています。少なくとも、数字の上では弱々しい会社には見えません。
ただし、残業時間や配属先ごとの忙しさ、上司との相性、現場の雰囲気までは会社が公表している情報だけでは確認できません。口コミを見る場合も、ひとつの体験談を全社の事実と決めつけず、複数の声を並べて読むのが現実的です。
大本組の評判を判断するなら、年収の高さ、勤続年数の長さ、女性管理職比率の低さ、残業データの未公表をセットで見たいところです。明るい数字と、確認が必要な空白が同時にある会社です。入社前の質問力が、入社後の納得感を左右します。
大本組 年収と将来性|建築・土木需要と入社判断
大本組 年収が高い背景には、建築・土木という社会に欠かせない需要があります。ただし建設業は、資材価格や人手不足の影響も受けます。ここでは将来性と注意点を、入社判断に使える形で整理します。
大本組の業績は伸びてる?売上・もうけの動き
大本組の2025年3月期の売上は約701億円で、前年から15.6%減りました。一方で、受注高は約909億円と前年から17.4%増えています。売上は一時的に減ったものの、次の仕事の入り口である受注は増えている形です。
本業のもうけは約18億円で、前年から7.6%増えました。最終的なもうけも約18億円で、前年から75.0%増えています。売上が下がるなかでも、もうけを増やした点は前向きです。水量は減っても、水車の回し方が少しうまくなったような状態です。
事業別では、建築事業の受注が約457億円で42.6%増えました。事務所、庁舎、商業施設などの受注が伸びたことが背景です。土木事業は受注約452億円でほぼ横ばい、売上は約364億円で微増でした。大本組は建築と土木の両方で仕事を持っています。
ただし、建設資材の価格高止まり、人手不足、競争の悪化は会社も課題として挙げています。数字は良い面だけでなく、向かい風もあります。登山でいえば、足腰はあるものの、天候を読みながら進む必要がある局面です。
大本組の将来性は?2036年に売上1,000億円を目指す
大本組は、会社設立100年となる2036年に向けて「長期ビジョン2036」を掲げています。目標は、2036年度に受注高1,000億円、売上1,000億円を目指すことです。現在の売上約701億円から見ると、約300億円の上積みを狙う計画です。
2026年度の目標は、受注高850億円、売上850億円、本業のもうけ40億円です。2025年3月期の売上約701億円、本業のもうけ約18億円と比べると、かなり高い山を見ています。低い丘を登るというより、次の峰に向けて装備を整えている段階です。
事業領域では、防災・減災、社会インフラの維持・更新、防衛関連需要、民間企業の設備投資が追い風として挙げられています。道路や橋、庁舎、商業施設など、人の暮らしを下から支える仕事が中心です。派手さよりも、社会の基礎体力に近い需要です。
新卒にとっては、長く使える建設技術を学べる点が魅力です。転職者にとっては、建築・土木・営業・管理の経験を、売上1,000億円を目指す会社の中で生かせる可能性があります。ただし、成長計画がある分、成果への期待も小さくはありません。
大本組の入社前に知りたい注意点は?3つのリスク
ひとつ目は、建設市場の縮小です。大本組は民間企業の設備投資や、国・地方自治体の公共投資に影響を受けます。街に建てる建物や道路工事が減れば、仕事の量も減りやすくなります。大きな船ほど、海の流れの影響を受けるのと同じです。
ふたつ目は、資材価格と人手不足です。鋼材などの材料費や労務費が上がると、工事のもうけが圧迫されます。建設業では、見積もり時点と工事中で環境が変わることもあります。大本組で働く場合、現場だけでなく原価管理の意識も重要になります。
みっつ目は、事故や災害のリスクです。建設現場は安全管理が欠かせません。大本組は安全教育や工事現場の管理体制を整えていますが、仕事の性質上、重大事故や自然災害への備えは常に必要です。机上の仕事だけではない緊張感があります。
この3点は、大本組だけの弱点というより、建設業全体に共通する課題です。ただ、大本組は会社の財務的な体力が72.0%と高く、東京本社と岡山本店の二拠点で災害時の備えもしています。課題を抱えながら、備えも進めている会社と見るのが近いです。
大本組に向く人・向かない人|新卒と転職の判断軸
大本組に向くのは、時間をかけて専門性を積み上げたい人です。平均勤続20.2年という数字からも、短期で転々とするより、腰を据えて経験を重ねる人が多い会社に見えます。建設現場での調整や安全意識を大切にできる人には合いやすいでしょう。
新卒では、建築・土木の現場に興味があり、地道な経験を嫌がらない人に向いています。最初から大きな裁量を求めるより、先輩のやり方を見ながら、図面、工程、安全、品質をひとつずつ覚える姿勢が大切です。職人技を身につける修業に近い面があります。
転職では、建設業の経験者、営業で大きな案件を扱った人、管理部門で堅実に仕組みを支えられる人が候補になりやすいでしょう。ただし中途採用の難易度、職種別の募集人数、転職時の年収幅は会社が公表している情報では確認できません。
向きにくいのは、短期間で目に見える成果や華やかな肩書きを求める人です。大本組の仕事は、建物やインフラのように完成まで時間がかかるものが中心です。種をまいて翌日に収穫する仕事ではなく、数年かけて街の風景を変える仕事です。
総括:大本組 年収・働き方・将来性まとめ
大本組 年収は平均約876万円で、上場企業平均を大きく上回ります。平均勤続20.2年も目立つ数字で、長く働きながら収入を積み上げる会社という見方ができます。一方で、残業、初任給、離職率、職種別年収は公表情報では確認できません。
見るべきポイントは、次の5つです。
- 平均年収約876万円で高水準
- 売上約701億円、受注高約909億円の建設会社
- 建築と土木の二本柱で事業を展開
- 2036年に売上1,000億円を目指す
- 女性管理職比率4.1%、働き方の詳細確認は必要
大本組は、安定した収入と長期的なキャリアを重視する人にとって、候補に入りやすい会社です。新卒は説明会やインターンシップ情報、転職者は中途採用の募集職種と勤務地を確認し、自分の働き方に合うかを見ていくと判断しやすくなります。



