トーモクの年収・働き方の全体像
トーモクは段ボール・住宅・物流の3つの事業を持つ、東京・千代田区に本社を置く会社です。ここではトーモクの年収やどんな会社かを、生の数字とイメージしやすい比喩で見ていきます。
トーモクはどんな会社?段ボールとスウェーデンハウスが2大看板
トーモクは1940年に創業した、もうすぐ100年に手が届く老舗の会社です。本業は段ボール作り。日本のあちこちのスーパーに並ぶお菓子や飲料の箱、宅配便で家に届く段ボール箱、そのうちのいくつかは確実にトーモク製だと言えます。
意外なのは住宅事業も持っていること。「スウェーデンハウス」というブランドで、北欧風の高気密・高断熱の戸建て住宅を販売しています。「オリコン顧客満足度調査ハウスメーカー注文住宅」ランキングで11年連続1位を獲得している、隠れた優等生です。
さらに物流事業として「トーウン」というグループ会社で運送・倉庫業も。「箱を作って、箱に詰めて、箱を運ぶ」を一気通貫でやっているのがトーモクの面白さ、と言えるでしょう。
トーモクの規模感|売上約2,196億円・従業員約3,830人
トーモクの売上はグループ全体で約2,196億円。1日あたりに直すと約6億円、さらに1分あたりに換算すると約42万円の売上が休まず動き続けている計算になります。ひとつの会社が、まるで小さな経済圏のようなスケールで動いているわけです。
従業員数は約3,830人。日本の中規模な町、たとえば北海道の小さな村ひとつ分の人口に相当します。「トーモクという町に4,000人弱が暮らして、毎日段ボールと家を作っている」と思えばイメージしやすいかもしれません。
本業のもうけは約94億円。売上に対するもうけ率は約4.3%で、パルプ・紙業界の平均(約4.67%)とほぼ同等の水準です。
トーモクの年収はいくら?平均約565万円の実態
トーモクの平均年収は約565万円。これは日本の上場企業平均(約600万円台)とほぼ同じ、製造業のなかでも標準的な水準です。
家計に例えると、月の手取りで約35〜37万円といったところ。住宅ローンを組んで子育てをしても、ある程度の余裕を持てる水準です。派手ではないけれど、安心して暮らせるくらいの年収。地に足のついた製造業のサラリーマン生活、というイメージに近いでしょう。
ただし、この565万円は平均年齢39.3歳の社員の数字です。20代の若手はもっと低く、40代後半の管理職はもっと高くなります。年代別・職種別の年収やボーナスの詳細、課長・部長クラスの年収、初任給の詳細は会社が公表していません。
トーモクの働き方|勤続14年・育休・男女比
平均勤続年数は14.0年。これはトーモクで働く人の多くが、腰を据えて長く勤めていることを意味します。日本の上場企業平均が約12年なので、業界のなかではやや長め。離職率の低い会社、と読み取れます。
ちょっとした補足: 平均勤続が長い会社は、ベテラン社員の存在感が大きい職場でもあります。じっくり技術を学べる反面、若手の発言権を得るには時間がかかる傾向があります。
一方で、女性管理職比率は4.8%とまだまだ低水準。日本企業の平均(約12%)を下回っており、女性が管理職に登用される環境は今後の課題と言えます。男性育休取得率や残業時間、有給取得率は現時点で公表されていません。
トーモクの働き方は「ホワイト」?それとも厳しい?
データから見ると、トーモクは「派手ではないけれど安定したホワイト寄り」の会社、と推測できます。
理由はシンプルで、平均勤続14年という長さは、職場環境がそれなりに良くないと続かない数字だからです。短期間で辞める人が多ければ、平均勤続はもっと短くなります。長く働けている人が多い、という事実そのものが働きやすさの証拠と言えるでしょう。
ただし、製造業ゆえに工場勤務(館林・厚木・岩槻など全国に拠点あり)では夜勤や交代勤務の可能性もあります。営業職は転勤を伴う異動も想定されます。「ホワイト=楽」ではなく、「ホワイト=長く働ける環境」と理解しておくのが正確です。
トーモクの将来性と年収から見た入社の判断材料
ここからはトーモクの将来性や、入社前に知っておきたい注意点を見ていきます。「これから伸びる会社か、踏みとどまる会社か」を判断する材料として読んでください。



