朝日印刷の年収・働き方の全体像
朝日印刷で働くとはどういうことか、まず大づかみで整理します。富山発の老舗パッケージメーカーで、医薬品や化粧品の箱を作っている会社です。年収・規模感・働き方のデータを順番に見ていきましょう。
朝日印刷はどんな会社?
朝日印刷は富山県富山市に本社を置く、医薬品や化粧品の紙箱・添付文書を手がけている会社です。
薬局で薬を買ったときの外箱、化粧品の小さなパッケージ、説明書の三つ折り紙。あの小さな印刷物の多くを、朝日印刷のような会社が黙々と作っています。
事業の柱は3つ。「印刷包材事業」(全体の約91%を占める主力)、「包装システム販売事業」(包装用の機械の販売)、そして「人材派遣事業」です。
子会社には大阪の阪本印刷、京都のニッポー、マレーシアの3社などがあり、富山の本社を中心に国内外でグループ展開しています。グループ全体で社員数は約1,850人です。
比喩でいえば、薬箱や化粧品箱という「地味だけど絶対なくならない仕事」をコツコツ続けてきた、富山の街工場が大きく育ったような会社です。
朝日印刷の規模感|売上約439億円・従業員約1,850人の実感
朝日印刷の売上はグループ全体で約439億円(前の年から5%増)、従業員数は約1,850人です。
数字だけ見るとピンとこないかもしれません。富山県魚津市の年間予算が約240億円ほどなので、それの2倍近い規模感。地方都市ひとつぶんの財布を、この会社は1年間で動かしている計算になります。
社員1人あたりの売上はおよそ2,370万円。本業のもうけは約20.7億円で、いわゆる「がっつり儲かっている」までは届かないものの、毎年安定してプラスを出している堅実型です。
業界(パルプ・紙)のなかでは中堅クラス。製薬・化粧品向けの紙箱という、需要が消えにくい分野で長年地歩を固めてきました。
朝日印刷の年収はいくら?平均約472万円の実感
朝日印刷の平均年収は約472万円です。日本の上場企業の平均(約600万円台)と比べると少し低め、パルプ・紙業界のなかでは中間あたりという位置づけになります。
家計でイメージすると、月の手取りで30万円前後。富山県の平均給与(月収換算で30万円弱)よりは少し上で、地元で働くなら十分に「上の方」の水準と言えるでしょう。
ただし注意したいのは、これは平均年齢37.0歳・平均勤続14.0年の人が含まれた数字だということ。新卒や20代前半は当然これより下になります。具体的な年代別・職種別の年収は会社が公表している情報には載っておらず、現時点では確認できません。
ボーナスや初任給の詳細も、会社が公表している情報からは確認できませんでした。気になる場合は採用ページや就職情報サイトを併せてチェックしてみてください。
朝日印刷の働き方|勤続14年・育休84%・女性管理職4%
朝日印刷の働き方を象徴する数字は3つあります。
- 平均勤続年数: 14.0年
- 男性育休取得率: 84.2%
- 女性管理職比率: 4.1%
平均勤続14.0年は、日本の上場企業の平均(13年前後)とほぼ同等で、しっかり長く働く社員が多い会社です。「腰を据えて働く文化」が根付いていると見ていいでしょう。
男性育休84.2%は、男性社員10人のうち8人以上が育休を取得しているという計算。日本全体の平均(約30%)を大きく上回り、家庭との両立を本気で支援している会社の数字です。
一方で、女性管理職比率は4.1%とかなり低め。会社自身も経営計画のなかで「女性管理職比率アップ」を課題に掲げており、今まさに改善の途上にあります。
残業時間や有給取得率は、会社が公表している情報からは確認できませんでした。
朝日印刷の働き方は「ホワイト」?それとも厳しい?
データから見る限り、朝日印刷は「家庭との両立はしやすいが、女性のキャリアアップ余地はこれから」という会社です。
男性育休84.2%・平均勤続14.0年という数字は、長く穏やかに働ける環境であることを示しています。一方で、女性管理職4.1%は同業他社と比べても伸びしろが大きいゾーンです。
ちょっとした補足: 印刷工場には24時間稼働のラインもあり、生産現場では交替勤務が組まれているケースもあります。事務系・営業系か、生産系かで働き方は大きく変わる点に注意してください。
朝日印刷の働き方は「派手さはないが、長く働ける老舗型」。安定志向・家庭重視の人には合いやすい設計です。次は将来性を見ていきます。
朝日印刷の年収・将来性と入社の判断材料
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