ザ・パックの年収・働き方の全体像
ここではザ・パックがどんな会社で、年収・働き方の数字がどれくらいなのかを順番に見ていきます。新卒で気になる初任給や採用大学、転職で気になる中途採用や残業の実態も、データから読み取れる範囲で触れていきます。
ザ・パックはどんな会社?紙袋・紙器・段ボールの包装の大手
ザ・パックは、お店でもらう紙袋やお弁当の紙容器、ネット通販で届く段ボールなど、私たちが日々目にしている「包装」を作って売っている会社です。1952年創業、本社は大阪。
事業の柱は3つに分かれています。中心は紙加工品で、紙袋・紙器(紙のパッケージ)・段ボール・印刷の4分野が並びます。次に化成品事業として食品向けの軟包装やポリ袋。最後に商品調達や納品まで一括で請け負う「PASシステム」というアウトソーシング事業があります。
イメージするなら「街中の買い物袋から、宅配の箱、コンビニの食品トレイまで、紙でできた包みを総合的に作る会社」。意識せず使っている包装の裏側には、ザ・パックの名前が隠れていることが多いのです。
ちょっとした補足: 海外にも展開しており、米国法人と中国の2拠点(上海・常熟)で生産・販売を行っています。包装は地味に見えて、グローバルな商売です。
ザ・パックの規模感|売上約1,031億円・従業員約1,223人の実感
ザ・パックの売上は約1,031億円。前の年と比べて1.6%増えており、ゆるやかに伸びています。営業利益は約72億円。営業利益から税金などを引いたあとの最終的なもうけは約60億円です。
従業員はグループ全体で約1,223人。これは家計でいうとちょうど中規模の市役所くらいの人員規模で、地方都市の一部署を丸ごと包装で動かしているような感覚に近いです。
売上1,031億円という数字は、日本の国家予算(約110兆円)からするとごく一部ですが、紙の包装という限定された分野で1,000億円を超えるのは存在感のある数字です。包装業界のなかでは中堅大手のポジションといえます。
ザ・パックの年収はいくら?平均約709万円の実感
ザ・パックの平均年収は約709万円。平均年齢は40.4歳です。
日本の上場企業の平均年収はおよそ620〜650万円とされているので、ザ・パックはこれを約100万円上回る水準。家計でいうと月の手取りで約45万円前後、ボーナス分を含めると年間で住宅ローンを抱えながらでも子どもの教育費と家族旅行に手が届く生活感です。
年代別・職種別の年収はザ・パックからは公表されていません。30歳・課長・部長といったポジションごとの細かい数字は会社が公表している情報では確認できないため、ここでは断定を避けます。新卒の初任給や中途採用の提示額についても、会社の公式発表によらない情報はあくまで参考程度に。
ザ・パックの働き方|平均勤続16.3年・女性管理職比率8.8%
ザ・パックの平均勤続年数は16.3年。これは日本の上場企業平均(約14年前後)を上回り、社員が長く働き続けている会社であることを示しています。
入社して定年に近づくまで働く人が多いということは、社内の人間関係や仕事の進め方が落ち着いており、急な離職に振り回されにくい職場という見方ができます。腰を据えて働きたい人にはプラス材料です。
一方、女性管理職比率は8.8%。日本の上場企業の平均が10%前後とされるなかで、ザ・パックは平均よりやや低い水準にあります。男性育休取得率は会社が公表している情報のなかでは確認できませんでした。
ご注意ください: 製造業を中心とする伝統的な業界では、女性の管理職登用が遅れがちです。ザ・パックも今まさにそのギャップを埋めていく途中、と読むのが自然です。
ザ・パックの働き方は「ホワイト」?それとも厳しい?
データから見えるザ・パックの働き方は、「派手ではないが、落ち着いていて長く働ける環境」というのが現時点での実態に近いです。
平均勤続年数16.3年は、入社した社員の多くが10年以上残っているということ。激務でどんどん辞める職場では、この数字は出ません。一方で残業時間や有給取得率は会社が公表している情報のなかでは詳しく確認できないため、断定はできません。
ザ・パックの主要取引先には食品メーカーや小売・通販などがあり、年末年始の大型商戦や旅行シーズンの繁忙期に売上が偏る特徴があります。10月以降の第4四半期に売上が集中するため、この時期の業務量は他の時期より厚くなる可能性があります。
ザ・パックの将来性と入社の判断材料
ここからはザ・パックの業績の伸び、これから力を入れる方向性、入社前に押さえたいリスクを順番に整理します。「ザ・パックの年収はわかったけれど、この会社って5年後・10年後どうなっているの?」という視点で読んでください。



